日記のつもりで写真をブログに残すようになって早くも9年目に入っている。毎年同じ時期になると同じような
写真、風景の繰り返し。まるで進歩しないが、花鳥風月に親しむ余韻は風のように日常の一部になってしまった。
うれしい立春を迎えたと思えば花粉に悩まされ、もんもんと過ごしていたら、あっと言うまに穀雨に入る。
やっと花粉から解き放たれてきたようだが、可憐なすみれ花、オーブリエチアは旬も過ぎ収束に向かっている。
一年で一番、清らかで輝かしい清明の節気が行ってしまう…。
平安の昔、下記の歌を詠んだ人がいた。
春のとく過るをよめる…凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)
「梓弓春立ちしより年月のいるがごとくもおもほゆるかな」…古今和歌集 春歌下
訳…
立春になってからというもの、春の過ぎ去るのはあまりにも早い、年月がまるで矢を射るかのように
迅速に過ぎ去っていくように思われるよ。
近くの公園にはオオルリやキビタキが立ち寄っているようだ。我が家の庭には蝶の訪問が多くなってきた。
<撮影2016.4.20>
ストックの花に、おなじみのアゲハチョウ。
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サクラソウとモンシロチョウ…翅が一部欠けているようだ。
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シラユキゲシにツマキチョウ…我が家の庭では初見の蝶。
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