この問題については、谷垣くんや財務省が懸念を表明しつつも、市場としては、大方の予想が「今年の夏頃」(=ひょっとして7月もありかよ?)というような反応を見せているようです。主なエコノミストたちのインタビュー等で、大体がそういう見方を披露しているようですから。利上げを見越して、金利上昇を織り込んできたという風にも見ることが可能でしょう。ただ、過剰反応とも言えなくもないですが。市場の評価というのは、得てしてこのようなものなのかもしれないですね。こんなところにも、「ハイパー」が潜んでいたとは。って、よく目にしがちな「ハイパーインフレーション」とかではなくて、言ってみれば「hypersensitive」な状態の方ですね。日銀の「バブル過敏症」(笑)に匹敵する、マーケットの「日銀過敏症」?とか「利上げ過敏症」?とかですかね。
ああ、マーケット用語では「volatile」の方ですか。福井総裁以下、その他も「volatileな動き」とか何とか言ってたから。前にも書いたけど、「ボラティリティ(volatility)」とか「ボラタイルな動き」とか言われても、通常よく判らんよ。何を言ってるのかと思いましたよ。「今の市場ではボラタイルな動きが見られる」とか言われても、普通に聞けばね、「今日の市場(いちば)にはいいボラとイカが見られた」としか聞き取れませんよ(ウソです。オヤジなので・・・ご勘弁を。英語は苦手で本当にキライだし)。
結局米国の長期金利は10年債は5%超までいってしまい、突き抜けられてしまった訳です。その後、やや戻しましたけど。今度こそ「そろそろ利上げ打ち止めなんじゃないか」という見方が大勢になった、ということらしいです。日米の金利差ではあまり変わっておらず、為替があまり大きく動かない分日本の金利上昇という形に表れたとも言えるかもしれないです。
一方では、日本経済の底堅さが再確認されて、インフレ期待へと転換しつつあるのかもしれないし、経済成長率に見合った金利形成ということが急進的に生じてきたのかもしれない。とりあえず、初めての経験?なので、「見えない」中で参加者たちが手探り状態でやっていこうとしているのかもしれないし。動きが急というのは、不安の顕れとも取れなくもないかな、と。まあ、長期金利上昇リスクは、事前に誰もが思っていたことでしょうから、仕方ないわな。当面の金利上昇圧力が続くかもしれんね。
そういえば、IMFの経済見通しが発表になってましたね。日本経済は上方修正だそうです。中々いい傾向ですけど、「イランのバカ野郎」ということもあったりして、日本としてはちょっと困ることもある。原油高で跳ね返ってくると、かなり痛いな、と。
<ところで:イラン人は割りと日本びいき(少なくとも米国の百万倍は)なんだから、エサか懲らしめを用意するかしてうまくやれば、政治力を試すチャンスなのに。イランとの交渉窓口的な役割を担えるだけでも、少しは(国際社会の中での)地位がアップすると思うんだけど。「おしん」や日本のアニメは大人気でしょ?最近も上野あたりには「怪しげなイラン人」はうろついているんですか?昔あった偽造テレカとか。>
以下に、参考記事を。
NIKKEI NET:経済 ニュース
【ワシントン=藤井一明】国際通貨基金(IMF)は19日発表した最新の世界経済見通しで、日本の2006年の実質経済成長率を2.8%と予測した。昨年9月時点よりも0.8ポイント上方修正し「着実な国内需要が引っ張り、現時点では景気回復の勢いが上ぶれする可能性の方が高い」と分析した。
日本経済が直面する課題としては日銀の金融政策、財政再建、生産性の向上の3つを挙げた。06年の世界経済全体は4.9%成長を見込み、0.6ポイント上方修正した。中国は9.5%成長と予想した。
日本の07年の成長率は2.1%に減速すると見通したが、0.5ポイントの上方修正。明るい材料として「8年間続いた物価下落が終わる見通しが強まっている」と指摘した。消費者物価は06年に0.3%、07年には0.6%それぞれ上昇するとしている。
日銀のゼロ金利政策の解除の時期に関しては「デフレからの完全な脱却が経済指標でどの程度確認できるのかと、物価上昇が確実に見極められるかによる」として、日銀に慎重な判断を求めた。「デフレから完全に脱却したと結論づけるのは時期尚早」とも強調した。
