闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

大学受験の事 その2

2020年04月27日 | 仲間たちへ
2020.4.27.MON.
みなさん、こんにちは。
今日は16回目の投稿です。

「大学受験の事 その2」

数学は「確率」や「三角関数」などがありましたが、高校生の時は良くわからずに苦手でした。ところが勉強を進めるうちに、「問題に対する解答は一つ、その道筋はほぼ決まっている。基本的な道筋の辿り方がわかると、他の問題も解ける。」と気づきます。そこで、「問題を読んだ後、解答一覧からその問題の解答を紙に書き出し、その答えに辿り着く道筋を考えていく。」という方法を取りました。理系の優秀な方から見ればお恥ずかしい話ですが、「現状」から「目標」に至る道筋を論理的に考える事が少しは出来る様になるきっかけになったと思っています。
 日体大の合格発表は「電報」でした。合格なら「ゴウカク」、不合格なら「フゴウカク」と恐ろしい程シンプルでした。郵便屋さんが配達してくれた電報を目の前に置き、正座してしばし深呼吸。
現在、福島支部の支部長をなさっている三瓶啓二師範が書いてくださった色紙が道場に飾ってあります。「百事随意(全ての事は思い通りになる。)」
全日本の三連覇や、世界大会でご活躍された三瓶師範ならではの言葉であると思いますが、言葉の裏に「成らぬは人の成さぬなりけり。(出来ないのは本当にやろうとしていないからだ。)」かあると思います。
「ゴウカク」の文字は何より自分が強い気持ちを持って成し遂げる事ができた一つの証明として、大きな喜びとともに手にする事ができました。
 大学に入学して、大学生活と空手の稽古に邁進する私に、その後の人生観を大きく変える予想外の出来事が訪れます。
続きます。

押忍。
吉岡智