がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

悪天候。友人から教わる普通の感覚

2014-02-08 19:41:40 | 生活習慣
朝起きたら雪がちらついていた

風花。
そう思ってみていたら、少しずつ本格的になってきた。
風で舞上がる雪、
重くて真下に落ちる雪。
目で追いかけていたら疲れちゃった。


今日は友人と出かける約束

こんな天気でいやだなあ、と一瞬思う。
でも、わがまま言ってはいけない。
せこせこ準備していたら友人から電話。
「ねえ、こんな天気だから、来週にしない?」

そうだよねえ。普通そうだよねえ。うん、うん。


断る理由を知らないわたし

これ、一番わたしの麻痺したところ。
悪環境でも「ま、しゃあねえわな」と受け入れてしまう。
いじけていてもしょうがないじゃない?

どうもこの気性ががんをうんだ様にも思う。
そう思い至ったのは人生半ばを大きく過ぎてがんになってしまってからだという無自覚さ。
我ながらあきれる。


痛みにも強すぎる

お産は痛いと聞いていた。
畳のめが見えなくなったら産婆を呼べという言い伝えがあった。

いくら待っても全く痛くない。
陣痛促進剤で一気に産むという痛い出産をしたが、
ものはよく見えて、わめくこともなく、痛みの波があることになれて10時間の人工的な一気の陣痛も乗り越えてしまった。
いつ、ものが見えなくなるんかなあと思ううちに済んでしまって、あれ、得したな、と思った。

産科病棟に入院していた時に、応援団の練習が聞こえた。
「うお~~~~~~す!」
と連呼している。
と、思ったら、産婦さんの叫び声だった。

翌日「無事に産まれました~」と可愛い笑顔で言う姿を見て、
自分の痛みのアジャスター装置がおかしいのかな?とその時も思った。

感覚が鈍いのだろう。


ささやかなものを感じて生きよう

これからはそうしていこう。

表は嵐である。
雨じゃなく、みぞれが叩き付けられている。
窓ガラスにシャーベットがついては落ちていく。

細やかに感じて生きよう。
普通というものを知ろう。

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