春先のつる配り

棚栽培のブドウで、この時期にやっておかなければならない作業に
つる配りというものがあります。

格子状にめぐらされた針金にブドウのつるを固定する作業です。
固定するのに使うものは、紙で覆われた約8ｃｍの長さの細い針金。

冬の寒さがまだ残るなか、冷たい風に指先を凍えさせつつ
全てのブドウのつるを固定していきます。
大変な作業ですが、これをしなければ芽が出てきたときに
風などでつるが動いてとれてしまったりするのです。

さあ、明日もやるぞ！

冬に逆戻り

日々暖かくなり、春が近づいてきたと思ったら、
突然冬に逆戻り。雪がうっすらと積もってしまいました。

ブドウ畑「肩の下」も雪化粧。
雪の下からちらほら緑を覗かせているのは、去年の秋に種を蒔いたライ麦たち。
畑の土壌を元気付けるためにブドウ畑の中に一緒に栽培されています。
その根っこが土壌の奥深くに入り込んで、人の代わりに畑を耕してくれるのです。

ライ麦たちはこの前までのいい天気に、春が来たと思い、
大雪に押しつぶされていた体を起こしつつあったのにお気の毒様。
また雪が溶けるのをひたすら待ちます。

謎の冬毛

葛のつるにからまった、細くてふわふわした白い毛の塊。

さては畑の中に住む野ウサギの冬毛か？
毛の抜け替わりの時期ですねぇ。

こんなところにも春を感じますよ。

謎の巣穴

畑の石垣にぽっかり空いた穴が。
何やつ？
ネズミにしては入り口の穴が大きすぎるし、
ヘビだとしたら穴を掘るとは思えないし、
ウサギ？

住んでいそうだなぁ。
苗木食べちゃうしなぁ。
かといって捕まえてどうこうする気にはなれないしなぁ。

どうしたらよかんべ。

コルクも山に出張

我が家の愛犬コルクもたまに畑に来て
農作業を見守ったりします。

だいたいの時間を、野鼠の巣穴に鼻先を突っ込んだり
周辺の動物の気配を感じ取ったりしてそわそわ過ごしているだけですが。

三時の休憩の時間にはあぐらの上にねっころがって
風の匂いをかいで上機嫌。

そろそろ本格的に春になるのですね。

畑の邪魔者２

ブドウ畑「百本足」に現れた邪魔者は背の高い木だけではありません。
地面をそのつたで覆い隠し、ブドウの木に絡みつき、
時に絞め倒してしまう厄介者、葛(くず）がたくさん繁茂しているのです。
写真の中で石壁前でうねってる太いツルがそれです。
ちなみにツルにたてかけてある刃物はナタ(刃渡り約30cm）。

葛は多年生の草なので、毎年のように同じところからでてきます。
若いものは数センチの太さの根っこなのですが、
十数年もそのままにしておくと、太さが十数センチを超え
容易に駆除できなくなってしまいます。

手で引っこ抜けないものは剪定ばさみで、
それでも駄目なものはナタでぶった切ります。
こんなのがそこらじゅうに何本もあるのだからこりゃ大変だ。
ふぅ。

邪魔者伐採後

邪魔な木を伐採することになったのですが、
高さが結構あるうえに、道路のそばに生えているものだから
電線に引っかからないようにするのが神経使う・・・

切るときに入れる切込みの方向を変えたり、ロープで引っ張ったりと
工夫が必要。

何とか伐採できました。

畑の邪魔者

ここはブドウ畑「百本足」。
ここも長年放置されて、木が生い茂っています。
今日はココの伐採の予定。

大雪にも耐えて生き残った木達には悪い気もするけれど、
チェーンソーで伐採です。
さようなら。

大雪の爪痕

冬もいよいよ終わりに近づき、大雪による被害が明確になってまいりました。

ウチの一番標高の高い畑「肩の上」(標高約280ｍ)のなかに背の高い木が生えています。
日光を遮る為に今年こそ切り倒してやろうと考え、チェーンソー片手に
行ってみるとなんと！太い木が根元あたりでバッキリ折れていたのでした。

大雪恐るべし…

切る手間省けたけど…

雪も溶けて・・・２

雪が積もったその上にちょこんと頭を出していたブドウの枝を、
野ウサギがかじって食べてしまっています。

細いブドウの枝なので、かじられて折れてしまいました。
周辺には楕円形の、繊維質たっぷりなマーブルチョコのような
糞も落ちており、冬の餌場だった模様。