24時間テレビ関連でkryさんが主催の、『マイマイ新子と千年の魔法』の読書感想文・感想画コンテストがありました。
多くの応募作品の中から優秀賞などが決定になり、日曜日には片渕監督と髙樹先生をお招きしての表彰式がありました。
そして、マイカルシネマ防府では土日に映画の再上映も!
(入場者には実際に上映された防府限定35㎜カットフィルムのプレゼントがもらえました。主に防府の風景のカットです)
土曜日の回には片渕監督の舞台挨拶もあり、新子ちゃんの特別住民票の交付式もありました。
(先日、広島のサロンシネマでの上映のとき、一応渡されていたのですけど・・^^;)
片渕監督は「この舞台挨拶のためだったら、別に今朝東京を出発しても間に合ったんですけど、防府のあちこちをまわりたくて、実は前日から来てまして。朝から、歩いて回る探検隊のときにはなかんか行けそうもない場所を、車で回ってきました」と言われていました。
「光子がゴルフボールを拾らいに入った場所にも、三角池のところから、草をかきわけて入りまして・・」と、本当に楽しそうな様子でした。
質疑応答では、映画の「音」に関することに質問が集中していました。
【空気の中の音】を大切にしているとのことでした。
例えば、夕方なら・・ 常套手段として、例えば豆腐屋さんのラッパとか。でもそうじゃなくて、例えば貴伊子の家に夕方の音はこうじゃないか?といろいろ考え・・
また防府の歴史をいろいろ調べると、昭和20年代の終わりごろウシガエルを扱っていた業者が倒産して、飼っていたウシガエルを放してしまい、市内に大量発生してしまったとかいう話がある。それで、アマガエルではなくウシガエルの鳴き声を使った・・等。
みんなも言っていましたが、この映画、何度観てもその度に新しい発見があると。
確かに、今回は【ここ】に気付いた!次はどこに気付くだろう? そういう発見が本当に多いです。
映画館には100人くらいのお客さんでしたが、東京や神戸、九州など遠くからの方も大変多かったです。
最後に劇場スタッフから監督さんあて花束の贈呈がありました。
「公開初日の舞台挨拶ならともかく、こんな1年経ってこんなことしてもらえて、本当に幸せ」「去年の初日のとき、控え室のホワイトボードに温かいメッセージがたくさん書いてあってすごく嬉しかったんですが、今日また同じ控え室に案内されてみると、『おかえりなさい』と大きく書いてあって。もうすごく嬉しいです!!」
「何度も何度も防府にロケハンに来た。11月14日の先行上映以後、日本のあちこちで上映が続けられているが、ここまで歩き続けられるとは思わなかったし、代わりに歩いてくれる人もいた」
「私たちができるのは今日お配りした小さなフィルムを作ることだけ。それを劇場の人が大きく映してくれ、みなさんがそれでそれぞれ世界を作ってくれる」と。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/ac/33e20d7dbe126aa35ab729b93fd61ebc.jpg)
さて、10月2日にはもう一度「お帰りなさい 上映」が予定されています。
広い広い国衙の史跡公園で、大きなスクリーンが張られての野外上映です。
千年の魔法が息づく場所です。どんな魔法がかかるのか、楽しみです