4月になってから、毎朝7時15分からの『ゲゲゲの女房』の再放送を見て、そのあとすぐ『梅ちゃん先生』を見ています。
この2本と、この間までやっていた『カーネーション』とその前の『おひさま』とを比べるといろいろ面白いです。
ちょうど戦後間もないころの設定がかぶっていますからね。
『カーネーション』では庶民にはなかなか手が届かない様子だったミシンが、『ゲゲゲの女房』では超田舎の安来の家に普通にあったり。
『おひさま』では自転車もお鍋も全部供出していたのに、『梅ちゃん先生』では、家の中に蒸し器があったり、金のタライを子どもがかぶっていたり。
今朝驚いたのは、「空襲でも焼けずに残っていた」という着物のたとう紙が真っ白だったこと。
ちょっとありえないかも?と思ってしまいました。
焼け野原があまりにもリアルなので、余計そう感じてしまうのかもしれません。
まあ、こんなところを見ていても仕方ないのですけどね。
そうそう、マイマイ新子のお花見夜の部のときの話なんですが、戦争中の様子としてドラマなどでよく描かれている【窓ガラスに紙でバッテンを貼って補強する】というものが、実際には行なわれていないのではないか?という疑問があるそうです。
確かに、当時の婦人雑誌には、紙や糊についてのことや、やり方などが書いてあるのもあるそうなんです。
ただ、内閣府の通達には「やってはいけない」と書いてあるとのこと。
焼夷弾を打ち込まれたとき、紙が貼ってあると全部燃えてしまうからという理由だそうです。
資料を見ても、イラストはあっても実際の写真はそういう様子がほとんど無いとのこと。
当時ちょうど『梅ちゃん』と同じくらいの年齢だった主人の父に聞いてみましたが、「あまり見た覚えがないなぁ」と言っていました。
やはりそうなのでしょうか?
ドラマを製作される方も、こうして時代考証などさまざまに検討されているのでしょうね。
大変だけど、いろいろ調べて知るのは楽しそう。