連日の猛暑の中でも、新しい命が生まれ
草花はじっと耐えながらも、新芽を少しずつ膨らませてきています。
小さな庭では、先日のキアゲハの羽化に次いで、今度はツマグロの羽化が始まっています。
キアゲハと違って、背中の体毛のようなものは、どちらかと言うとボサッとしていて
羽の形からして、少しこじんまりとした感じがします。
今年の庭は幼虫が多くて、こうして羽化を見られるのは楽しみでもあるのですが
一方で食害もさることながら、蜂が多くて困っています。
特に8月に入ってからは、スズメバチが頻繁に来るので
庭仕事が捗りません。
昨日から天気が不安定で、朝は良い天気でも、洗濯物を干したまま出掛けられるか
大変悩ましいところです。
今現在、外は晴れていますが、遠く北の空には入道雲、西側には灰色の雲が近づいています。
予報通り、今日も急な雨が降りそうです...。
実は、私の小さな庭に、何匹かの蝶の蛹があって
羽化を今か今かと待ちわびていました。
出来たのを発見したのが7月の20日頃だったので
本にある通り大体10日から12日前後、そうすると昨日今日あたりなのですが
雨が降ったりで、もう少し遅くなるかなと。
そして、雨上がりの今朝、もしかしてと期待を胸にその場所を見ると
!
蛹が出来ていた場所が地面すれすれだったのと、アシダカグモがいる場所なので
食べられては大変と、すぐに手に乗せて
お兄ちゃんのバラの上で休ませました。
ホッとするのもつかの間、今度は全く予想外のところ(駐車場脇のレモンミントの上で)パタパタと動くものを見つけ
なんと2匹が無事に羽化しました。
この写真を撮り終えて間もなく、最初の1匹は高く舞飛び、お向かいの屋根を超えて旅立ちました。
もう1匹のほうは、それから1時間近く、羽を広げたり畳んだりして、一向に飛び立つ気配がなく
用事があったので、仕方なく出掛けました。
2時間後。
用事を済ませ家に戻ると、何とまだ蝶がいるので、もしかしたらどこか不具合があるのかと心配しましたが
私たちを見てなのか、ふわっと飛んで、その場を1度回ってから、遠くへ飛んでいきました。
「もしかしたら、ありがとうを言いたかったのかな。」
弟君が、遠くに舞う蝶を見送りながらポツリとひとこと。
虫に心があるかは分かりませんが、そうだったら良いかもねと思いたい出来事でした。
大事なパセリ畑を全滅させた幼虫たちでしたが、無事に羽化できたのは嬉しく思います。
それにしても、羽化したての背中に生えてる、まるで羽のような毛。
乾いてフワフワとなびいていく様子を観察できて、すっかり私の自然観察日記になってしまいました。
もう一か所蛹があるのですが、それも近日中になるでしょう。
今度は弟君と一緒に見られるといいのですが...。
8月に入りました。
いよいよ、本格的な夏の始まりです。
私の小さな庭も、すっかり夏仕様といいますか、緑の世界が広がっています。
バラたちも、殆どは休眠状態なのですが
この暑さの中でも、ちょこちょこ咲き始めている鉢もあって
庭仕事の中で様子を見るのが、唯一の楽しみでもあります。
今春、あまり良い状態ではなかった「お兄ちゃんのバラ」。
置き場所を替え、茶々丸肥料をふんだんに与えて養生させたら
勢いを取り戻したようです。
シュートが出始め、今では、沢山の蕾が上がっています。
本当なら、ここでグッと我慢の摘蕾をしたほうが良いのでしょうが、
春に見られなかった花を愛でたくて、そのままにしています。
花色は、春の色合いに近いような気がします。
ちなみに、秋は、もう少し茶色味のある、ブラウンピンク(説明書には、ココアピンクとあります)になります。
こちらも勢いのある「ルーレット」です。
夏剪定をしたのに、この状態です。
でも、やはり春よりは蕾が小さいので、本来は咲かさない方が良かったのかもしれませんね。
ピエールも、ちょちょこと咲いています。
ご覧のように、この僅かな花でも、蜜を求める虫たちには貴重らしく
ハナアブや蝶など、忙しなくやってきます。
となると、もちろんそこには、それを捕まえる虫もやってくる訳で...