とりあえず、金融政策は「極めて緩和的に・漸進的に」行われなければならない、ということですね。常識的に考えると、このような結論になってくる、ということですよね。なので、利上げなんて、「年内にあるかどうか、わからんね」ということも、本当なら可能性大と考えられるはずです。そもそも利上げできるほどの環境になっているんですか?って、疑問に思わんのかね。世界の常識では、たったの0.3や0.5%程度の物価上昇率で、「デフレは終わった」とか「早速利上げだ、利上げ」とか、言わないんですよ。
でも、何故か金融機関のエコノミストたちは、利上げ、利上げって騒ぐ訳ですね。これって、何処からか「情報漏れ」とかでもあるんですか?それとも、「上げてくれ」ってお願いしているってことですか?日本の金融エコノミストたちだけが、調子ハズレの予測(世界の常識からは外れてる?)をいつもしてるとか?一体何なんでしょ?それとも、日銀がよっぽど利上げしたがってる、とかバレちゃってるんですか?ハア、ハア状態なんですか?(ウチの犬も毎日そうだけど、笑)
日銀は本当に夏に利上げしちゃうんかね?やったら、マジでアホじゃ。
「たかがインターバンクの話ですから」、って与謝野さんは言うのだけれど、ならば日銀がどうして国民の利息収入云々の話を持ち出してきてたのでしょうね。量的緩和解除の前に、あれ程「失われた利息収入は約200兆円弱(193兆円くらいでしたか?忘れた)にもなる」って、えらく剣幕で訴えていたんじゃなかったか?利上げといっても、所詮インターバンクだけに限局した問題であって、預金者の金利(債務者の借入金利も)は不動で影響を受けないんだ、ってことを言うなら、日銀の言い分はオカシイってことになっちゃいますね(笑)。
いずれにせよ、日銀が本当に年内、特に割りと早い段階(たとえば夏頃とか)で利上げに踏み切った場合には、デフレに逆戻りする危険性はあると覚悟しておくべきだね。量的緩和解除ごときでさえ、これほどの混乱を生じているんですから。日銀はそこのところも、よく考えるべきだろ。前にも言ったけど(日銀の言い分)、病気の期間が長かったり、特別な薬の服用期間が長かったりすると、離脱過程に時間がかかるし、慎重に進めるべきだよ。リバウンドはかえって病状を悪化させるからね。もっと離脱困難になっちゃうんだからね。weaning は困難なことが多いのです。
そういうこともよく考えておきたまえ。
ああ、マーケット用語では「volatile」の方ですか。福井総裁以下、その他も「volatileな動き」とか何とか言ってたから。前にも書いたけど、「ボラティリティ(volatility)」とか「ボラタイルな動き」とか言われても、通常よく判らんよ。何を言ってるのかと思いましたよ。「今の市場ではボラタイルな動きが見られる」とか言われても、普通に聞けばね、「今日の市場(いちば)にはいいボラとイカが見られた」としか聞き取れませんよ(ウソです。オヤジなので・・・ご勘弁を。英語は苦手で本当にキライだし)。
結局米国の長期金利は10年債は5%超までいってしまい、突き抜けられてしまった訳です。その後、やや戻しましたけど。今度こそ「そろそろ利上げ打ち止めなんじゃないか」という見方が大勢になった、ということらしいです。日米の金利差ではあまり変わっておらず、為替があまり大きく動かない分日本の金利上昇という形に表れたとも言えるかもしれないです。
一方では、日本経済の底堅さが再確認されて、インフレ期待へと転換しつつあるのかもしれないし、経済成長率に見合った金利形成ということが急進的に生じてきたのかもしれない。とりあえず、初めての経験?なので、「見えない」中で参加者たちが手探り状態でやっていこうとしているのかもしれないし。動きが急というのは、不安の顕れとも取れなくもないかな、と。まあ、長期金利上昇リスクは、事前に誰もが思っていたことでしょうから、仕方ないわな。当面の金利上昇圧力が続くかもしれんね。
そういえば、IMFの経済見通しが発表になってましたね。日本経済は上方修正だそうです。中々いい傾向ですけど、「イランのバカ野郎」ということもあったりして、日本としてはちょっと困ることもある。原油高で跳ね返ってくると、かなり痛いな、と。
