千代田グルメ遺産

首都東京の中心部「千代田区」内にある名店の蕎麦や寿司など、未来の世代に引き継ぐべき貴重な食物遺産を紹介しています。

丸五(外神田)の「ヒレかつ定食」ロースかつ定食」

2012年02月05日 | 和食
【平成24年2月某日 調査・登録】
 こちらの店「丸五」は、秋葉原電気街のビルの一角にポツンと佇む「とんかつ」の名店です。山形産の高級黒豚・特別オーダーのパン粉・自家製ソース・新潟産こしひかり等、産地と質にこだわった一流の素材が使われた「とんかつ」です。
 以前は古民家風だった店舗でしたが。平成18(2006)年に改装され、現在の小奇麗な建物になりました。今日も行列が絶えません。待つこと15分ほどで、今日は2階に案内されました。2階は赤じゅうたんが敷かれた椅子席です。調度類は和風で、1階よりも落ち着いた感じで食事をいただくことができます。




 「ヒレかつ定食」は、「平べったい」というよりも、円柱に近い形態を持っています。衣はこげ茶色ではなく上品なキツネ色で、肉にも少し赤色が残った感じで実にジューシーで柔らかです。テーブルの自家製ソースも美味ですが、岩塩を付けても美味しくいただけます。定食には、ご飯・赤だし・お新香が付きます。



 「ロースかつ定食」は、形状が少し平たくなるものの脂身は控え目でヒレに近い味わいです。豚肉の風味・旨味が十分に惹き出されています。マッタリとした肉汁と衣のサクサク感、油の香ばしさのコラボレーションも絶妙です。こちらの定食にも、ご飯・赤だし・お新香が付きます。




 テーブルには、ラッキョウや梅干も備えられています。ごちそうさまでした。


★丸五
  所在:千代田区外神田1-8-14
  電話:03-3255-6595
  品代:ヒレかつ定食2,000円、ロースかつ定食1,750円