11月3日。
文化の日に、嬉しい出来事がありました。
息子の絵が、ある賞を受賞しました。
その表彰式に出席しました。
夏休みの課題(チャレンジ)で描いた絵。
宿題の一つを済ませるだけの気持ちでいたので、
まさか賞を頂けるとは・・・
受賞のお知らせを頂いた時、最初は何の事か分からずにいた程です。
いわゆる公募というものは初めてのこと。
それが、こうして評価を頂けたことは、正直嬉しいです。
肝心の息子自身はというと、
受賞ということは、それ程のことではないようです。
ただ・・・
授賞式での様子は、緊張しているのがよく分かりました。
同じく表彰されているお子さんも、どこか表情が固くて(動きも)同じ様子。
それを見た、会場の保護者の皆さんの微笑ましい笑いが響いていました。
子供が何か賞を取るということに、今まで縁がなかったので
(それを言うと、娘がひねくれますが)
「6年間の間に一度くらいは~」
と、冗談半分でよく言います。
が、それが実現されて・・・
正直嬉しさ9割、戸惑い1割といったところです。
戸惑いといいますか、この受賞が数日後の学校便りに紹介されるのですが
それを見た誰かしら(保護者)の反応が・・・
面倒くさいことがなければ・・・といったところなのです。
息子は絵が得意で、また、それを嬉しい事に担任の先生も
クラスに息子の絵を飾ってくれたり、よく褒めてくださいます。
クラスのみんなも息子の絵を褒めてくれます。
特別扱いというのではなく、上手だとみんなが認めてくれているようです。
(そう指導してくれる先生の賜物です。
工作が得意な子、字が綺麗な子、子供たちそれぞれが持つ良さを
引き出し、褒めて、みんなに紹介してくれています)
今、息子のクラスのお子さんはすごく仲が良くて、また、先生の言う事をよくきく
良いクラスです。
だから保護者たちも、集まりにしても話し合いなど和気あいあいと
良い雰囲気を感じます。
(上の子ではそういうことが一切なかっただけに)
面倒くさいと思う保護者は・・・
他のクラスだったり、娘の同学年だったり・・・
まあその辺りです。
しかし、テキトウに聞き流しますけど。
話を戻して。
授賞式の後、お祝いをしました。
息子の一番好きなアレ・・・回る寿司ではない!・・・を食べに!
お刺身などの、魚料理が美味しいと評判のお店に連れて行きました。
(そう、結局生魚だけど)
大きな桶に盛られて出てきたお刺身に歓声を上げ、大好きなもので
お腹いっぱい、姉弟もみんなニコニコ顔で、親はそんな様子を見ながら
楽しい祝杯となりました。
表彰=ご馳走
というのを味を占めたのか、
「ビエンナーレ描こうかな」
と言ってきた息子。
今月末が締め切りですが、下書きで止まったまま、ふた月近くになろうとしています。
もうやらなくていいよと、話した数日後に受賞のお知らせ。
それでもやる気がない様子だったので、諦めていましたが・・・
「御報美や見返りを期待しているなら、やらない」
そう言って、今回は見送るつもりでいます。
私は、息子の描いたものに良い評価を頂ければ、純粋にそれは嬉しいことです。
しかし、評価そのものよりも、私たち家族以外の誰かが
息子の絵を観てくれて、息子を知ってもらえることのほうが
数倍も嬉しいことです。
それがいずれ、息子の自己実現につながる貴重な経験になるだろうから。
結局、ビエンナーレは次回にしました。
それまでにもしかしたら、絵に対する気持ちに変化があるかもしれませんし
まだ好きで描いているかもしれません。
その時にまた考えます。
息子の描く絵は、とっても大好きです。
溜まり続ける落書き帳は、私たちの大切な宝物。
息子の成長の記録でもあります。
息子よ、受賞おめでとう。