<ところで:イラン人は割りと日本びいき(少なくとも米国の百万倍は)なんだから、エサか懲らしめを用意するかしてうまくやれば、政治力を試すチャンスなのに。イランとの交渉窓口的な役割を担えるだけでも、少しは(国際社会の中での)地位がアップすると思うんだけど。「おしん」や日本のアニメは大人気でしょ?最近も上野あたりには「怪しげなイラン人」はうろついているんですか?昔あった偽造テレカとか。>
以下に、参考記事を。
NIKKEI NET:経済 ニュース
【ワシントン=藤井一明】国際通貨基金(IMF)は19日発表した最新の世界経済見通しで、日本の2006年の実質経済成長率を2.8%と予測した。昨年9月時点よりも0.8ポイント上方修正し「着実な国内需要が引っ張り、現時点では景気回復の勢いが上ぶれする可能性の方が高い」と分析した。
日本経済が直面する課題としては日銀の金融政策、財政再建、生産性の向上の3つを挙げた。06年の世界経済全体は4.9%成長を見込み、0.6ポイント上方修正した。中国は9.5%成長と予想した。
日本の07年の成長率は2.1%に減速すると見通したが、0.5ポイントの上方修正。明るい材料として「8年間続いた物価下落が終わる見通しが強まっている」と指摘した。消費者物価は06年に0.3%、07年には0.6%それぞれ上昇するとしている。
日銀のゼロ金利政策の解除の時期に関しては「デフレからの完全な脱却が経済指標でどの程度確認できるのかと、物価上昇が確実に見極められるかによる」として、日銀に慎重な判断を求めた。「デフレから完全に脱却したと結論づけるのは時期尚早」とも強調した。
とりあえず、金融政策は「極めて緩和的に・漸進的に」行われなければならない、ということですね。常識的に考えると、このような結論になってくる、ということですよね。なので、利上げなんて、「年内にあるかどうか、わからんね」ということも、本当なら可能性大と考えられるはずです。そもそも利上げできるほどの環境になっているんですか?って、疑問に思わんのかね。世界の常識では、たったの0.3や0.5%程度の物価上昇率で、「デフレは終わった」とか「早速利上げだ、利上げ」とか、言わないんですよ。
でも、何故か金融機関のエコノミストたちは、利上げ、利上げって騒ぐ訳ですね。これって、何処からか「情報漏れ」とかでもあるんですか?それとも、「上げてくれ」ってお願いしているってことですか?日本の金融エコノミストたちだけが、調子ハズレの予測(世界の常識からは外れてる?)をいつもしてるとか?一体何なんでしょ?それとも、日銀がよっぽど利上げしたがってる、とかバレちゃってるんですか?ハア、ハア状態なんですか?(ウチの犬も毎日そうだけど、笑)
日銀は本当に夏に利上げしちゃうんかね?やったら、マジでアホじゃ。
「たかがインターバンクの話ですから」、って与謝野さんは言うのだけれど、ならば日銀がどうして国民の利息収入云々の話を持ち出してきてたのでしょうね。量的緩和解除の前に、あれ程「失われた利息収入は約200兆円弱(193兆円くらいでしたか?忘れた)にもなる」って、えらく剣幕で訴えていたんじゃなかったか?利上げといっても、所詮インターバンクだけに限局した問題であって、預金者の金利(債務者の借入金利も)は不動で影響を受けないんだ、ってことを言うなら、日銀の言い分はオカシイってことになっちゃいますね(笑)。
いずれにせよ、日銀が本当に年内、特に割りと早い段階(たとえば夏頃とか)で利上げに踏み切った場合には、デフレに逆戻りする危険性はあると覚悟しておくべきだね。量的緩和解除ごときでさえ、これほどの混乱を生じているんですから。日銀はそこのところも、よく考えるべきだろ。前にも言ったけど(日銀の言い分)、病気の期間が長かったり、特別な薬の服用期間が長かったりすると、離脱過程に時間がかかるし、慎重に進めるべきだよ。リバウンドはかえって病状を悪化させるからね。もっと離脱困難になっちゃうんだからね。weaning は困難なことが多いのです。
そういうこともよく考えておきたまえ。