梅雨どきが嬉しい

ブドウ畑「狸沢」のブドウの葉にしがみつき
こちらをうかがっているのはアマガエル。
少し前まで乾燥した天気だったのが、梅雨に入って連日の雨降り。
表情はもちろん変わらないのですが、梅雨前よりも嬉しそうに見えます。

去年植えたブドウ苗木のてっぺん近くに陣取り
獲物が通りかかるのをひたすら待つ、待ち伏せタイプの狩人。

ブドウを栽培する人間にとっては可愛い用心棒ですが、獲物となる虫達にとっては怖い存在。

立場が変われば、見方も変わる。
葉の陰からのぞき見るカエルを可愛いと見るか恐ろしいと見るか。
つくづく人間でよかった、とふと思う梅雨の一コマでした。

花の季節

例年よりも遅れましたが、ブドウの花が咲きました。
写真はカベルネソーヴィニヨンの花。

花びらが無く、黄色い雄しべのやくがぷつぷつと雌しべの周りを取り囲んでいます。
どこから出しているのか、ブドウの花のいい香りがふわっと香ってきます。

６月もいつの間にやらもうすぐ終わり。
ブドウ畑で最も遅いカベルネソーヴィニヨンの収穫まであと４ヶ月の辛抱。

第一関門の梅雨はまだ入ったばかり。
いまは人事を尽くすばかりです。

夏至の装い

昨日は夏至。

あいにくの曇り空だったけれども、七時過ぎまで明るく
これからの本格的な夏の到来を予感させます。

畑をいろどる野の花たちも、酷暑の日々を前に花を咲かせて
子孫を残そうと必死です。

せっかくなのだから、３年ぶりに愛犬コルクのために
花冠ならぬ花首輪を作成。
サイズが少し大きめなのも前回と同様、御愛嬌。

白・赤のクローバー、ハハコグサ、カモミールなどなど。
旬の花たちに囲まれて、少しばかり嬉しそうにしている、
と思うのは飼い主の親バカぶりがなせるワザなのだろうか・・・



　　　　　　　　　　　　　　　　↓チモシーの穂や黄色い花の染色用のカモミールなど、目に付いたものを組み込んでみました。迷惑そう？いや、そんなことはない。
　　　　　　　　　　　　　　　　">

とうとう梅雨入り

いままで乾燥した天気が続いていましたが
おとといあたりからいきなり蒸し暑くなり、
これは来たかなと思っていたらやはり梅雨入り。

通常より数日遅い梅雨入りらしいです。
しかしまだ梅雨の序の口。
これからますます蒸し暑さが増してくるのでしょう。

そんな暑さを避けるためか、キアゲハの幼虫もシロツメクサの陰に隠れていました。
肥え太って親指ほどもある巨体がサナギになるのはもう少しあとだろうか。
梅雨に入ったばかりなのに、つい梅雨明けのことを考えてしまいます。

ひさびさの雨

今日は久しぶりの雨の日となりました。

１週間ずっと晴れが続いて、今日のお湿りの雨。
午前中まとまった雨が降ってから、午後は降ったりやんだり。
雷も鳴って真夏を先取りしたような天気の一日となりました。
また明日から１週間晴れの日が続く予報。

ブドウ畑に生える牧草の陰からケロケロと
貴重な雨を喜ぶカエルたちの声が聞こえてきそうです。

クモが元気

今週一週間は暖かい日差しが続きそう。
朝の冷え込みは厳しいけど、日中はいろいろな生きもの達が蠢くようになりました。

なかでも目立つのが小さなクモたち。
写真はホオジロハエトリだろうか。
ブドウの支柱を餌場にして自分よりも大きな獲物を虎視眈々と狙っています。

クモが動き出すということはその他の昆虫たちも活動をしているということ。
ブドウも4，5枚目の葉を展葉させ始め、いよいよ初夏を迎えようとしています。

　　　　　　　

　　
　　　　　　　　　　　　　　↓ハナグモ。黄緑色の体が綺麗。威嚇されてしまいました。　　　
　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　↓ネコハエトリ。支柱そばの常連。とにかくよく見かけます。　
　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　↓ネコハエトリ正面から。目が合うとすぐ隠れます。結構毛がふさふさ。
　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　↓名称不詳。とにかくツヤツヤテカテカしたぽっこりお腹が特徴。支柱を登ってきたイモムシを捉えたようです。