前回は三ノ塔(1205m)で断念した表丹沢縦走。今回は塔ノ岳(1491m)までちゃんと行けました。それにしてもものすごい数の人出でした。そんなおいそれと登ってくるような山ではないような気もしないではないんだけど。連休の効果ですかね。
ちょっと今日は写真が多いかもしんない・・・
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今回は前回と異なりきちんと朝一のTXで秦野へ向かいました。その甲斐あって、秦野到着は7時38分。7時35分にヤビツ峠行きのバスが出た直後であり、次のヤビツ峠行きは8時18分。だけどバス停には長蛇の列。凄い人出だねぇ。そうこうしていると人数を数えていたバス会社の人がそろそろ頃合いと見たか、臨時便にGoサインを出した模様。待機していたバスがそのまま入ってきて「このバスはヤビツ峠行き直通バスですー」等とのたまいました。すばらしい。結局7時50分頃に臨時便が出発。渡りに船ですねぇ。ヤビツ峠までは480円。えらく安いと思うんだけど。
ということで、ヤビツ峠からスタートです。前回は下の蓑毛をスタートし、蓑毛~ヤビツ峠~岳ノ台~菩提峠~三ノ塔で、リタイヤ。今回はいきなり三ノ塔を目指します。前回は岳ノ台からの下りで痛めたっぽいという教訓から、この区間をスルー。車道を通って二ノ塔の麓、菩提峠の脇まで歩いて向かいます。実質はここの麓からがスタートですかね。
先日の台風の影響で相当な雨が降ったからかやたら表土が相当に流れているようで、やたら倒木が多い。石がむき出し。このおかげで非常に歩きづらくなっていましたね。崩落はなかったような感じだけど・・・そんなこんなで50分ほどで二ノ塔に到着。+15分で三ノ塔に到着。まだ10時過ぎです。時間的には平気ですね。足も膝も大丈夫そうだし。ただ、塔ノ岳方面は雲の底がかかってしまっていて、眺望は期待できなさそうな感じ。ただ、三ノ塔からはしっかりと太平洋や伊豆までしっかりと見え、なかなかの景色です。というところで絶景を眺めながらのおにぎり。朝食は4時半だったから10時過ぎでおにぎり食べていても早くはないでしょ。
して、三ノ塔からの怒濤の下り。団体さんもいてみんなで斜面に行列してる姿はなかなかおもしろいですね。ただ、渋滞するような岩場がそこにはある、という証でもあるんですけれど。稜線が50cmくらいしかないような所も通過しつつ、ピークを上り下りしつつ。そうこうしているうちに、だんだんと塔ノ岳方向の天気も回復しているようです。これはかなり良い情報だね。行ってみましたが霧の中でした、じゃ悲しいもんね。ただ、いくつかのピークを越えるうちに、体力を使いすぎてしまった感じも。地力が足りない感がたっぷり。体全体で登れなくなっていてすぐさま息切れしたりして、本当に足だけで上がっている感じになっていました。そして、新大日(1340m)あたりで右膝に違和感を感じ始めました。あー、やっぱり来るのね(ーー; 。こうなりゃ騙し騙し行くしかない、と。とはいえ、新大日からはそう遠くもなく、致命傷になる前に塔ノ岳に到着。凄い人出でした。みんな山装備。本格山装備は居なかったけれど、さりげなく山装備。まずは到着の写真を撮って、来た道を振り返ります。
一番奥の山が大山(1251m)。そして大山の一つ手前にあるのが三ノ塔(1205m)。大山と三ノ塔の間にヤビツ峠があり、そこが今回のスタート。あとはひたすら稜線をたどってここまでたどり着きました。江ノ島とかも見えているんですよね~。良い眺めだ。
して。問題はここから。大倉のバス停まで、7kmあります。高低差、実に1100m。下っているときに誰かが言っていたんですけれど、「ここの下り時間を甘く見ていた」と。私もそうでした。30分ごとくらいに山小屋があるんですが、ひたすら下り。ひたすら下り。ひたすらに、下り。登っていく人もいましたが、そういう人たちはひたすら登り。ひたすら登り。ただひたすらに、登り。こっ、これはしんどい・・・。必然的に、山小屋を通過するたびに休憩していくんですけれど。2時間ほど歩いたときだったか、GPSを見て、まだ標高が900m台だったのを見て、かなりげんなり。山小屋の人も、あと30分じゃ絶対無理、と。さようですか・・・。
ただ、そんな下りに良さ気な杉空間。夕方の横からの日差しが、暗に早く下れ、と言っています。ただ、がんばろうにも膝が・・・。そしてそろそろ簡易舗装になろうかという頃。右膝をかばって左膝に無理をしたか、左膝が言うことを効かなくなりました。同時に、右膝も・・・。あーあ。ただ、痛む箇所が若干違っていて、左は膝と腿の付け根あたり。右は膝と脛の付け根あたり。どっちも膝が絡むことには違いなく、傾斜の付いた下り道がとにかく歩けない。のぼりは平気なのに・・・。地味に舗装された下り道が相当きつかった・・・。けど、そんな苦労は最後の500m程度ですみました。バス停でぼーっとすることしばし。もうね、たまらんね。この開放感。登ったときの爽快感もたまらないけれど、下りきったときの開放感もまたひとしおなんだわ。
渋沢駅に到着したのは17時を回っていました。今から帰ると20時を過ぎるからということで、駅そば。大盛り無料サービスか、いらないなぁ。と思っていたんだけど、暇そうにしていたおばちゃんに捕まってしまい半強制的に大盛りに。かつ。かきあげが薄いからってもう一枚サービスされてしまいました。何じゃ、このごっつい「大盛りWかき揚げそば」は(^^; どうやら私が呼び水になったようで、その後わらわらと客が押し寄せて、厨房がてんてこ舞いになっていましたね。