野鳥、旅、nature、
 ♪ 雲よ風よ空よお前たちは知ってるかい、触れ
 合う心に夢溢れくる、ほのぼのとした喜びを…。

 禁:無断転載





   毎日が酷暑、もたもたしていたらもう立秋を迎えた。
   先月末、黒姫から妙高高原、そして「えちごトキめき鉄道」は高田(直江津の二つ手前の駅)まで
  時刻表任せのゆるり旅をしてきた。北陸新幹線開通後(1997.10〜長野新幹線、2015.3〜北陸新幹線)
  信越本線はあちこちで寸断された。
   親しまれてきた横川〜軽井沢の鉄道はなくなり、軽井沢〜篠ノ井は「しなの鉄道」、長野〜妙高高
  原は「しなの鉄道、北しなの線」、妙高高原〜直江津は「えちごトキめき鉄道」と民営化された。
   今年三月、運転免許を返上した。その後の旅は宿の送迎バスと路線バス、そして鉄道時刻表の横糸、
  縦糸を絡めて時刻表が手放せない旅となった。地方では路線バスは一日に数本あれば良し、ゆとりの
  無い市町村は細々と季節ごとの時刻表で市営バスを運行し訪れた観光客に対応している。
   宿が最寄りの駅から遠ければ送迎バスや路線バス等、足がある所でないと行けない。送迎バスは、
  駅まで迎えの午後に二本、朝の送りは駅まで一本、行きたい場所はかなり制約されてしまう。
   しかし都会を離れたローカルな駅は鉄道の残渣を見るのが楽しい。一見、殺風景な所でもいつも何
  かないかと、物色を始めてしまう。駅を離れて初めて歩く路も一期一会の巡り合わせに逢うことも楽
  しい思い出の栞になることが多い。

   ・7/28〜30まで2泊3日の行程、順を追って写真紀行で綴ってみた。
   7/28は台風6号が関東地方に上陸する予報で危惧していたが、出かける朝7時には熱帯低気圧
  になり小雨模様で幸いであった。
   東京駅から長野まで北陸新幹線、長野から「北しなの鉄道」で黒姫駅へ。黒姫駅は11年前に戸隠
  森林公園に行った帰り一度立ち寄ったことがあるがこの路線は今はローカルな感覚になってしまった。

  <2019.7.28……北しなの鉄道黒姫駅>

   この辺りは俳人、小林一茶のふるさと。ホームにも記念碑があった。
   「やれ打つな蝿が手を摺り足をする」


   駅から歩いて5分という黒姫ラベンダー園の行き方を案内所で訪ねた。
   しかしそういう所は無い、と言われた。事前に調べた「JTBの旅ノート信州」が古くすでに廃園に
  なっていたのか、25年前の一冊であった。なんとなく不安であったが当たってしまった。
   仕方なく他の見所を訪ねたところ、7〜8分歩いた所に一茶記念館や墓があるというので行ってみた。
   小丸山公園という小高い場所で樹木に覆われた素敵な公園であった。(gifファイル9コマ入っています)

   一茶記念館を見た後、黒姫駅へ戻る。乗り継ぎまでの数十分の間、駅周辺を物色した。
  ホーム端まで行ってみたところ藪の葉の隙間から見えた物があった。
  「あれは何だろうか……」と、良く見えるように態勢を整えた。見えたのは何と、ターンテーブルだ。

   改札を入りホームに出て、ここからは立ち入り禁止の端まで行って全体像が見えた。
   在りし日のSLの姿が浮かび上がってくる。 
   いつから使わないようになったか、もう四半世紀以上経つかも分からない。錆び付いて放置されている。
   これは解体処分の途中の姿だ。民営化以後の懐具合は予算が厳しく中途半端で終えたのかもしれない。

参考までに今は廃線となった当方の12mmゲージレイアウトの自作ターンテーブルを載せました。
   ターンテーブルは上路式と下路式と2種類あるが模型では下路式の形となる。


   黒姫駅から二つ目、ここは妙高高原駅。これは乗ってきた車両。しなの鉄道の営業区間はここまで。
   ここから先、直江津まではえちごトキめき鉄道となる。
 
  この日はここから乗り継いで、直江津行き「えちごトキめき鉄道」妙高はねうまラインで次の関山駅まで。

 
以後次回に続きます。


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