晴れの日に

明日は、あっちゃんの卒園式。
６年間の保育園生活・・・
横浜からここへ越してきてからは、もう５年近い月日が経つなんて。
さんざん泣かれっぱなしの毎日が、ニコニコ顔で通うようになるなんて・・・

春は自転車を飛ばし、桜の川縁を走りぬけ、夏は沈みかけるお日様と競争、秋は台風の大雨にも負けず、冬は白い息に、まだ眠い目を覚まして・・・

いつも私のそばには、あっちゃんがいました。

正義感たくましく、泣いている子をかばったり。
努力家なのか、上り棒も鉄棒もお迎えの時間ギリギリまで練習してたかな。
出来るようになったら、得意気で見せてくれました・・・。

お友達の輪の中に入れず泣いた日も。
朝の支度がぐずついて、私に叱られ家を出た日も。

園での毎日には、泣いたり笑ったり、頑張ったりくじけたり・・・
これからの人生に必要なことが満ち溢れて、あっちゃんの力になったはず。
楽しいことは宝物に・・・。
悲しいことは力に・・・。

晴れの日の為に、私が用意したもの。
お赤飯（ただ今、ささげを水に浸しております）
ペチコート（ワンピースをお姫様ドレスみたいにふんわりさせるために）
真新しい靴

すべてがあっちゃんの晴れの祝いに、花を添えるため。
主役は、我が家のお姫様。

すべてが愛おしく・・・何だか切ない、そんな夜です。
支えてくださっただんな様には、感謝の言葉を添えて・・・。