●企業リスク!
おいおい、なんだよ、いきなり直球で。
企業リスクという雑誌の10周年記念イベント(セミナー)に行ってきました。
お題目は「内部監査」
導入基調講演は「独占禁止法」・・・・・・・・難い!!
それでも価格設定だの今のお仕事に直結するので、船をこぎそうになりつつ話を聞いておりました。そのあとの某商社法務部の体制やらも感心しながら拝聴
で本題の「内部監査」
主に経理畑を歩いてきた私には、どうにもこうにも「監査」というものには、ひとかたならぬ思いもあります。
ですが、どちらかというと、監査は監査でも、外部監査や監査役に対して!!であって、
関わられている方々には誠に申し訳ないですが、「内部監査」に対しては
馬鹿にこそしてないけれども、軽んじているといわれても仕方がないかもしれません。
でまさに、その「内部監査」に関してパネルディスカッションを行う
というので、これはもうまったく期待しておりませんでした。
話がそれてしまいますが、パネルディスカッション・・・
私もパネラーで参加したこともありますが、これはほんとうに難しいですよね。
パネラーの会社紹介、自慢話だけで終わったりすることもしばしばですから。
なので、よくセミナーでもパネルディスカッションが始まる前に退出してしまったりするわけですが・・・
で、本題ですが、
昨日もほとんどそのパネルディスカッションに期待することなく臨んでおりましたら、
あれ? これは今日の収穫かも?
ということがありました。
「欧州にて営業第一線でやっておりましたが、突然内部監査の業務を命じられました、そして10年経ちました・・・」という御仁・・・
カメラメーカーでなく
今は何のメーカーといえばいいのですかね・・・キャノン・・
の経営監理室長のお話でした。
キヤノン(株)の内部監査部門である経営監理室は、社長直属の組織であり、1951年の発足以来、60年余の歴史があります。2002年からは、「内部監査体制を強化し、ガバナンスの実効性を高めることが重要」との経営判断により、内部監査体制の強化・拡充を図っています。 (キャノンHPより)
というキャノン
経営者会長が、「現業部門はいいことばかりしか報告してこない。だから君らはとにかく悪いことを正しく報告してきなさい」
というその組織
1か月に2回 会長社長への1.5時間ずつの報告はまさに真剣勝負だという
組織名も 内部監査室でなく経営監理室
メンバーは70人以上!! 3人ずつのチームで20チーム
上記会長社長への報告にあたってはあらかじめ、室内で各チームで説明をしあう会を行い、14~15チームを選抜して報告するとのこと・・・
そして今、会長社長のお墨つきのもと
経営監理室は社内各部の優秀な人材を、わざわざその室に入れさせるということやろうとしているらしい
室長が現業部門長へ曰く「あなたの次を担う人はいなくなると確かに困るだろう、だからあなたの 次の次の人を当室によこしてはどうか。1年たったらさらにブラッシュアップして会社全体もわかる優秀な人材としてお返しする」とのこと
その代りそのように言い切るからには、とんでもなく大変な責任を負うこととなり
ほんとうに「経営監理室」に在席させてよかったと思わせるようにしなければならない・・・とのこと・・・
うーん
「内部監査」に関して、そんな取り組みをしているなんてことを初めて知りました。
またまた余談ですが
キャノンの会長・・・ 前の経団連の会長でしたか・・・
私は経団連会長だった彼はあまり好きになれませんでした
なぜなら経団連会長としてのお話がきわめてつまらなかったからです・・・
しかし、この内部監査に関する経営の姿勢にはほんとうに感心させられました。
だから経営者なのですね。
とここまでは本当に感心なのですが
このキャノンの経営監理室
それは確かにすごいのですが私は 危うさも持っているな と同時に思いました。
それは 「すごいぞ・・・経営監理室・・・」と社内でなればなるほど大変になっていくのだろうと思います。
銀行の検査部・・・
おいおいまた話がそれるのかよ・・・
半沢直樹のドラマでもありましたよね・・・
本部の検査部様がいらっしゃった・・・
あんなのはなんとなく昔!! の銀行のような気もしますが
それと同じです。
そんな風に経営監理室の中も 会社の現業部門もならなければいいがな・・・と思います。
最後は会社は儲けてなんぼ・・・
経営監理室が強くなりすぎても、会社には利益は落ちない・・・
のだから
件の室長
そんなことはわかっておる ということなのでしょうけれども
それでも・・・「内部監査」・・・ 「CSR」・・・「コンプライアンス体制」
のほんとうのあり方・・を見たような気がいたします。
いい勉強になりました。
おいおい、なんだよ、いきなり直球で。
企業リスクという雑誌の10周年記念イベント(セミナー)に行ってきました。
お題目は「内部監査」
導入基調講演は「独占禁止法」・・・・・・・・難い!!
