== ポチの一人旅 立飛 戦前、戦後の飛行機 ==
昭和18年に十和田湖に不時着水して湖底に沈み、平成24年に引き上げられた、帝国陸軍の一式双発高等練習機の一般公開が今日から10月30日(日)まで立飛ホールディングスで行われている。
イベントの形で一般公開するのは今回が最後らしいので、出かけてきました。
機体前方の様子
穴は開いているが、不時着水の衝撃などによる大きな破損はなさそうに見える。
この機を操縦していた少年航空兵の操縦技術の高さを感じた。
(なお、4名が搭乗していたが助けることができたのは1名のみだったとのこと)
操縦席
双発機の中を覗き込むと機内は狭く感じる。
床の暖房用の配管などが見える。
エンジン
九八式四五〇馬力発動機
2枚プロペラは不時着水の影響で先端が曲がっている。
機銘板
昭和17年製造 立川飛行機株式会社と読むことができる
仕様: 全長 11.94m、 全幅 17.9m、 全高 3.58m
最高速度 367km/h、 上昇限界 7180m
一式双発高等練習機の見学後はグリーンスプリングスへ移動しました。
ここではR-53型軽飛行機の一般公開が行われています。
R‐53型軽飛行機を見たのは初めてです。 組み立て作業中で、主翼を取り付ける貴重な作業を見学することができました。
レトロな感じのする二人乗りの飛行機です。
黄色い機体に赤い日の丸は感動です。
主翼の組み立て作業を実際に見たのも初めてで、2本のボルトで主翼が固定されています。
仕様: 全長 7.5m、 全幅 10.7m、 全高 2.65m
最高速度 207km/h、 上昇限界 4500m
常設のR-HM型軽飛行機も展示しており、機体周辺の場所が片付けられておりすっきりした感じでした。R-HM型軽飛行機も昭和29年に製作された機体です。
この飛行機は操縦が難しいため、試作機として1台製作したのみとのこと。
仕様: 全長 5.8m、 全幅 8.0m、 全高 2.0m
最高速度 150km/h、 上昇限界 3000m