こんな時だけど、子供の大事な記念を残しておきたい。
長男が無事に、卒園式を迎えました。
連日続く余震と、大人の不安が強くなっていく中、もしかしたら式は延期かもと
覚悟をしていたのですが、
「こんな時だからこそ」
と、園が挙行してくださいました。
例年の時間よりは短めに、その後に予定されていた謝恩会は中止になりました。
質素だけど、園長先生が証書を渡してくださる時に、子供に掛けてくださる言葉に
胸が熱くなりました。
もしかしたらを思い、晴れ着を着せるのもギリギリまで悩みました。
自分も、ヒールで逃げれるかとか・・・
でも、この日のために用意したもの(もちろん自分のも)。
それはそれで、万一の時の念のために、手提げの中に靴と簡単な着替えを持って、
一張羅を息子も私も、もちろんパパも(弟くんも)皆でめかしこんで
行きました。
園庭に咲く春の花々を活けてくださり、3年間過ごした思い出の教室での式。
普段の子供たちの様子が伝わるようでした。
ここで過ごした息子の毎日は、キラキラと輝いていたことでしょう。
幼児期の大切な時間をここで過ごせた事は、彼の人生にとっての
大切な基礎となったことでしょう。