コルクの葡萄畑

日々面倒を見ているブドウ畑と愛犬のダックスフント『コルク』の成長と活動の記録

小春日和が一転…

2008-11-22 10:17:06 | ブドウ畑の羊たち
11月中旬。暖かな日差しが降り注ぎ、お腹がいっぱいでうたた寝中の羊たち。
まさに小春日和。この穏やかな日が数日のうちに一変するとは…





日本海側を中心に強い寒気が押し寄せて、突然真冬の真っ只中に押し込まれてしまった鳥上坂。
剪定も終了していないというのに12月下旬の光景。

               


この状況に大きなダメージを受けたのが2匹の羊たち。
餌を食べようにも地面が雪に覆われて食べようがない。
寒さにはやはり強いらしくものともしないのですが、餌の問題は一大事。
越冬用に蓄えておいた干草とブドウ粕を食べさせているところ。
12月中旬くらいまではブドウ畑にいる予定でしたが、
この天気が続くようであれば下山を早めることも検討しなくては。

できるだけ新鮮な草を下山するまでに食べさせてやりたいので、
天候の一刻も早い回復を祈る毎日です。

               

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

搾り粕の使い道

2008-11-11 10:21:47 | ブドウ畑
全てのブドウが収穫され、11月下旬には全てのワインの発酵が終わる予定。

ワインを醸造する際にブドウは潰され、圧搾されてブドウ粕が出てきます。
このブドウ粕は厄介者の産業廃棄物などではなく、色々な使い道のある資源なのです。

写真は積み上げられ、切り替えされて発酵しているブドウ粕。
発酵による熱で白い蒸気をもうもうと吐き出し、ブドウの軸には白い菌糸がはびこって優秀な堆肥へと変貌する途中。
ひと冬越して発酵が終わる頃には立派な堆肥と化すのです。

もう一つの使い道は羊の飼料。
そのまま食べさせても喜ぶのですが、保存とさらなる嗜好性の向上のためにサイレージに。
ドラム缶に詰め込んで嫌気性にし、乳酸菌で発酵。さしずめブドウ粕の漬物といったところ。
去年の冬に食べさせてみたところ好評だったため増産。
今年も気に入ってくれるといいなぁ。

自然の賜物であるブドウからワインが造られ、残りは堆肥や飼料として自然に帰る。
なんとすばらしき循環。
自然の一部としてのワインをこれからも造り続けたいと思います。


                            



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋深し

2008-11-06 08:47:13 | ブドウ畑
ブドウ畑の周りの山々も紅葉し、彩り豊かな季節になってきました。
ブドウの樹々も黄色や赤に色づいて秋を感じさせます。

赤く紅葉しているのはベリーアリカントA。
果皮はもちろん果肉も果汁も真っ赤なこの品種。
葉ももちろん真っ赤に紅葉します。まるで燃えているかのよう。

そろそろ剪定しなくちゃいけないな。
この樹を切ったら赤い樹液が流れてきそうだ、などと小春日和の中ぼんやりと思ったりしたのでした。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カボチャ祭り

2008-11-01 10:25:02 | ブドウ畑の動植物たち
我が家の畑で取れたカボチャたちでカボチャ祭りin店先。

ひときわ目立つ大きなカボチャはアトランティックジャイアント。
緑色した普通のカボチャの数十倍の重さをもつ巨大さ。

あまりに重くて、運ぶのにトラックのクレーンを使わなければいけませんでした。

一番奥の飼料用のラージポンキンがなんだか普通に見えます。

せっかくのカボチャなのだからとジャックオランタンを姉が作成。
詳しくはHPの今月の一コマをご覧ください。
しかし、10月31日を待たずして口周辺からカビが発生。

               
いたしかたなくカビの部分を削り、羊に餌として提供。
メェメェ食いつく様をみると羊にとってもカボチャ祭りになったようです。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする