『マッサン』のプレミアムトークがNHK広島でありました。
ゲストには、主人公マッサン(玉山鉄二)の妹・亀山すみれを演じる早見あかりさんが登場です。
元気なあかりさん、出演者の中で自分だけが十代で、その次に年齢が近いのが主人公の玉山鉄二さんで三十代まで飛ぶとのこと。
すごい俳優さんたちに囲まれて、緊張感は半端なかったそうですが、ヒロインのエリーさんもきっと同じ気持ちに違いないと、心を寄せることができたように思うと話されていました。
トークが始まって、第一声から驚いたのですが、彼女の声は非常にはっきりしていて、そして話もうまいということ。
私は全く知りませんでいたが、元モモクロのメンバーだったんですね。
そうなんだ!だから、お客さんの前でのMCは鍛えられているに違いないということですね。とても19歳とは思えず素晴らしいです。
トークにはもうひとり櫻井賢制作統括プロデューサーさんもいらしたので、これはドラマの裏話がいろいろ聞けるのではないか?と期待が膨らみました。
まず竹原へのロケ班のとき。(かんぽの宿に泊まっていたそうです)
竹鶴酒造さんへは、ドラマの撮影をするかも・・?とは一応話して、いろんな角度から現場を見せていただいていた。ただし、朝ドラということは決して言わずに。
なので、ドラマ制作発表の当日「午後から発表です」と初めて電話を入れたとのことです。
あかりさんも竹原に来て、竹鶴酒造さんのある街並みを見て「日本にまだこんなところがあるのかと驚いた」と言われていましたが、大正がまだ現代に存在してて、そしてそこが普段の生活の場であるというのがすごいですよね。
私も一度行ったことがありますが、あまり熱心に見学していなくて覚えていないという。

この機会にまたぜひもう一度訪ねてみたいと思いましたね。
ドラマのクランクインのシーンが、あかりさんのクランクインシーンと重なっていたとのことで、どのシーンかというと・・
竹原から大阪へ二人が出発する、汽車に乗る直前の、お母さんから預かったお箸を手渡すところです。
あかりさんは、着物を着るのにも慣れていないし、またそのときの下駄が一本歯下駄で歩きにくいにもかかわらず、結構な距離を早く走らなければならなかったので大変苦労したとのことでした。
その他撮影で苦労したシーンは、英文で手紙を書くところだそうで、これは視聴者からの質問の「手紙は直筆ですか?」の回答でもあったのですが、「ゆとり世代なので、筆記体を習っていなくて・・」とのこと。
「だから直筆ではありません」
「ただ、書いているところが映るところがあり、それは筆記体のものを薄くコピーしてなぞっていました」
「でも『すみれ』というサインだけはちゃんとしなくちゃと思って、前日にすごく練習しました。でもちょっと変かな?となるときもありました」とのことでした。(笑)
視聴者からの質問は他に
「好きな広島弁、難しかった広島弁は?」
「すみれという名前のイントネーションがちょっとかわっていて」と言われていましたが、会場のみなさんからは広島弁は「すごく上手です」と認められていました。
ただし・・
「広島の人は?」と言われて挙手した人はぱらぱらといった感じで、地元の人はあまりいなかったようです。
「生粋の広島という女性が、すみれのあのイントネーションはおかしいかも?ただ、竹原は広島とはまた方言が違うから」と言われていました。
私の記憶では、学生時代に「すみれ」という名前の子がいて、三原出身の友達がその子を呼ぶときに、やはりドラマのとおりのイントネーションで呼んでいたので、正しいと思います!
(方言指導の方も役者さんなんですが、偶然竹原の竹鶴酒造さんの本当にあの通りのところに住んでいた方とのことです)
その他は、「今後どのような役をしてみたいか?」
「恋愛の、それもHappy endの、ザ・少女マンガという感じのLove story」と言われていましたよ。
やっぱりかわいい19歳の女の子なんですね。
そして、あかりさんから櫻井プロデューサーに逆質問で、「すみれは結婚しますか?」(笑)
これからドラマの舞台は北海道へと移るということで、竹原がもう出てくるのは難しいかも。
しかし、視聴者さんからの「強い、熱い要望があれば」何とかまたそういうところがドラマに出てくるかもしれませんよとのこと。
スピンオフドラマもあるかもしれないですし、これはみんなで応援したいところですね。
櫻井さんは裏話として、「5月に竹原のシーンの撮影が始まったとき、ピン子さんはエリーさんのことを『大丈夫なの?途中で帰っちゃうんじゃないの?』と言われていたけれども、3ヶ月後にあった撮影(ちょうど先週分の放送分)のときには、すっかり気に入っていた」と言われていました。
それは、現実とドラマがシンクロしている部分でもあるですが、やはり異国にひとりでやってきたエリーさんのがんばりにみんなの心が寄り添ってというところなのでしょう。
また、美術スタッフさんのことも「亀山酒造の自宅は全部スタジオに作られていて、例えばあの窓枠越しのもみじなんかも季節感あふれていいでしょう?」と絶賛されていました。
本当にどこまでが現場でどこからがセットなのか、全くわからない感じです。
(ちなみに、先週放送分の、階段掃除をしているエリーのそばで、ピン子さんがバケツをひっくり返すシーンは、本当の現場だそうです)
それから、司会のアナウンサーさんからの質問で
「最後に国際結婚カップルの写真が紹介されますが、あれの応募はまだ間に合いますか?」
まだ募集中だそうですが、たくさんの応募があるので、全部が紹介されるわけではないそうです。
そしてあの写真も、実は本編と関連している回もあるそうで、例えば住吉酒造のお嬢さんが結婚するかどうか?の回のときには、ウエディングの写真だったり、パンを焼くという回には、パンを手に持った写真だったり。
「だったら北海道編では、シャケを持っていたらいいですね」とあかりさん。(大爆笑)
「この会場の中に国際結婚されている方はいますか?」(いない)
「では、これから予定のある方は?」(いない)
「あ~、せっかく、シャケを持ったらいいとわかったのに~(笑)」(またまた大爆笑、あかりさんのトークは本当に素晴らしいです)
最後は抽選会(あかりさんのサイン入り番組特製ノートのプレゼント)で終了。
楽しい時間でした!ありがとうございました。
* こちらは広島駅にあったパネル展示。(午前中の写真)
帰りにはここにもあかりさんのパネルが来ていました。