トラッキング調整を終えて、いよいよ木製キャビネットへの収納という
段階まできた。
ツマミ類は3個ついていたうち2個は割れていて、使えるものは1個
だけという状態だった。
本来なら、同じデザインのもので統一したいところだが、同じような
デザインのものは在庫が無いので、汎用のツマミで統一しようかとも
思ったが、時代的に合わないデザインなので、手持ちのもので最も
レトロ感のあるものを付けてみた。
デザインに統一感は全くないが、オーナーさんはこのほうが故障の
都度修理を重ねてきた感じがあって良いといってくれた。
2m程度のワイヤーアンテナで充分に受信できているので、あえて
IFTの調整などは行っていない。
この手の古い機器は、特段不具合もない部分を下手に弄るよりは、
触らぬ神に祟りなしの精神を貫いた方が賢明だろうという考えだ。
コンデンサーは全滅に近い状態でありながら動作しているという状態
なので、いつまた不動となるか解らないが、とりあえず70年以上
経っていると思われるラジオをゴミから救うことができた。
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