暇つぶしエンジニアリング (旧:休日限定エンジニアリング)

アマチュア無線とエンジン付オモチャいじりの日記です。

オーディオタイマー ゴミからの復活

2023-09-19 23:05:44 | 無線小屋

おそらく70年代の終わりから80年代の初頭あたりに販売されて

いたものだと思われる、パイオニアのオーディオタイマーが作動不

良のゴミ状態となっていた。

これは職場に持ち込んでラジオのオンオフに使用していたものだ。

時計は動いているが、タイマー機能が働かなくなっていた。

今時のAV機器は時計も内臓なので、当然ながらタイマー機能も

持っているので、このような外付けタイマーは不要だが、当時は

まだ、予約録音なんてことはできない時代だったので、FM等の

エアチェックには必需品だった。

これを職場にて、朝9時にラジオがオンになり、夕方18時に

オフになるように設定して使用していたものだ。

 

不具合の症状は、設定時間になってもオンにならないというもの。

中を開けて見ると、とてもサッパリとしたつくりだ。昔の機械

という感じだ。

とりあえず、ケミコンをすべて外して、容量チェックをして

みたが、著しく容量が抜けているものはなかった。

次にトランジスタも外してチェックしてみた。

使われている半導体はトランジスタが4個とロジックのIC

が1個しかない。

使用されているトランジスタは2SC945とこれのコンプリ

メンタリの2SA733なので、まさに当時の定番品だ。

 

4個すべてを外してチェックしたが、テスターでのチェックでは

特に問題はなさそうだった。

ロジックICはチェックのしようがないので、そのままとした。

 

外した部品を戻し、基板を剥ぐったついでにハンダの焼き直しを

行っておいた。

元どおりに組み上げてタイマーをセットしてみると、

なんと正常に動作するではないか。

原因ははっきりとは解らないが、作業した内容から推測するには

基板のどこかでハンダ割れがあったのだろう。

取り敢えずはゴミから復活させることができた。


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