







*金雀枝は、廊下に並べた空の一升瓶の数と共に小津映画の脚本づくりの里程標だったのである
この一升瓶というのが月桂冠で、飲み終わった瓶に番号ふって並べておいたらしいぞ


【小津の旅(其の四)@Chris's monologue】←ダイヤ菊














*小津の味つけは、醤油と砂糖を気前良く入れた東京の下町風で、味が濃かった。砂糖は山盛りに入れるので甘ったるかった。
酒を呑みながら箸でつつき、そろそろ「めし」という時、大さじでカレー粉を入れるのが“小津式”なのである。
田中は「オイシイ」と感激し、お客たちは、先生手造りのご馳走を有難く頂くのだから「うまい」「うまい」と食べたが、カレー入り、砂糖大盛りのすき焼きは辛く、甘く、相当しつこい。皆、水を何杯もお代わりした。
小津、自慢のカレーすき焼きについては、正直者の池辺良に「砂糖菓子のようなカレーすき焼きなんて食べられない」と、蓼科の雲呼荘でクレームをつけられ、小津コック長も「何で食べないんだ。こんなうまいものを」とプライドを傷つけられ、渋々以後つくるのをやめた、という後日譚もある。

豚鍋、豚ビール煮、豚バター焼き、鶏鍋、鶏スープ、ねぎま(葱鮪鍋)、あんこう鍋、湯豆腐、トンカツ、かきフライ(自分で揚げた)、メンチボール、ハンバーグ(ともに挽肉を買ってもらい手造り)、すき焼き、シチュー、天麩羅、かき雑炊、鮭茶漬、中華ソバ(麺だけ取り寄せ、つゆは手製)、鳥叩き。など
























































★令和元年神奈川県広報コンクール最優秀受賞★樹木希林さんが遺作で演じた~茅ヶ崎館の女将 森治子さん




つづく
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Chris Aiba |

