コルクの葡萄畑

日々面倒を見ているブドウ畑と愛犬のダックスフント『コルク』の成長と活動の記録

コンテナ上の闘い

2014-10-31 15:27:07 | ブドウ畑の昆虫たち
今日「狸沢」のブドウ収穫が終わりました。
収穫されたブドウが詰まったコンテナから、ハエトリグモなどの小さなクモが這い出してきてコンテナ上で蠢いています。

コンテナの縁を延々とぐるぐる回るうちに、ほかのクモと出くわし、前足を振り上げて威嚇し合っています。
取っ組み合ったりすることなく、瞬時に優劣がついて道を譲ったり譲られたり。
コンテナ上のそこかしこで闘いが繰り広げられています。

↓カメラを向けたら、何撮ってんだ!?とばかりにこちらを向きます。


↓勝敗が決すると、負けたほうが道を譲ります。潔し。右下にそれを伺う小さなクモ。

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畑から見た皆既月食

2014-10-08 19:44:51 | ブドウ畑
今夜は皆既月食ということで、夜の畑に行ってみました。寒い。

寒いおかげで空気が澄み、良く見えました。
次第に欠けていきましたが、少し頭のてっぺんが欠けが甘い。

赤いお月様に負けじと、畑のブドウたちも丸く赤く熟してくれています。

↓じわじわと欠けていきます。まだ赤くは無い。


↓ようやく赤さがわかるくらいに。


↓皆既月食のピーク。暗く、赤みを帯びた月はなんとも不気味で神秘的。

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擬態?

2014-09-12 18:00:13 | ブドウ畑の昆虫たち
「狸沢」で作業中、ふと気配に気づき目を横にやるとのけぞったまま静止しているスズメガの幼虫がいました。
一瞬ヘビっぽく見えて驚いたのですが、もしかしたらヘビに擬態しているつもりなのかも。
そう考えると、天敵の鳥などに食べられないように努力している最中なのか…
まあ、捕殺してしまいましたが。

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菌を食べるテントウムシ

2014-08-08 10:22:15 | ブドウ畑の昆虫たち
「肩」の中に生えているニワウルシの葉裏に結構な数のキイロテントウがひっついていました。
キイロテントウはウドンコ病菌などの菌類を食べるということで、
葉をよーく見るとそこかしこがウドンコ病のようなカビに白く覆われており、それらを食べるために集まってきている様子。

すぐそばには幼虫と蛹の姿もあり、この木ですくすくとキイロテントウ一族が繁栄しているみたいです。
幼虫のころから一貫して黄色の体色をしているのもポリシーを感じて好き。
ブドウにウドンコやベトなどが出たときに食べてくれないかなぁ、などと淡い期待をしてしまいます。

↓幼虫。成虫も普通のテントウムシの一回り小さい姿。なので幼虫も小さめ。



↓蛹。模様や形は普通のテントウムシと一緒。大きさと色からキイロテントウと分かります。

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アマガエルの断末魔

2014-07-25 10:30:22 | ブドウ畑の動植物たち
梅雨ももうそろそろ終わりを迎えようとしている「狸沢」。

小さなアマガエルがピョコピョコ飛び回り、垣根の葉の上でも佇んでいる姿をよく見ます。
以前ネズミを飲み込むヘビの姿を見たことがあったので、アマガエルも食べられているのだろうなと思っていましたが、見かけることはありませんでした。

そして昨日ついに捕食の瞬間を目撃することができました。
足を噛みつかれたアマガエルとヘビの姿を逆側から撮影しようと離れたら、ピューピューピューという風船から空気が抜けるような音が聞こえ、逆側から再び見ると半ばまで飲み込まれ、必死に抵抗するアマガエルの姿が。
その後全身飲み込まれていきましたが、あの空気の抜けるような音はアマガエルの断末魔だったのかと少し寂しい気分を味わいました。

畑の中には生き物が住んでいて、そこには喜怒哀楽が充満している。
可愛いとか、可愛そうだけでは説明できない奥深さを垣間見ました。

↓下半身を飲み込まれ、ツルをつかんで必死に抵抗するアマガエル。



↓ほぼ飲み込んだ状態。ヘビはこの時、歓喜しているのだろうか。

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全身花粉まみれ

2014-06-23 10:32:47 | ブドウ畑の昆虫たち
カベルネフランの花が咲き、あたりに香りをまき散らしています。
それにつられていろいろな虫が集まってきますが、なかでも目立つのがハナムグリ。

花粉を必死になって食べているため、そばに人間が来てもなんのその。
花をかき分け全身を花粉まみれにしながら黙々と食べ続けます。


    ↓オオスズメバチも見かけるようになりました。木の周りをウロウロ。花粉などではなく、餌となる芋虫などを探している様子。
    


    ↓こちらも食欲旺盛なテントウムシの幼虫。食べているのはアブラムシではなさそう。
    

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甘い香りにつられて

2014-06-15 15:35:04 | ブドウ畑の昆虫たち
「狸沢」近くのケヤキの木。
そばを通ったら甘酸っぱい香りがしたので葉をかき分けてみると、幹にカミキリムシか何かに開けられたと思しき穴があり、
そこから染み出た樹液が発酵していました。

甘い2、酸っぱい8くらいの割合の香りですが、昆虫たちには誘惑的らしく、
ハナムグリのような中型のコガネムシと小さめの甲虫が夢中になって吸っている。

そろそろ切らなきゃと考えていた木なのですが、こうなると愛着がわいてくる。
もう少し切るのを待ってみようと考えることにしました。

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鳥のフンかと思ったら

2014-06-06 17:19:21 | ブドウ畑の昆虫たち
「狸沢」のブドウの葉っぱに鳥のフンがついている、と思ってよく見たら
足がついてるし、白い部分には目がついている。
ヨコバイの仲間とおもわれる虫がくっついているのでした。
クモが鳥のフンに擬態しているのは見たことあるけど、これは初めて見た。
なかなかの出来栄えで近くによらない限りわからない。
自然の英知は素晴らしい。

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カワニナ大量発生

2014-05-20 17:25:20 | ブドウ畑の動植物たち
「沢」の中に流れる沢水の中に蠢く黒い姿。
前から発見されていた巻貝のカワニナがウジャウジャと繁殖しています。

ホタルがカワニナを餌として増えてくれるのでは…
などと期待したこともあったのですが、ホタルが100匹生息するにはカワニナが数万匹必要とのこと。
それ以前にホタルがこの周辺に存在していない…

まあ、夢のある話ということで。
畑の仲間が増えることはいいことだ。

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桐の木の異変

2014-05-04 10:10:42 | ブドウ畑の動植物たち
「肩」に放牧された羊たちがこよなく愛する日陰を提供してくれる、大きな桐の木に異変が。
高さ5m位のところに何者かによって開けられた、まだ新しい穴ができていました。

コゲラかアオゲラか、キツツキの仲間によって開けられたと思しきこの巣穴。
新しい生き物の登場は嬉しいのですが、コゲラは弱りだした木に巣穴を開ける習性があるとのことで、
この桐の木もだんだんと弱りだしているのかと思うと、少し不安になります。


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