哀愁の背中

ブドウ畑「肩」のブドウの樹にとまっているのはヒヨドリ。

ときどき大きな声を立てながら、あたりを見回している姿はどこか哀愁漂う。
頭あたりの毛がつんつんと立っているのもなぜか悲しい。

今の時期はガや甲虫などの昆虫を雛に与えるらしい。
しかし、ブドウの実がなるとそれをついばみにやってくる害鳥となってしまいます。

今のところはブドウの心強い味方でいてくれるようです。

春の最後を彩ります。

ブドウ畑「百本足」の道路側に沿うように花を咲かせているのはタニウツギ。
鮮やかなピンクの花を大量に咲かせて、遠目にも綺麗。

日差しが一日ごとに強くなり夏に近づくと、
タニウツギの花と入れ替わるように、そろそろブドウの花のシーズンを迎えます。

首輪ならぬ胴輪

ブドウ畑に咲いている花で愛犬用の花の首輪をつくりました。
主にシロツメクサでできており、ツルニチニチソウや、コデマリなんかも入っています。

家に帰って早速愛犬に着用。
しかし、サイズが大きすぎて、すっぽりと胸まで入ってしまいました…
これはこれで可愛いのですが。

今度は別の季節の花を加えてちゃんとした首輪を作ってあげようと思います。

夫婦で一休み２

ブドウ畑「肩」で一休みをしているホオジロ夫婦。
こちらはオスにくらべて地味めなメス。

オスと適度な距離をとりつつ、あたりを警戒。
絶妙な連係プレーを見せてくれました。

夫婦で一休み

ブドウ畑「肩」の支柱にとまってあたりを警戒しつつ一休みしているのはホオジロ。

頭に白黒の模様のあるほうがオス。模様がなく地味なのがメス。
写真にはオスしかいませんが、すぐ近くにつがいと思われるメスの姿も。

しばらくしたらピチュピチュ鳴いて仲良く飛んでいってしまいました。

マムシも春

日差しが暖かいお昼ごろ、ブドウ畑に入る道を横切るひも状のものを発見。

その体の特徴的な模様はニホンマムシ。
体長は20ｃｍくらいなので、どうやら子供のよう。

見た目は可愛いのですが、あんまり草むらなどでは出会いたくない相手です。

雨上がりのバッタの幼虫

雨上がりのブドウの芽になにやら小さな物体がついていると思ってよく見ると、
小さなバッタがしがみついています。

この大きさなので、ヒシバッタかと思ったのですが、体が菱形ではないし
触覚や目の形、羽が生えていないことや全体の雰囲気から違う様子。
何かのバッタの幼虫と推測。

バッタがブドウの葉を食べているところを見たことがないので、
いまのところはお咎めなし。

雨露が乾く頃にピンピンと飛んでどこかへ行ってしまうのでしょう。

グミの花

ブドウ畑「肩」に今年植えられたグミの樹が花を咲かせました。
細かい毛に覆われた小さな白い花で、ややもすると見逃してしまいそう。

かすかに甘い香りのするその花からは卵形の小さな実がとれます。
渋みとわずかな甘みを持つその実が食べられるのは秋頃になる予定。

また畑の楽しみがひとつ増えました。

蝶の大群

写真はブドウ畑「沢」に群生するツボスミレ。
花の形が蝶に似て、たくさん咲いているから蝶が群舞しているようにも見える。

少し湿った土地を好むという性質どおり、「沢」の小川近くに生息しています。
香りがあまりないけれども、足元で可愛らしく目を楽しませてくれます。

山桜

ブドウ畑「沢」の隣に山桜が咲いています。

ソメイヨシノなどにくらべて咲くのが遅く、飾り気のない上品な桜。
もうすでに散り始めています。

山桜が散ると、もう春も終わりに向かっているのを感じます。
入れ替わるようにブドウの芽がすくすくと伸び始め、
雑草は膝丈くらいにまでなっていて、畑仕事は忙しさが増すばかり。
毎日が時間との競争です。