それでも価格設定だの今のお仕事に直結するので、船をこぎそうになりつつ話を聞いておりました。そのあとの某商社法務部の体制やらも感心しながら拝聴
で本題の「内部監査」
主に経理畑を歩いてきた私には、どうにもこうにも「監査」というものには、ひとかたならぬ思いもあります。
ですが、どちらかというと、監査は監査でも、外部監査や監査役に対して!!であって、
関わられている方々には誠に申し訳ないですが、「内部監査」に対しては
馬鹿にこそしてないけれども、軽んじているといわれても仕方がないかもしれません。
でまさに、その「内部監査」に関してパネルディスカッションを行う
というので、これはもうまったく期待しておりませんでした。
話がそれてしまいますが、パネルディスカッション・・・
私もパネラーで参加したこともありますが、これはほんとうに難しいですよね。
パネラーの会社紹介、自慢話だけで終わったりすることもしばしばですから。
なので、よくセミナーでもパネルディスカッションが始まる前に退出してしまったりするわけですが・・・
で、本題ですが、
昨日もほとんどそのパネルディスカッションに期待することなく臨んでおりましたら、
あれ? これは今日の収穫かも?
ということがありました。
「欧州にて営業第一線でやっておりましたが、突然内部監査の業務を命じられました、そして10年経ちました・・・」という御仁・・・
カメラメーカーでなく
今は何のメーカーといえばいいのですかね・・・キャノン・・
の経営監理室長のお話でした。
キヤノン(株)の内部監査部門である経営監理室は、社長直属の組織であり、1951年の発足以来、60年余の歴史があります。2002年からは、「内部監査体制を強化し、ガバナンスの実効性を高めることが重要」との経営判断により、内部監査体制の強化・拡充を図っています。 (キャノンHPより)
というキャノン
経営者会長が、「現業部門はいいことばかりしか報告してこない。だから君らはとにかく悪いことを正しく報告してきなさい」
というその組織
1か月に2回 会長社長への1.5時間ずつの報告はまさに真剣勝負だという
組織名も 内部監査室でなく経営監理室
メンバーは70人以上!! 3人ずつのチームで20チーム
上記会長社長への報告にあたってはあらかじめ、室内で各チームで説明をしあう会を行い、14~15チームを選抜して報告するとのこと・・・
そして今、会長社長のお墨つきのもと
経営監理室は社内各部の優秀な人材を、わざわざその室に入れさせるということやろうとしているらしい
室長が現業部門長へ曰く「あなたの次を担う人はいなくなると確かに困るだろう、だからあなたの 次の次の人を当室によこしてはどうか。1年たったらさらにブラッシュアップして会社全体もわかる優秀な人材としてお返しする」とのこと
その代りそのように言い切るからには、とんでもなく大変な責任を負うこととなり
ほんとうに「経営監理室」に在席させてよかったと思わせるようにしなければならない・・・とのこと・・・
うーん
「内部監査」に関して、そんな取り組みをしているなんてことを初めて知りました。
またまた余談ですが
キャノンの会長・・・ 前の経団連の会長でしたか・・・
私は経団連会長だった彼はあまり好きになれませんでした
なぜなら経団連会長としてのお話がきわめてつまらなかったからです・・・
しかし、この内部監査に関する経営の姿勢にはほんとうに感心させられました。
だから経営者なのですね。
とここまでは本当に感心なのですが
このキャノンの経営監理室
それは確かにすごいのですが私は 危うさも持っているな と同時に思いました。
それは 「すごいぞ・・・経営監理室・・・」と社内でなればなるほど大変になっていくのだろうと思います。
銀行の検査部・・・
おいおいまた話がそれるのかよ・・・
半沢直樹のドラマでもありましたよね・・・
本部の検査部様がいらっしゃった・・・
あんなのはなんとなく昔!! の銀行のような気もしますが
それと同じです。
そんな風に経営監理室の中も 会社の現業部門もならなければいいがな・・・と思います。
最後は会社は儲けてなんぼ・・・
経営監理室が強くなりすぎても、会社には利益は落ちない・・・
のだから
件の室長
そんなことはわかっておる ということなのでしょうけれども
それでも・・・「内部監査」・・・ 「CSR」・・・「コンプライアンス体制」
のほんとうのあり方・・を見たような気がいたします。
いい勉強になりました。