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代表選らしいが・・・

2006年04月06日 19時43分50秒 | 政治って?
もう民主党について書くのを止めようかと思っていたけれど、一応書くことにします。


代表候補が小沢さんと菅さんという、いわば「本命・対抗」が来たのですから、民主党支持層にとっては「毎度おなじみ」という顔ぶれですね。まあ、それでもいいと思うのだが、3度目の正直とか言われても、国民の信頼を回復した上に、選挙で勝たねばならんのですから、難しいわな。前にも書いたのだが(民主党と小沢氏)、小沢さんがなぜ泥をかぶり、党内で執行部への求心力を高めたりしなかったのか。中堅や若手を叱咤激励し、代表を守るべきであったろう。次の代表を睨んで、ということであれば、民主党の内部抗争は根が深いように思える。結局誰が代表に就任しても「挙党体制」は築くことができないだろう。


昨年の選挙以前から「反岡田」路線という「小鳩(小沢・鳩山)グループ」があれこれ画策しているあたりを見ても、各々が「小さく」まとまって「チャンスがあれば藩主(=代表)を狙ってやる」という、ショボイ群雄割拠を繰り返しているだけのように見える。これが単に何度も起こっているだけだ。しかも、ちょっと以前のこととかは覚えているから、「あの時の恨みは忘れてないぞ~」みたいな感じで、代表が入れ替わる度にどこかのグループは面白くなくなり、その恨みを晴らせる機会が到来するのを待っているのです。だから、ピンチになった時にも、結束できずに、バラバラのままなんですよ。心の中では「いい気味だ」くらい思っているかもしれんな。それか、「失脚せよ、失脚せよ」と呪文でも唱えているのかもしれない(笑)。誰の呪詛かは知らないが、思いのほか効果があったのかもしれない。細木カズコよりは霊力が強いかもしれないですね(笑、勿論冗談ですよ!)。


こうした小競り合いという程度の内部抗争に明け暮れているうちは、天下国家の話は遠いのは当然ですね。昨年の選挙前に言ったように、政権奪取というのは「甲子園初出場、初優勝」くらいの驚異的な結束力と勢いがなければ無理ですよ。党内も満足に統率できんものが、国の運営などという重責を果たせるわけがないのです。党の代表というのは、言ってみれば殿様です。殿様が危険な事態になれば、当然側近は立往生となろうが矢襖にされようが、殿に代わって敵の攻撃を受け止めねばなりません。党内での不満だって、誰かが調整したり、説得したりしなけりゃ、うまくいかないでしょうが。代表の身代わりに、恨まれ役を引き受けるような人がいたのですか?そういう人材もいないんでしょ?本来であれば、小沢さんがそういった恨まれ役を買ってでもやるべきだったんですよ。ニラミを効かせられる人が、頑張るべきなんですよ。鳩山幹事長は自分が「殿様気分」だから、そういう力は発揮されないでしょ?(笑)内憂外患では、誰が代表でも身が持たんぞ?内からも外からも攻撃されてしまってるんだから。


結局、民主党というのは小グループ間の小競り合いの中でしか、自分の存在意義を確認することができないのです(笑)。執行部が面白くない、自分の主義・言い分と見解が違う、自分の意見は党に聞いてもらえない、等々、幻滅することばかりなんですよ、多分。その為に、「謀反が起こらないかな~」「殿様が倒れないかな~」と、トップ入れ替わりを密かに願い、交代が起これば自分が陽の目を見られるチャンスが巡ってくるやもしれず、そういうのを虎視眈々と狙っているようなもんです(笑、でも、これは本当かどうかは判りませんよ)。これは、政権を担当してない為に、「ネットの情報(例えば「きっこ」とか)を漁ってみる」とか以外には大して何もやっていないことによるのかもしれませんね。みんな表舞台に立ちたい、と思っているだけで、全体のことなんてどうだっていいんですよ。そういう集まりだから、同じような内部抗争が繰り返されて、同じように「反~」グループが生まれ、仲違いを続けるんですよ。


今回の代表選は、そういう意味では、毎度おなじみの「抗争の構図」です。反小沢というのも、永遠のテーマでもありますし、民主党のいわば宿命でしょう。だからこそ、小沢さんは影の方がいいと思うのですけど。でも、一度やってみて、いっそ「反小沢」の膿を出し切った方がいいかもしれんね。壊れる寸前まで行った方が、案外と結束できるようになれるかも?