Cache-Cache ~かわいいかくれんぼ~

日々の生活の中で“見つけた”なにげない事柄を、
子供たちの育児日記と一緒に・・・

完食指導...必要かな

2017年12月05日 | 子育て日記

小学3年生の次男の話。

食べることが好きな次男は、毎朝、その日の給食の献立表を見て、
好きなものなら喜んで、苦手なものだと軽く溜息をついて、でも、基本は楽しみにして学校に通っています。
ところが、2学期に入ってから、軽い溜息が随分と重くなってきました。
理由は、担任の先生による「完食指導」が辛いとのこと。

ある日の献立に、苦手なフレンチサラダが出たそうです。
野菜も苦手なのですが、それ以上に酸味のあるドレッシングやマヨネーズが
どうしても苦手で、いつもよく噛まずに急いで飲みこんだり、他のおかずと一緒に誤魔化して食べているようです。
その日も、なんとか食べていたのですが、気分もあったのか、それ以上どうしても箸が進まず、
残したらしいのですが、その時に先生から

「残したから、1週間お代わり禁止」を言いつけられたそうです。
また、先生の指導による雰囲気からか、サラダなどから出る汁も飲むよう、クラスの子たちが言っているそうです。

そんなことがあって余程に苦しかったのか、帰宅後に泣きながら話してくれました。
以前から担任の指導には、「?」と思うことがあり、その都度、連絡帳や教育相談日を利用して伝えてきました。
今回のことも、どうしたものかなと思っていた時に、教師をしている知り合いに相談してみたところ、
今は、アレルギーのことや家庭環境のこともあるので、昔の様な完食指導はできないし、しないものだと。
「好き嫌いをなくす」のではなく、「できるだけ食べられるよう頑張ってみよう」という風に変わっているそうです。
そして、1週間お代わりを禁止する行為は、グレーゾーンだと。
残したその日なら分かるが、1週間も継続させるのは、かなり厳しいのではと。
その子にとって、楽しいはずの給食の時間が、苦痛の時間になるかもしれず、
似たような話しから、給食が飲み込めなくなる子がいるそうそうです。

私自身、子供の頃は好き嫌いが激しかったので、給食には良い思い出がありません。
いわゆる、掃除の時間にも残されていた一人です。
今はそこまではしませんが、そういう思いをさせたくないので、できるだけ子どものことは気をつけていました。
今回のことで息子には、自分の限界は自分にしか分からないから、無理だと思ったら
それは先生に伝えようと言いました。
出来ないことを言う勇気も必要だと。
でも、やはり3年生の子が大人(担任)にそれを話すのは、難しいだろうとも思います。
近々ある教育相談で、そのことは伝えます。

アレルギーのある子
実は感覚過敏があるのだが、それに気が付いていない子
家庭の事情で給食が大事な栄養である子
マクロビなどの食にこだわりがある家庭の子
孤食な子
...
昨今、子どもを取り巻く環境は様々で、大事な食も様変わりをしています。
もう昔の様な、食管を空にする指導は出来ない、だからこそ
今の時代にあった給食指導、食育とは何かを考え、子どもにとって楽しみな時間を無くさないようにしてほしいのですが、
どうしたものでしょうか。