Cache-Cache ~かわいいかくれんぼ~

日々の生活の中で“見つけた”なにげない事柄を、
子供たちの育児日記と一緒に・・・

線路は続く

2011年04月27日 | 子育て日記

GW前の静かなひととき。
これからやってくる嵐を前に、今は英気を養っております。
今年は間に平日を挟みますが、私には貴重な息継ぎ日です。
同じ市内では、今月に行った土曜参観の振り替え休日にしたところもあるとか。
10連休・・・近場で済ますにしても、持て余す事間違いなしです!

電車命の長男(6才)の部屋遊びのお楽しみは、プラレールです。
初めて買ってあげてから、5年の付き合いでしょうか。
今でも部屋いっぱいに線路を敷き詰め、楽しんでいます。

          

懐かしの東海道線も我が家では現役。
でも、何故か江ノ電駅に停まるという不思議な光景が楽しめます。
(江ノ電駅はチョッペー限定品)

          

何故かN700系も停まります。

お兄ちゃんに感化された弟君も、純粋培養で電車男に育っております。
しかし、如何せん2歳児。
兄の力作を壊してしまうこと、電車を奪い合うことも多々・・・。
仲良く遊ぶには、もう少し時間が掛かりそうです。

お兄ちゃんは、レゴにしてもプラレールにしても、いつも思いついたものを
形にするのがとても上手です。
設計図が頭の中に出来上がっているのでしょう。
あまり迷うことなく、また、作っている途中でまた新しいデザインが浮かぶようで
毎回、違う物をみせてくれます。

この日は、私の怒りを買うのを恐れて、モノレールはなし。
ここに立体が加わると近未来的といいますか、子供の創造力には脱帽です。


11

2011年04月26日 | 子育て日記

今週末にはGW。
いよいよ・・・というか、もうそんな頃?って思っちゃいます。

我が家のGWは、どこかにお出掛けではなく、お姉ちゃんの誕生日祝いをします。
今年で11歳。
あどけない少女の顔だけではなく、気難しい表情やキツイひと言を放つような
そんなお年頃です。

母親の私に似ていると周りの方には言われますが、
私似ではない、凄いなと思うところがあります。

それは、親の贔屓目ですが、
自分がしたい事があっても、周囲に気を配りそれを飲み込んで我慢し、
相手のことを優先させることが多々ある、からです。

我慢することが大人らしい、すばらしいことである・・・とは全てそうは思いません。
むしろ、そのぐらいの子供がそのような気の遣いかたをするのは、そう強いてしまった
私に問題があるんだろうと思います。
しかし、お姉ちゃんはそれすらも受け止める、そんな子なのです。

ああ、私には、そこまでの器量は持ちあわせていません。
私は私、着いてこれないものは置いて行く、蹴落とす方ですので、
だからお姉ちゃんのほうが、ずっと私より大人だと思うのです。

そんなお姉ちゃんも、お年頃の一面はちゃんとあって、某アイドルグループが
大好きなようです。
歌番組はもちろん、司会の番組は欠かさず観て・・・
でも、観れるの木曜の19時だけ。(我が家の就寝時間は20:30)
我が家には録画が出来る物がないので、いつも泣く泣く諦めるという
本人は、きっと不条理(友達はタイムリーで観ているから)、酷いと思っていることでしょう。
でも、そこは私も融通はしません。
観たければ再放送(土日の午後とか)まで待つよう言っています。

昨年のサンタさんのプレゼント事件もあり、
さすがに可哀相に思っただんな様の意見もあって、
今年の誕生日プレゼントは、その某アイドルグループの
PVのDVDを購入しました。(デビュー10週年の記念作らしい)
いや、私の本音は今でも、DVDなんて上げたくはないのです。

(所詮は割れ物ですし、弟達とテレビを巡って言い争いになるのは日常茶飯事)

今年のプレゼントは当日まで秘密です。
本人はきっと、(家を建てるから、プレゼントはないだろう)と思っていることでしょう。
いつもなら、さり気なく聞いてくることも、おねだりもまだ聞きません。
もしかしたら・・・?
いえいえ、あれだけ駄目と言っていた私が買うのを、想像していないはずです。
そう思いましょう。

