- 古くからウチにある真空管ラジオ、サンヨー
のSF-26という5球スーパー。
製造されたのは1962年らしい。
数年前には鳴っていたので、もう一度電源を
入れてみたが、サーッと言うノイズとそこに
かすかなハム音が聴こえるだけだった。
不動品になってしまったのか?
真空管のものはあまり触ったことがないので
復活させられるか、それともゴミになるのか
自信はないけど、まずは裏のパネルを剝ぐっ
てみた。
さらに、ユニットをケースから外してみたの
だが・・・
基盤を使った配線ではなく、真空管のソケッ
トと部品を直接繋いでいるという感じの配線
だ。
汚れが酷いこともあるが、下手に触ると部品
の足が折れたりしそうなので、できるなら触
りたくない。
回路図はないし、球を抜いてみても品番が表
示されていない。
完全に手探り状態だ。
まず電源は入る、ボリュームも効いているよ
うだ。
バンドスイッチを切り替えると、物凄いノイ
ズなので、ここの接触不良は間違いないだろ
う。
バンドスイッチを裏側を見るも、やはり変に
触りたくない状態だ。
本来ならスイッチを外して分解し、接点を洗
浄するところだけど、関係ないところが折れ
たりしそうなので、隙間から禁断の接点復活
剤を吹いてみる。
すると、ガリはかなり無くなり、ダイヤルを
回すと何やら受信しているみたいだ。
アンテナを繋いでみると、しっかりと受信で
きているではないか。
バンドスイッチの接触不良が原因だったみた
いだ。
1440KHzを受信しているが、ダイヤル表示も
ほとんど狂っていない。
SWに切り替えてみると、KBSの日本語放送が
受信でき、7MHz近辺ではCWも受信できた。
BFOはないので、ただボツボツ言ってるだけ
だが、感度も著しく低下してるようでもない。
受信音は低音が効いていない感じだけど、ま
あこんなもんだろう。
50年以上前に作られたラジオだけど、今でも
ちゃんと使えるのだ。
スカイセンサー5900と並んで記念撮影
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