いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

内閣府の経済分析

2005年12月02日 21時58分28秒 | 社会全般
今までに幾つか記事に書いてきた勝手な推測や、いい加減な記述や、怪しげな疑問などへの答えが提示されていました。そうでしたか。と思って読みました。やっぱりプロの「仕事」というのは、素人ブログの適当な記事よりも立派ですね。きちんとしています。行政の方で色んな情報提供というか、公開が進められていますから、記者の方々もよく読んで研究したりするといいと思いますね。ほんの少しばかり味見した程度の、告知記事みたいなのを書くばかりでなく。

日本の経済2005-2006


全然無関係な話題ですが、この前、小泉さんに「(政府系金融機関の問題で)麻生大臣が国際融資分野についての抵抗のような発言をされたのですが、これについては「調子ハズレ」ということはありませんか?」とかって、質問してた記者がいたな。何処の社かは知らないけれども。チラッとテレビに映ってた。ハッキリ言うと、この記者は「バカか?」と思いました。何て浅はかな質問を首相にするんだろう?って。安倍官房長官の会見後の質問とかも、マンネリ化するからなのか知らないが、下らない質問が多いし、直接行政に無関係な質問が多すぎると思った。一体全体何を聞く気なのか、と思うね。記者諸氏は、担当が張り付いているんだろうと思うけど、もうちょっとマシな質問は出来ないんですかね?


大抵、ネタ不足で、「ヤンキースが優勝を逃したんですが・・・」「阪神が優勝したんですが・・・」「ロッテが・・・」「井口が・・・」以下略・・・とかのどうでもいい質問が多すぎなんですよ、本当に。そんなことばっかり首相に聞いてないで、普通に政治記者の質問をしろよ。近所のオヤジとの雑談みたいな質問がほとんど。「何か聞かなきゃいけない」でも「何聞けばいいか判らない」「質問事項の不足で間が持たない」ってな感じだろ?本当にアホかと思う。国の行政に関しての質問よりも、スポーツネタ、社会ネタ、珍現象ネタ、他人の不幸・事故ネタ、そういうのが多すぎなんだって。何人も記者達が集まっていて、何で誰からもそういう行政についての、国民に知らせるべき質問が出てこないのか、本当に疑問。何人も集まってて、あれだもの。


「自衛隊のイラク派遣延長の決定に際して、世論との整合性はどう考えているか」「拉致問題の進展についてはどうするか」「年金改革の合同会議が機能してないが、与野党含めて年金問題をどう解決していくつもりなのか」「医療制度改革で地方財政に与える影響とかインパクトはどう分析しているか」「基地問題はどう地方の理解を得るか」・・・よく判らんけど、そういう感じで幾つもあるでしょうが。たまに「量的緩和政策へのコメント」などを聞いてしまうと、滅多にないことだったから、発言がクローズアップされてたけど(笑)。こういう質問はまともな方です。でもね、「誰々は調子っぱずれですか?」ってアナタねえ、何が訊きたいの?って思いますね。そんなこと訊くより、「一機関に統合した場合、ODA実施等の外交分野でのマイナスは少ないとお考えですか?」「外務省主体よりも、官邸外交を重視していくお考えですか?」とか、普通に訊けるだろ?


安倍ちゃんにも、同じ。結構無駄な質問が多すぎるんですね。経済財政諮問会議後の会見での質疑も、変な質問とか無駄なのが多い。質問者(記者)自身が、何が言いたいのか・聞きたいのか、というのが全然判らないような質問とかもあったりする。以前に平ちゃんがわざわざ自分で解釈しなおして(質問の内容を判りやすく言い換え且つまとめて)、自分が質問を作ってそれに自分で答えるような時もあったような気がする。何だか生徒会の集会で、どうでもいい質問が出てるみたいな感じ。質問するなら、国民に成り代わってビシッと質問してくれ。でも福井総裁の記者会見での質疑は、結構きちんとした内容みたいだ。どうしてなんだろう?こんなに質問のレベルが違うってのは。政治担当と経済担当では大きく違う、とか?



