ケミコン全交換の作業を始めたC150でが、やはり表面実装タイプの
ケミコンはハンダごてを入れる隙間が少なくて、周囲の部品を溶か
さないように注意を払いながらの作業なので、時間がかかるとても
疲れます。
このケミコンはハンダを溶かして剥がすより、そのまま捻じって外す
方が簡単に外れるという話もある。簡単にいうと壊して外すという
ことなのだが、うまくいけば、足だけが残るので、それをハンダを
溶かして外すということになり、確かに作業はしやすくなる。
しかし、失敗すると基板のランドが剥がれてしまい大変なことにな
るのだ。
そして、その大変なことになってしまった。
こうなってしまうと、ジャンパー線で繋ぐしかなくなるのだが
まずはどこに繋がっていたのかを探す必要がある。
パターンも細くてなんだか良く解らい状態だ。幸い回路図が
あったので、パーツの足どおしを直接ジャンパー線で繋ぐこと
にした。
ケミコンを外した後はその周辺をアルコールで洗浄し、液漏れの
影響がないようにしながら交換作業が進み、後半になってくると
新しいケミコンのハンダ付けもかなり慣れてきて時間もかからな
くなってきた。
取り付けたケミコンの極性をチェックしながら基板とケースを組
み上げて、いざ動作チェック。
電源を入れてスケルチを開くと、ちゃんとノイズが入ります。
送・受の切換も正常に動作している。
パワーチェックでは1.5Wを示しているが、単三のアルカリ電池
なのでこんなもんでしょう。
取説によれば、ニッカドの7.2Vでは2Wとなっているので、少々
少な目ではあるが、パワー計の精度も確認していないので、まあ
良しとすることにした。
不具合の原因はケミコンから漏れた電解液でパターンがショート
したことと、容量抜けしたケミコンがあったことだろう。
不良になっていたケミコンがいくつあったのかは確認していない
が、全数交換したのでしばらくは元気に動いてくれるだろう。
これでC150はゴミから完全に復活となりました。
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