コルクの葡萄畑

日々面倒を見ているブドウ畑と愛犬のダックスフント『コルク』の成長と活動の記録

せっせと運ぶ

2013-09-11 13:28:30 | ブドウ畑の昆虫たち
自社畑「芳香園」でデラウェアの収穫中、しきりにブドウ棚の支柱に飛んでくるハチを発見。
なにやら抱えて支柱に空いた穴に運び込んでいる。

黒い体に二つの黄色い輪。オオフタオビドロバチという狩り蜂の仲間らしい。
かかえているのは獲物のハマキガなどの幼虫。
竹筒などの既存の穴を利用して巣とし、ガの幼虫を詰め込んで卵を産み付けエサにするとのこと。

コスズメに寄生しているハチの繭は見たことがあるけれども、
エサとなる幼虫を運び込んでいる狩り蜂の姿はなかなか見たことがない。

ブドウ棚を自然に置き換えて言うならば、
支柱はやはりブドウが絡み付く枯れ木を模倣したものといえるのかもしれない。
この支柱が天然木ではなく金属製のものであった場合、こういったことは起こりなかったのだろうなと思うと、
ブドウ栽培資材の自給体制を整えねばと強く思います。


↓ガの幼虫が詰まった巣穴。



↓何度か運び込み、頭で押し込みながらギュウギュウづめになったところ。
 今度は手ぶらで戻ってきて、入り口付近で何かやっている。どうやら泥でフタをしているところらしい。



↓だんだん泥で入り口が閉じられてきている。完成したらほとんどわからない状態になると思われ。

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