2020.4.22.WED.
皆さん、こんにちは。
今日は11回目の投稿です。
今日のテーマは「基本稽古」です。
「基本に戻る。」と言う言葉がありますが、組手や型の試合にたくさん出場して、よい結果を求めて稽古を重ねていくと、基本稽古の中にそのヒントがある事に気が付きました。
例えば「正拳中段突き」。頭頂部と肩幅に開いた両足を結ぶラインの二等辺三角形でパランス感覚が身につきます。三戦立ちの内八は両股関節の内旋により、駆動する側の足のパワーと正拳で攻撃する方向を揃えるとともに、軸側の足が外に開いて力が分散するのを抑えます。胸の半身と引き手は、体幹部に於いては胸部と腰部のトルク(捻りのパワー)発生の動きが意識出来、肩甲骨の稼働により、バランスを取りつつ肩まわりから腕の最大限の稼働を可能にします。引き手から前腕部の内側を擦りながら突く動きは、パンチのスピードアップに欠かせないローテーターカフ(腕の内旋と外旋を司るインナーマッスル)の鍛錬の要素を含みつつ、部位に対し、垂直の攻撃を可能にしています。
※現時点での吉岡の知識と感覚で書いており、稽古が足らず至らない点も多々あるかと存じます。先輩の方々にはお詫びいたします。
あげれば枚挙に暇がありませんが、制限のある姿勢や動作の中に先人の知恵と技術が詰まっていると思います。まずは、正式な名称と順番、動作をしっかりと覚えましょう。動作が決まっているだけに、各関節の柔軟性の向上や、パワーアップの変化が感じる取りやすい利点もあります。
手技21種類
(右三戦立ちから)
正拳中段突き
正拳上段突き
裏拳顔面打ち
裏拳左右打ち
裏拳脾臓打ち
裏拳回し打ち
正拳顎打ち
(騎馬立ちから)
正拳下突き
上段肘打ち
肘上げ打ち
肘下ろし打ち
(左三戦立ちから)
上段受け
外受け
内受け
下段払い
内受け下段払い
(右三戦立ちから)
手刀顔面打ち
手刀鎖骨打ち下ろし
手刀鎖骨打ち込み
手刀内打ち
手刀脾臓打ち
足技12種類
(前屈立ちから)
(横帯を持って)
前蹴上げ
(並行もしくは外八立ちから)
内回し
外回し
膝蹴り
金的蹴り
前蹴り
(前帯を持って)
横蹴上げ
関節蹴り
横蹴り
かかと後ろ蹴り
後ろ蹴り
回し蹴り
押忍。
吉岡智