昨年はリクエストされた巨大プリンがバースデイ・ケーキ代わり。
今年は・・・
今だリクエストの声が掛からないので、もう良いのでしょう。
何にも無いのは寂しいので、ご近所の美味しいケーキ屋さんか
駅ビルの有名店のか、ちょっと奮発して驚かせようと思います。

お父さんに、可愛い可愛いと言われ育ってきたお姉ちゃん。
そんなお姉ちゃんも、この頃はお父さんのオヤジ臭さが気になるようです。
そういう面でも成長が伺えるのは、面白いものです。


オプション

2011年04月23日 | 家作り

桜の花が散ったと同時に、藤の花が咲き始めています。
例年なら、ゴールデンウィーク間近の頃は、つつじが見頃を向かえているのですが
やはり今年の春は寒いのでしょう。
まだ、蕾は固そうな様子です。

家作り。
ここまで決まっている内容を少し・・・。

地鎮祭の日取りが決まり、いよいよ家作りが始まるんだと、
家作りの気持ちが上がってきました。
当初の予定からは2週間ほど遅れていますが、まだ許容範囲内。
でも、この調子だと上棟が梅雨入りの頃になりそうなので、
そうなると空模様ともにらめっこになりそうです。

先月、仕様品(キッチンや浴室などの設備品)の指定メーカーのショールームに
行ってきました。
その日一日で、全ての設備を決めるのですが、まあ、それはそれは大変な作業で・・・
じっくり検討するにしても、やはり子供連れだと、そう悩んでもいられず。
でも、予めカタログやHPである程度は当たりはつけていましたから、
実物に照らし合わせて、決定していきました。

ところが後日、送られてきた見積もりを見て愕然。
基本仕様のみで選んだと思ったら、何箇所かにオプションがついていました。
しかし、そのときにそれがオプションだという説明は・・・無し。

なんか物凄く不信感が。

もちろん、これはあくまでも見積もりの段階なので
実際に発注した訳ではありません。
それにしても、色を標準の黒からシルバーに変わるだけで、+5千円ってどうなんでしょう。
浴槽の蓋を引っ掛けるのも+4千円・・・
子供が体重をかけたら“ポキッ”って折れそうなのが、です。

家作りは、色んな事をよく学んで取り掛からないととは思いつつ、
色々と用意されている“仕組み”には、なかなか見抜けないことが多々あると思います。
家作りは100万単位のお金の動きの中、数千~数万の単位は小さく思えがちですが、
やはり日常のお金の動きで見れば、大きな金額になると思います。
それだけに、よく目を凝らして、冷静に考えないといけませんね。


お待ちかね

2011年04月19日 | 子育て日記

今週から、新一年生のお兄ちゃんの給食が始まりました。
学習指導要領の改正で、今年度から開始が早くなったのです。
(例年だと連休前かその後あたり)
そして、早速5時限目まであるという、ちょっと大丈夫かな?と思う予定表です。

しかし、当の本人はそんなことより、給食が楽しみな様子です。
先日は、給食試食会が催され、その美味しさに全品完食。
なんと、苦手な野菜も残さず綺麗に平らげました。
学校は、市内でも唯一の自校式なので、温かな食事を提供してくれるのです。
そして、その時々に調理員さんが野菜を型抜きしてくれたり、
自校式ならではのお楽しみがあるようです。

今日のメニューでメインはグラタン。
私も一度食べたことがありますが、お店で食べるものより美味しかった記憶があります。
給食では、ルーやホワイトソースなども手作りだそうです。
大きなお鍋で、沢山の量を作るのも美味しさの秘訣でしょう。
お兄ちゃん、給食のグラタンを食べたら、私のが物足りなくなるかも・・・。

ただ、先の震災による影響は食材の調達にも及んでいるそうです。
計画停電時はもとより、やはり葉物野菜は入手困難なのと、安全性を配慮するとのことで
暫くはないそうです。
牛乳も、地産地消で県内のをということですが、場合によっては提供できない可能性も。
子供たちにとって楽しみの給食が食べれないのは、本当に残念なことなだけに
事態の沈静化と、関係各所の復旧を願うばかりです。

そんななかで、私にはちょっとした楽しみがありました。
節電・節水のために、ランチマットを持たせることになり、お姉ちゃんのも合わせて
せっせとミシンに向っていました。
在庫布の山から、2人の好きそうなのを探したり、刺繍を施したり。
端切れの有効活用にもなって、なんだか気分もスッキリ。
幼稚園のときより張り切っているかもしれません。