小さな庭の更に小さな世界は大騒ぎです。
*虫(芋虫)が苦手な方は、ご注意ください↓
ツマグロヒョウモンの幼虫の画像です。
*****
庭には沢山のスミレが群生しているので、この5センチくらいのが沢山います。
いつもなら、スミレをすこし毟ったり整理するのですが
今年はその必要がありません。
物凄い勢いで食べ尽されています。
花のない時期の庭仕事は、草むしりが主な仕事になりますが
ふと、先のほうに動くものを発見し、それが益虫ならば嬉しくて
害虫ならば、すかさず補殺と、単調な作業の中に、実はドラマがある仕事です。
今日も、つい先日むしったばかりなのに、梅雨が明けていないせいか、すぐに伸びる、生えること!
ヤレヤレと無心に作業を進めると、案の定、ニョキっと動くものを発見。
しかし、手がすぐ止まったのはそれが動いたからではなく、目を引く真っ赤な姿に、四方八方に伸びた棘を見たからです。
まさかの毒蛾の幼虫かと冷や汗。
草むしりをしているのに、この時期は暑いのもあって
手足の露出が多く、刺される危険大。
念のため、スキンガードなどの防虫スプレーと蚊取り線香はしているのですが
恐る恐る、持っていた鎌で潰し、急いで長靴に履き替えました。
その赤い幼虫がいた所は、パンダスミレを植えて群生している場所です。
そして、かき分けて探すでもなく、うじゃうじゃと葉っぱの至る所にいるではありませんか。
何かの拍子に子供が刺されたら大変と、殺虫剤を撒いて一安心。
それにしても、今まで見たことがなかっただけに、一体、何の幼虫なのかと心残りでした。
再び作業を始め、今度はキアゲハの幼虫たちの楽園になっていたパセリ畑に。
すっかり食べ尽されて、枝しか残っていない有様ですが、
生長が楽しみなので文句なし。
先ほどの幼虫に比べたら、なんとも扱いの差が酷いものです。
キアゲハの幼虫たちは、すっかり最終幼齢になり、動きも緩慢になってきていたので
そろそろ蛹になる頃だったのですが、10匹近くいたものが1匹もいない...。
まさかアシナガの襲来かと 思ったその時、近くのバラの支柱に、じっとしている1匹を発見。
どうやら、蛹になる場所へ移動したようです。
ほかのも、ブロック塀や、竜の髭の葉の中にと、パセリ畑からは随分と離れた場所で見つけました。
午前中には、まだ芋虫の体でしたが、夕方には、もう蛹になっていました。
それにしても、あんな小さな体で、随分と移動をするものですね。
クロアゲハの幼虫は、みなどこかへ行ってしまったので
キアゲハは、羽化するところが見られそうで、朝の楽しみになります。
この他には、草むらの定番のバッタや、ピョンピョン跳ねる小さな蜘蛛に
雨宿りをしていたハナムグリ、掘り起こせばコガネ虫の幼虫と
頭上には幼虫たちを探すアシナガ蜂が飛び回り、至る所、虫だらけです。
おまけ
①ただ今、虫かごには1匹の小カブトムシがいます。
なんと、家の近くを歩いていたのを発見したのです。
これには、虫が苦手な弟君も大喜びです。
②スミレの葉についていた幼虫が気になって調べたとこと、
ツマグロヒョウモンの幼虫だと判明!
その刺々しい風貌から、絶対毒虫だと思ってました。
ごめんね、ツマグロ。
そういえば先月末頃に、珍しい蝶がいるなと気が付いていたのです。
あれは、ちょうど産卵していたのですね。
春先頃に植えた、ジャガイモの葉が黄色く変色してきたので
そろそろ収穫時かと 思いながら1週間。
つい、忙しさにかまけ放置していましたら、夕飯の買い物をしそびれた今日、
冷凍庫には挽肉、野菜室にはタマネギを発見!
