大刀洗駅のレールバスの本数は少ないので、大刀洗平和記念館の見学を時間調整しながら駅に向った。駅に戻ると駅前に大刀洗レトロステーションと書かれた店(?)があり、自衛隊のT-33練習機が置かれていた。
次のレールバスが来るまで約10分あるので何だろうと思い中に入ってみた。
聞くと、ここは昔の大刀洗の駅舎だったとか。 駅長室の場所とか、駅のホームに向う階段などが当時のままになっていた。 また、ここで、めったに見るとことが出来ないものを触ることもできた。(後述)
その建物の前に航空自衛隊のT-33練習機があり、大刀洗駅を降りてびっくりしたとよ。
この建物、戦前の駅舎で大刀洗駅のホームにつながる階段がありました。
70年以上前のものですが、コンクリートがしっかりしているのにはびっくり。
この角度からT-33練習機を眺める機会があるとは思ってもいませんでした。
いろいろ話をしていると、ちっと待ってねと言うことで、出てきたものは、大刀洗平和記念館に展示されている97式戦闘機の引き上げ時の写真とその時の機体の一部。
思わず素手で持たせていただきましたが、大丈夫だったのかな?
驚いたのは(私が知らなかっただけですが)写真をよく見れば分かりますが、枕頭鋲を使っていること。
枕頭鋲の採用はゼロ戦からだと思っていた(思い込んでいた)のですが、それより3年も古い設計思想の97式戦闘機に採用されていたんですね。
大刀洗編和記念館に展示されている97式戦闘機は九州の 不時着して沈んでいた機体を引き揚げたとのこと。
海水の中にあったので、プールの中に97式戦闘機を入れて海水の影響処理を行ったとか、旅をしなければ聞けない貴重な話を聞くことができました。
しばらくするとレールバスが来ました。
大刀洗のホームの写真に写っているホームの石は戦前からのものだとも説明してくれました。
平和な時代と当時の時代との接点を感じた旅でした。
次は大宰府に向います