苦手な野菜も美味しく食べれて、食の細いお兄ちゃんが少しでも食べれるようになれば
本当に嬉しいことです。
子供たちのためにと、日々美味しい給食を作ってくれる調理員さんに感謝です。
最近の選挙公約に、給食の民営化を謳う人が多いのですが、私は反対。
公務員と言ってもその待遇は低く、殆どがパートの方ばかりだとか。
身分保障は、公共福祉の観念からは絶対に守らなければならないことです。
予算が、費用がというけど、必要なことにお金(税金)を使ってこそなんですけどね。

一年生は残す子が多いので、予め少なめによそわれるそうです。
お替りあるかな・・・
お兄ちゃんがいっぱい食べてくるのは良いけど、ガッツかなければいいなと
躾が足りないのが露呈しそうで恥ずかしいです。


これから

2011年04月15日 | 家作り

先の大震災のことを思い、書くのをためらっていたことですが、
ひと月が経ちましたことと、私達(特にだんな様)にとって大事な日がありましたので
一先ず書き記しておこうと思います。

地震が起こるひと月以上前に、念願の土地の購入をしました。
そして、必要な手続などをひとつずつ済ませていたところに、地震・震災が発生しました。
それからは、色々な不安を抱えながら、果たして無事に家が建つのだろうか、
ローンの支払いに影響はないだろうか・・・など、
期限内に決めなければならないことも沢山あって、正直、気が納まらないこともあります。
一応、工務店の方からは、できるところまでは進めるということで、
今のところ、予定通りで行ってくれることになっています。

そして、先日無事に土地の名義が移りました。
ここにたどり着くまで、土地探し・家探しを始めて約3年。
これまでの間に紹介された物件や見に行った物件は、一体どのくらいになったでしょうか。
新築物件に優良中古、更地・・・
妥協しても良いんじゃないと思う物件は沢山ありましたが、
やはり主であるだんな様の意向を大事にし、何度も涙を流しました。

しかし、その甲斐あってか、シンプルながらも私達・・・いえ、だんな様の希望どおりの
家が建ちそうです。

建築への影響は、やはり材料・建材の不足による遅れです。
もちろん、被災地への優先はもっともですが、工期が遅れればその分
ローンの支払いが長引く(今の住まいの家賃と土地の支払いが既に始まっている)ので、
同じように、住宅を建築されている人にとっては、決して悠長に見ていられる問題では
ありません。
私達にとっても、今後の経済の動きによって給料に響いてきますので、
間接とはいえ、少なからず問題になるのではないでしょうか。

今、唯一の楽しみは、子供たちそれぞれの部屋のアレンジを考えていること。
お年頃のお姉ちゃんは、花柄ロマンティック系を希望。
お兄ちゃんは、寝台車のような・・・相変わらず浮かぶのは“電車”。
まだ個室を与えるには早い弟君は、暫くはお兄ちゃんの部屋と続きにし
遊び場にする予定です。

子供たち、特にお姉ちゃんは念願の個室がもらえるので、それはそれは
嬉しいようです。
しかし、お友達や周りには、引越しの日まで内緒にしておくそうです。

『地震のこともあるし、自慢しているように思われたら嫌だから。』だそうです。

本当は話したいのだろうけど、謙虚といいますか、分別がついているんだと
私もその姿勢を見習わないといけません。
もちろん私も、今時のご時勢、地震のこともそうですが、やはりこういう事は
あまり表立って周りに話すのは良くないので、今のところ、必要なところにだけ
伝えています。(学校とか子供会とか・・・でも、そこから漏れるのですが)

先ずは地鎮を控え、ここまで頑張ってくれた、また決断してくれただんな様に
感謝を申し上げたいと思います。
そして、これから無事に工事が進むよう、できることを頑張っていこうと思います。


咲きました

2011年04月11日 | 子育て日記

つい先日まで、3分5分咲だった桜が、いつの間にか満開を迎えていました。
先の週末、お花見に行きたかったけど、子供たちの体調を考慮して
見送りました。

しかし、日本人のDNAがこの桜を見て、じっとしていられるわけが無い!
まだ給食の始まらないお兄ちゃんと弟君を連れ、
母子3人だけのお花見をしてきました。

桜の木の下、すでに何組か先客がおられましたが、運良く
大きな枝振りの下に座わることができ、お弁当を頬張りました。
そう言えば・・・
外で食べるなんて久し振りです。
原発事故以来、外遊びをやめ、外で飲食することも危険だろうという中でしたから。