となると...
ジャガイモを収穫して、今夜はキーマカレーに決定!
食べられそうな大きさのは15個ほどで意外に少なく、ピンポン玉より一回り小さいサイズのがいっぱいでした。
小さいのは選別して、また種イモにしようと思います。
さて、味のほうはといいますと、男爵とメークインの中間、どちらかと言えばしっとりした感のほうが
勝る味で、見た目はまだ青いのですが、十分美味しく頂けました。
私の小さな庭は、殆どがバラがメインですが
片隅に耕した、僅かながらに収穫できる野菜も楽しみのひとつです。
本当は、もう少し広くて日照があれば、挑戦したいものもあるのですが
(弟君からお願いされているメロンとか...)
そこは無い物ねだりで、今ある条件の中で、ちょっとずつ挑戦しようと思います。
ジャガイモを掘り起こした時、土には沢山のミミズが出てきたので、茶々丸肥料の効果でしょう。
土もフカフカしていて、あまり間を開けずに、種イモを植えられそうです。
茶々丸には、ジャガイモは上げられませんが、代りに大好物のドライパインがご褒美です。
秋バラの準備もありますし、ますます茶々丸には元気でいてもらわないといけません。
今日の挨拶は、皆さん「暑いですね」の一言でした。
まさに焼けるような日差しで、日焼け止めを念入りに塗って、アームカーバーで装備をしていたのに
ほんのりと日焼けしたのが分かります。
...今日が暑さのピークらしいですが、一体この夏はどうなるやら。
そんな暑い中でも、着々と大きくなっていくのが
クロアゲハの最終幼齢虫。
運よく、アシナガ蜂や、今週から見られるスズメバチにも、今のところ見つからずに
ここまで育ちました。
そして、これだけかと思いきや
同じくらいの大きさのが、もう一匹...。
また、後ろにも3幼齢のがいるのが見えるでしょうか。
今年は、目を凝らして探さなくても、すぐに見つけることができます。
確認したら、3幼齢は5匹ほどいました。
いくらレモンの葉が豊富とはいえ、このまま卵を産みつけられていると、さすがに心配です。
殆どのバラが咲き終えた中、唯一、弟君のバラだけが、引っ切り無しに蕾を上げています。
もうピンチをしようかと思うのですが、ついつい...まあ、お姉ちゃんのお客様が来てから
剪定しようと思います。
今日は、7月7日、七夕ですね。
ここ何年かでは珍しく、夜は星が見られそうですね。
我が家の玄関先の星。
「ブラジル」という、つる性植物です。
そして
沢山のハートをサツマイモ畑から。
気温が30度を超える中、せっせと庭仕事に励んだのは
我が家にお客様が来るからです!!!
久々のお客様は、息子の友達ではなく、娘のお友達です。
高校に入って、初めてのお友達がやって来るのです。
そうとなったら庭を整えないと、と、草むしりにバラの剪定などなど...
極めつけは、隣家との間の通路を整理。
午後から日陰になる場所なので、少し明るさが欲しかったので
明るめの小石を敷いて、かつ、自転車を出し入れするので、コンクリート板で舗装してと
炎天下の中、長袖長ズボン長靴で、ご近所のお婆ちゃんもが心配そうに見えたのか、声をかけてくれました。
こまめに水分補給をとったので、熱中症にはなりませんでしたが、ほんの少し体が熱を持っているのは感じました。
やっぱりこの暑さの中は、要注意ですね。
でも、何とか通路は明るくさっぱりして、見栄えが良くなりました。
頑張った私を見て、娘からの一言
「片付けって、先ずは部屋からじゃないの?」
確かに...図星なだけに言い返せませんでした
それは、今週中に誰もいない時間に始めます
今回、通路用に10キロ入りの小石を取り敢えず2袋購入しましたが
案の定、足りませんでした。
また明日にでも、仕事帰りに買ってきて、間に合わせないといけません。
もちろん、部屋の掃除もね。
この時期、小さな庭にも色々な生き物がやって来ます。
多いのはバラを狙った害虫(コガネ、チュウレンジ、ヨトウの3大トリオ)ですが、そうなると、それらを狙う
ハンターたちも多くやって来ます。
アシナガ蜂(別名:隊長)はもとより、アシダカグモ(こちらは軍曹)、極めつけはスズメ小隊などなど。
おかげで、大きな被害が出る前に防げて助かっています。
と言いたいところですが、そこは生態ピラミッドの力が働いているのでしょうか
駆逐とまでにはいきません。
なので、バラの蕾に小さな穴を発見した時、新芽が食いちぎられてシュートの生長が止まったであろう時
やり切れなさを感じずにはいられません。
そんな中、夕方に新たな刺客を発見!
