防府保護区保護司会65周年記念講演で俳優前田吟さんのお話を聴いてきました。
演題は『俳優 前田吟の一代記』です。
昨年の5月ごろ、ちょうど『マッサン』の田植えのシーンなどの撮影で竹原入りされていたときに、中村会長から「来年何か講演してくれないか?」と携帯電話にかかってきたそうで、演目も「中村会長が考えて付けてくださった」とのことです。
前田さんの生い立ちから、俳優になるまでのこと。子育て。ご自身の健康日記など、俳優としてのエピソードのほかにもさまざまなお話がありました。
3月2日の「徹子の部屋」で、そのときにも今回の内容を一部お話しされているそうです。
ご自身も「ホームドラマ向きの役者かなと思います」と言われていましたが、本当に明るいキャラクターで、それこそ一度やくざ役もされたそうなんですが、そのとき共演された菅原文太さんが、「吟ちゃんはやくざには向いていないなぁ」とつぶやかれたのを耳にして、「やはり・・」と思われたそうです。
そして、「一生懸命生きること」と「先祖を大事にすること」を大切にしているとのでした。
芸名の「吟」というのは、「金(ゴールド)は常に輝いているけれども、銀はいつも磨いていないと輝かない、それで『ぎん』という名前にしようと思って」と質問に答える形で説明してくださいました。
山田洋二監督との出会い、また新作のこと。(下関出身の小林兄弟監督の作品に出られたそうで、下関での上映はもう決まっているとのこと)
たくさんの方との出会い、10年ごとの節目に実はけっこう大きな病気をされていること。そして健康管理のことなど。
けっこうな早口で、一気にお話されましたが、あっと言う間に時間が経ちました。
講演後に、防府商工会議所から『幸せます大使』の委託状が渡されました。(大使は前田さんが第1号!)
「これからテレビや雑誌など、さまざまなところで『幸せます』をPRし、防府をますます『幸せます』にします」と言われていました。前田さんの笑顔がこの言葉にもぴったりだと思います。
『マッサン』では3月に、もう一度余市でのシーンに出番があり、「とてもよいシーンで、泣かせますよ」と。そしてそのあとは「『花燃ゆ』が最後防府に来るころには、どんな役でもいいから、文さんの近所のお寺のお坊さんとか、そういうのでいいから絶対に出たいですね」と言われていました。
前田さんのご活躍がこれからも楽しみです。