昨日は寒かったが小寒は次候の中、きょうは暖かいの一日であった。日本から異国に帰る小鳥たちや
北に移動する小鳥たちの心は索ゞ、如何ばかりであろうか。
<2019.1.13>
梅にウグイス否、カワセミでした。つぼみは次第に膨らみ春がそこまで近づいています。
カワセミは数が増えて近頃はあまり珍しくなくなりましたが歴史の中では古代からその美しい
青き御衣(みけし)に魅了されてきたようです。
日本の古事記に現れ、奈良時代には翠鳥(そにどり)の青く美しい羽と呼ばれ、ギリシャ神話では
風神アイオロスの娘ハルキュオネとその夫ケイクス、物語は略しますが、ゼウスは海に飛び込んで
死のうとするハルキュオネをカワセミに変えて…。アカショウビン、ヤマショウビンの学名Halcyonは
このハルキュオネから来ている。夫のケイクス(Ceyx)もカワセミ科の属名という。
では中国はどうか、出てきましたね。NHKラジオ第二放送は朝10時からのカルチャーラジオ。
土曜日は國學院大學学長が講師の漢詩の世界。
8世紀後半から9世紀前半、中唐は白居易の長恨歌の中で玄宗皇帝と楊貴妃、悲哀の物語の一部。
・「翡翠の衾(しとね)は寒くして 誰と与共(とも)にせん」。
カワセミの羽で作った布団は寒い、と。
・「翠翹(すいぎょう)金雀 玉掻頭(ぎょくそうとう)」。
すいぎょうとはカワセミの羽で作った飾り。
カワセミの羽で布団を作るとは大量の羽が必要だと思うが、カワセミはこの時代に
そんなに居たのだろうか、居たとすれば、とんだ災難な目にあったものだ。
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水飲みするアトリ。
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エナガも小さな一群で。
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