でも、やっぱり外で食べることの楽しさ、美味しさは格段。
満開の桜の下なら尚更。
そして、私達の周りがあの日から大きく変わってしまったことを、
あらためて実感しました。

季節の風物詩のような光景。
外で遊ぶ子供の姿。
お喋りに花を咲かせる母親たち・・・

誰の心にも、少なからずしまいこんでしまった、他愛ない日常のひとこま。
そこにあった大きな平穏をどう取り戻すか、今、私達は模索の毎日です。

そんな気持ちが少しでも和らぐよう、満開の桜を願掛けにも似た思いで
見上げました。
ところが、花見客の上空には、今にも飛び掛ってきそうなトンビの群れ・・・
慌てて子供たちの持つパンをしまい、子供たちもオッカナビックリ。
海辺の街のいつもの光景です。
何だかそれがおかしくって・・・
変わっていないものがこんなものかと思ったら、少し気が楽になったようです。

震災からひと月が経った今日。
また大きな余震が起こりました。
緊急地震速報のあの発信音は、子供にもそれが何であるか、
分かるようになっていました。
私が指示した部屋の中で安全な場所にすぐに座り、3人とも身を寄せ合って
テレビの速報を待ちます。

言う通りの行動に安心しつつも、ある種、異様な雰囲気を感じています。
でもそれは、私と同じように、子供たちも感じているでしょう。
2歳児が速報の音を聞くと、地震だと言う・・・
普通ではありませんよね。
それが当たり前にならないよう、私達がすべきこと、変わっちゃいけないこと・・・
何よりも子供たちの笑顔を守りたいと、つくづく思いました。


今頃

2011年04月06日 | 子育て日記

入学2日目。

今日から暫くは集団登校(地区の子供会の班ごとに集まって)。
昨日は写真撮影のためだけに背負っていったランドセルも、いよいよ今日から
筆箱をカタカタ鳴らしながら・・・
のはずでしたが、お兄ちゃん本日病欠です。

どうやら、ノロかロタのようです。

3日前くらいから、弟君のほうが微熱→下痢が続いていました。
鼻を垂らしていたので、寝冷えの風邪かなと思っていたのです!
ところが入学式を終えた夕方から、お兄ちゃんも急な嘔吐。
一過性ではなく、夜通し続いています。
その間も、弟君は吐くことはないのですが、下痢は止まらず。

ほぼ、間違いないでしょう・・・。

さて、幼稚園や子供の集まるところには出掛けていない。
となると、唯一考えられる経路は、今月初めに
受診した小児科。
そういえば、具合の悪そうな親子が一組二組・・・。

まあ、こればっかりは今更どうしようもありませんから、
早く回復するよう、願うしかありません。

幸いにも、今日の夕方には少しですが食べ物も口にでき(兄のほう)
おう吐も治まってきました。
もともと食が細い子だけに、寝込むと更に痩せてしまうのが心配です。
念のため明日も大事をとって、お兄ちゃんの通学はもう少し先になりそうです。

兄より一足先に回復に向っている弟君は、食欲だけは落ちません。
冷蔵庫を開けるたびにやってきては、中にあるものを強請り
ストックしてあるおやつを漁り・・・
そのせいか、そんなに体重・体型の変化が見られません。
でも、こういう子が痩せていくときは重症ということ。
食欲があるうちは大丈夫と判断しています。

今週いっぱいは、まだ勉強は始まらず(新一年生は)、行っても1時間半で下校です。
なので、焦らず、養生させたいと思います。


それぞれの朝

2011年04月05日 | 子育て日記

例年なら桜の花が満開を迎える頃ですが、今年はまだ蕾が固く、
肌寒い日が続いています。
長男の入学式でしたが、満開の桜の下で記念撮影とはいきませんでした。

ずっとこの日を親子共々楽しみにしてきたのに、学校に近づくにつれ
息子の表情は緊張の面持ち。
そして私達親は、この6年の月日が経つ早さに、なんだか寂しさにも似た
気持ちを抱えながら、向かいました。