ヤモリです。
ご近所さんの壁には張り付いているのは目撃していましたが
なかなか我が家の壁には来ず、半ば諦めていたのですが
念願の登場です。
夜中のパトロール、よろしく頼みます。
そんな訳で、本当は思いっきり薬を撒きたい衝動もありますが
ぐっと我慢の心境で、低農薬栽培に移行しつつあります。
大雨の被害が続いています。
被害に遭われた地域の方に、これ以上悲しみが続きませんよう祈るばかりです。
小さな庭のバラたち(2番花)は、せっかく咲いても、すぐに雨の重さで項垂れてしまうので
本当は道行く人の目にも楽しんでもらいたいのですが
こまめに切って、部屋に飾っています。
お姉ちゃんのバラ「ローズヨコハマ」です。
このバラは3度目の正直で、今回の苗は丈夫そうなのでホッとしています。
芳香のバラで、爽やかなフルーツ香の中に、ほんの少しスパイシーな香りも感じられます。
ボリューム感も素晴らしく、この一輪だけでも存在感は半端ありません!
蕾が上がってから開花までが、他のバラと比べて少し時間がかかるような気がします。
今のところ、黒点病、うどん粉病などは見られません。
今春、お迎えした「ダブルデライト」です。
こちらも、次々に蕾が上がっています。
開花が進むにつれ、花びらのふちがどんどん赤くなっていくのは不思議です。
香りも良く申し分ないのですが、うどん粉病には弱いようで、所々、葉が白くなっています。
治療薬もありますが、一番効果があるのは、やはり日光なんでしょうね。
ピエールも、1番花に比べれば小さめですが、蕾が次々に上がって、今年は花を長く楽しめています。
ただ、気を付けないと開花間もない花はコガネに狙われるので、のんびり眺めてはいられません。
追記
今日、6月27日は、我が家のミニウサギ茶々丸(オス)の2歳の誕生日です。
お祝いに大好物のパイナップルや、イチゴのゼリーをもらって
物凄い勢いで食べていました。(滅多に上げないので)
来た当初に比べれば、だいぶ落ち着いてきましたが
とくに元気な個体なようで、きっと野生ならウサギの王になれるだろうと思います。
梅雨の晴れ間は、勢いを増す雑草(と言う名の植物はないのだけれど)を取ったり
病害虫の予防にと、大忙しなんですが
今日の私は、今回の投稿の下の記事↓にある通りですが
ちゃんと早朝に、バラ・マイダスタッチのケアと、アナベルの色づきだけは
確認しました。
こちらは二番花が満開です。
咲き始めは、とても濃い山吹色ですが、咲き進むうちにレモンイエローへと退色していきます。
微香という本もありますが、中香程度はあるように思います。
風向きによっては、裏のお宅にも届くようで、開花を楽しみにして下さっているそうです。
完全に咲き開く前の、この姿が一番好き。
アナベルは、日々巨大化しています。
純白!
爽やかなグリーン色も、心を洗います。
弟君のバラも、どんどん咲いています。
朝、バラの香りをかいでから、私の一日が始まります。
可愛らしい蕾を見つけるたびに、心が弾みます。
余談
ジャガイモの花。
今年は、ジャガイモの生長が著しい!
茶々丸肥料のおかげで、土の状態が良かったのでしょう。
今年はジャガイモが高いので、この調子なら大収穫間違いなし!
秋には、お芋料理が増えますよ~。