闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

シャドウトレーニングのすすめ

2020年04月20日 | 仲間たちへ
2020.4.20.MON.
皆さん、こんにちは。
今日は9回目の投稿です。

今日のテーマは「シャドウトレーニングのすすめ」
です。

基本稽古は体の姿勢等に制限(例えば立ち方の「三戦」)を加えてより習得するべき動作に集中したり、チェックポイント(例えば正拳突きの「引き手」)をもうけて必要な動作を習得できます。それに対し、「シャドウトレーニング」は、そこで身につけた技と、体力トレーニングで身につけた基礎体力を、空手の、特に実践的な戦いや試合に使えるものにしていく大変重要なトレーニングです。 
組手立ちから、相手を想定して突きと蹴りを出すのですが、ポイントは「速く、大きく、正確に、続けて、パランスよく、インパクトをイメージして。」です。
相手が受けれないくらい速い動きで、体全体を使って大きく、相手の急所めがけて正確に、いとまを与えず連続で、より良い動きのためにパランスに気をつけ、当てなくても(むしろ、当てないからこそ)当てるイメージを持って動きます。

初心者や小学生の中学年くらいまでは
1分(インターバル30秒)×5

中級者や小学生の高学年の上級者は
1分30秒(インターバル30秒)×5

中学生以上の上級者〜最上級者
2分(インターバル30秒)×5〜12

目的に応じて、手技や足技を多めにしたり、手技の中でも苦手な動きを多く出したり、大きい相手や前に出る力のある相手との戦いを想定したり、イメージを膨らませて行ってみてください。スペースが有れば前に出ながら行ったり、サイドステップを混ぜても良いでしょう。
決めた時間内は動き続けられるように頑張ってください。また、慣れたら動きの中に「受け」を混ぜて行います。間に受ける動作が入っても、攻撃の動きが滞らないようにするためです。
上級者は手や足に砂ウェイトをつけたり、アレイを持って行い、強度を上げます。その際、くれぐれも周囲に注意して、怪我のないように行ってください。

押忍。
吉岡智