会場ではクラス名簿が配られ、息子は幼稚園のお友達が多いクラスになっていました。
それで安心したようで(実は私のほうが)、この一年はなんとか楽しくやっていけそうです。
幼稚園での仲良しの子がいても、夏休み前には新しいお友達が増えることと思いますが、
やはり出だしは肝心と言いますか・・・。
まあ、息子のほうは一先ず安心。

入学式から1時間後に、在校生の始業式が始まります。
それに合わせ、クラス替えのある学年は新しいクラス名簿が貼られるのです。
入学式の途中、見に行ってきました。
気になる娘のクラスは・・・
今回も、どうしたものか仲良しの子とは別になってしまいました。
それだけならまだしも、ちょっと問題のあるお子さんと一緒。
これが私には、
(きっと、このクラス名簿を見て、お姉ちゃん泣いて帰ってくるかも)
と、不安が過ぎりました。

しかし、そんな私の心配は取り越し苦労に済みそうです。

残念な顔ではありましたが、泣かずに
『気にしないでやってみる。』と。
意外な答えだったので、拍子抜けといいますか、いえいえ、
高学年になったんだと、実感しました。

過去にも、同じように思い通りのクラス替えにならなかった時も、
頑張って新しい環境を切り開いてきたお姉ちゃん。
その力を信じていこうと、これから咲く桜の下に
はにかむ笑顔を見たような気がしました。

明日から、また、それぞれの朝が始まります。


時々

2011年04月04日 | My Life

あの日から、夜中に目が覚めてしまうことがあります。
きっかけは、寝返りを打った弟君のお乳を求める声や、
朝刊を届ける新聞屋さんの音だったりするのです。

そんな時はいつも、家族みんなの寝息があるかどうか
しばらく耳を傾けてしまいます。
それで、ああ大丈夫みんないる、寝ていると、確認する癖がついてしまいました。
癖というより、そうしないと安心できないのかもしれません。

あの日、足元をすくわれるような強い揺れの中、すぐに子供を抱え込んで
歩道の真ん中でしゃがみこんで見た光景。
ビルのガラス窓の波打つ様。
高層マンション、ビルの上層階の揺れる様子と、不気味な音。

最初はフラッシュバックだと思っていたのですが、最近は
自分の取った行動はあれでよかったのかなとか、
思い返しているようにも思います。(いや、そうであって欲しい)

津波警報が鳴り響く中、家に帰ったのも良かったのかとか・・・
中継で津波が押し寄せる映像を観てから、ぞっとしました。
我が家は海岸側なので、これは危険な行為だったと
反省しています。

あの日、夫も一緒だったこともあって、お出掛けの時に携帯しているスリングを
持っていきませんでした。
これも大きな過ちの一つでした。
それからは必ず、ベビーカーで出掛けるときも携帯しています。

今後、神奈川県・相模湾沿岸に大きな被害をもたらす津波が来ると
なったら、どこに逃げるか。
今まで、マンションの上層階でいいんじゃないと思っていましたが、
これも間違い。
10メートル強の津波がきたら、ひとたまりもないでしょう。
近場で、耐震・強度のある高い建物はどこか・・・
非常時にそこに確実にたどり着けるか、入れるか・・・
考えるとキリがないのですが、でも、考えてしまいます。

色々考えているうちに、大概はまた眠りについてしまうのですが、
今夜は目が覚めてしまいました。

いつもは煌々と点く通りの自販機の明かりも消され、街は暗く、それがまた
不安を掻き立てます。
この状況に慣れなければと思う反面、こんな事がいつもでも続くなんて嫌だ!と
反発する気持ちがあります。
節電を否定するのではなく、この状況から立ち直りたい、いや、立ち直るぞと
私にもそんな気持ちがあるのかと、不思議に思うのですが、復興とはこういう気持ちから
始まるのかもしれません。

そして、今回の震災で痛感したことが“情報”の捉え方。
多くの情報の中から読み取るべきものと見抜く力、そして度胸。
最後は賭けかもとさえ思っています。

遠く離れた地に住む私でさえこうなのに、被災地におられる母親の皆さまの
気持ちはいかほどでしょうか。
週末、体調を崩していた弟君をみて、胸が痛むばかりです。
僅かですが、お世話になっている助産師さんを通じて、
日本助産師会に義捐金を送りました。
被災地の小さなお子さんや、母親の皆さまの力になれば幸いです。