コルクの葡萄畑

日々面倒を見ているブドウ畑と愛犬のダックスフント『コルク』の成長と活動の記録

捻じ曲がった木

2008-02-26 14:24:46 | ブドウ畑
ここ最近天気のいい日が続いています。
こつこつと続けてきた大木周りの細い木の伐採がようやくすんだので
これからは大木の伐採です。
いよいよ木こり仕事らしくなってきました。

まず手始めに、今日は中サイズのニセアカシアを切り倒しました。

切り倒してから気づいたのですが、この木とんでもなく捻じ曲がっています。
他のほとんどの木が真っ直ぐか、二股に分かれる程度のものであるのに対し、
ぐにゃぐにゃとまるでのたうつヘビのような幹をしています。

年輪が不明瞭なので、何年生きてきたのかわかりませんが、
その一生のうちに、このような姿にならねばならない事件がたびたびあったのでしょう。

畑の資材として使える部分が少ないので、
なるべく早く土に帰れるよう処理をしてやろうかと思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

皮だけになったカボチャ

2008-02-23 09:07:27 | ブドウ畑の羊たち
二十四節気の雨水をすぎて日も長くなり、昼間の日差しが春を予感させる今日この頃。
しかしまだ朝の冷え込みは厳しく、冬を越す羊たちにはつらい日々が続いています。

その憂さを晴らすように餌には貪欲で、新鮮な草を食べることが出来た季節が恋しいのか
干草よりも野菜に対する執着が凄い。

大きなカボチャを割って与えたところ、器用に内側の部分だけをこそげとって食べていました。
写真はその残骸。

羊は前歯が下あごにしかないので、皮までは噛み切って食べることが出来なかったよう。
この後、残ったカボチャの皮を小さくちぎってやると大喜びで食べていました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

からみあい

2008-02-20 10:59:02 | ブドウ畑
爆弾低気圧による大雪で何度か中断されつつも地道に伐採作業を続行中。
新雪が降り積もるたびに畑を登る足への負担は増していきます。

伐採しているニセアカシアも幾多の冬を過ごしているため
その雪の重みで根元が曲がっているものを多く見かけます。

ところが今日発見した木は根元が曲がっているどころか
根元で二股に分かれた幹が絡み合っているではありませんか!

もしかしたらこれも雪の重みに耐える自然の知恵なのではないかと妙に感動。
とりあえず伐採はせずに今後どのように伸びていくのか見守ることにしました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木こりの日々2

2008-02-12 11:30:14 | ブドウ畑の昆虫たち
本日も木こり作業を続行中。

ニセアカシアを根元から切り倒し枝を払って一箇所に集め、
支柱などに使えそうな部分を切り出すということを一人でしていると
少しずつしか出来ません。

春になれば、樹皮を剥いで枝を燃やし、抜根作業も待っています。
大木になったものをいきなり切り倒して取り除こうとするのは容易ではありません。
やはり生きものとの関わりには長い時間を費やしていかなければいけないのだと痛感。

そんな時、枝に同じような色のたわしのような物体を発見。
近づいてみるとなんのことはないアシナガバチの巣。

寒空のなか風に吹かれて、暖かい頃にあったであろう色艶を失ってしまっています。
あとは朽ちて土に帰るのみ。

長いサイクルの生きものもいれば短いサイクルのものもいる。
当たり前かもしれないけれども、改めて実感させられた一日でした。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木こりの日々

2008-02-09 16:14:09 | ブドウ畑
雪が畑を覆うこの季節には、出来る仕事が限られてしまいます。
その一つが雑木伐採作業。いわゆる木こり仕事。
ブドウに影を落としたり、風通しを悪くしてしまっている雑木を伐採するのです。

対象となるのはもっぱらニセアカシア。
鋭いトゲが幹を覆い、成長が早く根元から多くの芽を出すなどの特徴を持ち
素早く辺り一帯を占領してしまう外来種。

約30年前の大雪でブドウ棚が潰れて以来、耕作放棄地と化していた「肩の下」では
このニセアカシアがあちこちに林を形成しています。
土壌流出防止や根粒菌の共生による肥沃化、風害防止など役に立つ木ではあるのですが、
やはりこのままではイカンと伐採。
切り終えた木は細い枝を除いて、垣根などの支柱に生まれ変わります。

             伐採後↓

             



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪のロールケーキ

2008-02-04 14:04:46 | ブドウ畑
今日は立春。
立春とは「冬の陰気に閉ざされた万物に、春の陽気が立ち始める」という意味らしいのですが、
我が家の畑は真冬の様相。

朝の冷え込みは厳しく、吹く風の冷たさは体の芯にまで届きそう。
そんな今日、ブドウ畑「肩の下」に雪で出来たロールケーキが転がっていました。

急傾斜の場所から雪が転がってきて出来たものらしく、
転がった跡が結構上の方まで続いています。

立春をピークにして少しずつ冬が遠ざかっていきます。
このロールケーキもいつまでその形を保っていられるのだろうか。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬でも元気

2008-02-01 12:00:08 | 鳥上坂の鳥たち
トゲだらけのニセアカシアの枝にとまっているのはおなじみのホオジロ達。
冬でも元気に縄張りを主張しています。

しかし、この雪だらけの中、何を食べているのだろうか。
昆虫はいないし、主食の草の種なども雪の下。

やはりニセアカシアの種などを食べているのか?
マメ科植物だし。

何もないように見えてニセアカシアの枝先にはマメ科特有の鞘がいくつかぶら下がっています。
ここの縄張りを主張する意味が少しわかったような気がしました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする