野鳥、旅、nature、
 ♪ 雲よ風よ空よお前たちは知ってるかい、触れ
 合う心に夢溢れくる、ほのぼのとした喜びを…。

 禁:無断転載




26年間、暑いとも、寒いとも文句も言わず働いていた壁掛け時計が動かなくなった。
電池の残量はまだ充分あるのでどこかおかしい。 
これと同じような壁掛け時計はもう一台あるが一度分解掃除し、オイルを注して34年間
動いている。 ステップモータの出力軸に近い歯車に微細なプラスチックのヒゲの様なも
のが付着して止まったのであった。

またこれと同じよな微細なゴミが歯車に付着したかも分からない。
復活するか否か、分解して負荷の大きい部分の歯車だけ洗浄して、オイルを注してみた。

20~30年ぐらい前の製品は多少無理すれば傷も少なく分解できるが、時計に限らず今
時の製品はもう分解は不能。 自動化が進み効率化はコスト低減、使い捨て、ユーザー
は開けて修理してはいけない思想である。 
ネジ一本はもちろん、パッチン止めの構造も見られない今時の携帯、スマホの外観はすば
らしい。 しかし動かなくなったら、ゴミ捨て場行きだ。 ネジの1~2本で組み立てら
れて単純な製品は素人でも分解できて再利用できる構造にしてもらいたいものである。

 <2013.9.14> 
 表にはガラスもなく、秒針もない、シンプルな時計


        裏の様子 (単三乾電池一本、ごく普通のクオーツ時計)


     ムーブメントを外したところ。 さて、これからケースの蓋をはずすのが難儀。
     ほとんどの方は此処まででハイ「さよなら」だろう。 いや、
     こんなことやらず時計の状態で、すぐゴミ捨て場へ、このような時計は燃やせる
     ゴミか、不燃ゴミか、どっちだ?。


     この製品、蓋は8箇所のL字部分(足の様に出ている部分)でパッチン止め
     構造をとる。 1箇所のL字部分にケースについた凸部が入る。 蓋を開け
     るにはトータル8箇所の凸が開放されるように隙間を作り、蓋をこじ開けね
     ばならない。ヘタをすればL字部分は破損。 厄介な構造である。 
     パッチン止めでなく、ネジの一本で止められるように出来ていれば、何とい
     うことないのだ。
     考えた末、凸部に隙間が出来るように真鍮の薄い板(上に映っている小さな
     金属片)を差し込んだ状態で蓋をこじ開ける事にした。
     こうやって開けた内部の様子。


        下の真ん中はステッピングモーターのローター。
        上の長い軸は秒針軸 (この時計には秒針は使用されてない)


        全てシンナーで洗浄後オイルを少し注し、歯車を元に戻し
        蓋をパッチン止めして文字盤に組み立て完了。

        元に戻して2時間、異常な動きはないので問題なそうである。
        この後、何年働いてくれるか、楽しみである。

        つまらない日記を書きました。


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