方向が全然違う方に行ってしまいましたが、内閣府が発表した経済分析には、利息収入の話、GDPギャップの推計値、ULCの話などもあり、勉強になりましたよ。それに、金融政策に関することもね。そういえば、きっと発表ギリギリ直前で恐らく追加されたであろう、「限定的とみられる税制変更のマクロ経済に与える影響」は、ひょっとして平ちゃんの発言が原因ですか?(この前諮問会議で「増税インパクトを勘案したマクロ分析くらいやっとけ」、と突っ込まれたから)、それとも良く解釈をすれば、政府与党の合意(定率減税廃止とか所得・住民税の改変案)がとれてなくて、ギリギリとなってしまった?他と比べても、あんまり「内容がないよう」というような項目となってしまっているし(笑)。責めてる訳ではありませんよ。ただ、他の分析の「厚み」を見れば、誰がどう考えても「慌てて付け足し」ってな感じですから。まあ、しょうがないですから、今後ESRI あたりで詳しく調べておいてもらって、来年の白書にでも掲載すればいいんですよ。

これも、全くの推測なんで、悪気はないです。学生のレポート評価とかの経験がある訳でもないし、「慌てて追加」の項目を見抜ける程の眼力もありませんから(笑)。逆に、私が真にできの悪い学生だったので、どう見ても底の浅い追加記述を入れたりした(友人のを参考に見せてもらったり・・・すまぬ)という、しょうもない体験に基づいていますね(笑)。


また後で。
ちょっと、席を離れますので。


経済状況ですけれども、為替は120円を突破しましたね。超えてみればあっさりでした。ミスター円は何て言うのかな?「これがですね、ドカーンと弾けちゃう」って解説してくれればいいのに(爆)。何でニュースに登場せんのかねえ。今の円安はある意味「行き過ぎた円安」水準だよ?米国経済の強さとか、金利差拡大を織り込んだとしても、実効ベースの水準では98年以来の水準だと。さっきフェルドマンさんがそう言ってた(WBSで)。内閣府の分析にも実質実効為替レートが出てたね。


株式市場も「キター!」ですが、これが一体いつまで続くか、ちょっと気になり出してきました。ボーナスを株式に投入しようかというサラリーマンなどが登場してきて、新たな買い資金流入となれば一段高が期待されそうですが、小心者の私としてはある程度の利益で満足してしまいそうです。今の上昇ピッチがかなり早いので、来年始めころの調整局面(かな?)では、もつれそうかな、と思ったり。上げが強ければ調整が長くなりそう、って思いますが、他の皆さんは強気なのかな?


与謝野大臣が「インフレ期待は悪魔的手法」と言ったそうな。これに対しては、中川政調会長が反論ということだそうです。日銀擁護派の与謝野さんでもあり、財政一派ですので、自民党内の対立軸がいよいよ明らかになってきたようです。

Yahoo!ニュース - 時事通信 - インフレ頼みは「悪魔的手法」=財政再建で火花-与謝野経財相と中川政調会長


財政一派は谷垣・与謝野連合、一方対立側は竹中・中川連合、ということですね。インフレ誘導ということで言えば、日銀派はちょっと困るが、税制改正とか年金改革といった部分では、財政再建派の方に近いな、私は。こういう時には、どちらも応援出来ないので、困るね。中々困った状況が出てきたかもしれない。居並ぶ諸将の中で、武勲のあった者、手柄を立てた者、築城とか普請とかで功績があった者、色々あるからね。


最近中川農水大臣は姿を見せないね。前は日の当たる経産省だったけど、近頃は地味になってしまったかも。そう言えば、町村さんも見ないな。ニュースに出るってのは、結構大事なんだね。前原君も殆ど見かけないね。民主党は本格的に沈没してしまったのかな?