春の一番槍

春の陽気に誘われて野山の草たちも伸び始めたなか、
「欅沢西」の一角でいち早く天に向かって伸びあがっているのはイタドリの新芽。

その槍のような形の新芽がいくつも先を競うかのように、そこかしこから突き出しています。
人間にとっても春は心浮き立つ嬉しい季節ですが、植物たちにとっては苛烈な生存競争の始まり。
一番槍争いは日々激しさを増しているかのようです。

春の使者

春が来ると「百本足」に必ずと言っていいほど現れるのがニホンカモシカ。

以前は親子連れで来ていたのが、今年は若いオスと思しき1頭だけ。
もしかして縄張りを母親が譲ったのかも。

そんな想像をしている間に、仔かもしれない若いカモシカは
目の下の眼下腺をブドウの苗木の支柱にこすりつけ、縄張りを主張していました。