1月も早いもので月末に近づいてきました。
巷は、インフルエンザの警報が発令されるほどの大流行中です。
息子たちの小学校も学級閉鎖が起きていて、より、感染が拡がらないよう注意しなければなりません。
近年の冬は、大雪とウイルスの猛威に悩まされるようになって
何とも冬の風情を楽しむ余裕がありません。
そんな中ですが、庭に鳥がやって来ていました。
朝早くに、寝室の窓の向こうから、チュンチュンと可愛い声が聞こえていました。
バラのマルチング用に米ぬかを撒いているので、それを朝ご飯にと食べに来ていたのでしょう。
しかし、その後すぐに、ギーギーという決して可愛いとは言えない鳥の鳴き声がして
スズメの可愛い声はどこかへ飛んで行ってしまいました。
まだ眠たい目をこすりながら、暫くその声を聞いていたのですが
正体が一向に分からず、見てみようと思うも、また寝てしまうのでした。
ところが、ある日のこと、目がすっかり覚めてしまって、そーっとベランダから覗いてみたら
ヒヨドリという、泣き声が納得するような見た目の鳥で、
それも番で来ていて、スズメを追い払って、自分たちが占領するという厚かましさです。
小さいものを可愛いと感じる日本人の感覚で、ヒヨドリ憎しの気持ちで暫くいたら
ある日、すっかりマルチングが無くなりかけた土の上を、ヒヨドリの雄と思われるほうが
クルクル見回してもの悲しそうに、近くの塀で待機していた雌の元へ戻っていく姿がありました。
暫くその場を動かず、身を寄せ合い2羽してじーっと庭のほうを見ている...
その健気な姿を見て、ほろっときてしまいました。
しかし、いくら自宅の庭だとはいえ、餌付けを習慣化させるのもどうなのだろうかと悩み、
追加で米ぬかを買う気になれずにいます。
ただ一つ気になることが。
以前、バラの新芽をついばみに鳥が来ていたのですが、
米ぬかマルチングをしてから、そちらのほうが美味しいからか、
新芽をついばまれることがなくなったのです。
そうなると、今年もついばまれる可能性があるかもしれません。
撒いても撒かなくても鳥たちはやってくるなら
被害は最小限に限ります。