いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

警視庁幹部はウソが下手だね(笑)

2007年04月24日 13時28分02秒 | 社会全般
人間というのは不思議なもので、ウソをつこうとする時には、大抵余計なことを言う(笑)。それは「相手を信じ込ませようとする」という姑息な思惑があるからだろうか。公式発表でウソをつこうと思うのであれば、時間をある程度取って、完璧なストーリーを組まなくちゃ。疑いを持たれる隙のない情報にしておかないと、バレやすくなりますよ(笑)。そんなんで、よく警察をやっているな、とは思うよね。容疑者を絞りあげる方は得意だが、絞られる方は不得意なのかもしれないけれど。

もうちょっと慎重に発表した方がいいですよ>警視庁どの

マスメディアには緘口令が敷かれたであろう。警察から情報をもらえなくなっちゃうからね。突入前後に関する情報(映像・音声等)は、「装備等の機密が漏れる可能性があるので、無闇に公開しないように」とか。まあ、それはそれでいいでしょう。


これまで書いたことの繰り返しですが、そもそもの疑問点は「血が乾いていた」ということと、「発砲音」なんですよ。犯人が発砲した際には、周辺に割りと「ハッキリ聞える」くらい大きな音がします。銃声だもんね。そりゃ、デカイ音がしますわな。で、記事を見ると、最後の発砲音はずーっと前の時点なんですよ。

住人全員が人質、突入も突然 町田の発砲・籠城-事件ですのニュースイザ!

この記事によれば、最後に聞えた銃声は12:40分頃。それ以降には発砲音が確認されていない。
ネゴシエーションはその後に行われており、発表では「16時半頃を最後に携帯電話に出なくなった」ということらしい。

デイリースポーツonline

電話で最後に話したのが何時なのか正確には判らないが、少なくとも12:40分以降には「生きていた」ハズだ。こちらの記事からすると、携帯電話のバッテリー切れかもしれないけれども、自分で切ったとすれば16時半頃の時点でも生きていたであろう。即ち、その時点から突入までの間に自殺した可能性が高いことになるが、この間銃声を聞いた者は果たしているのであろうか?ということだ。報道陣は到着していたので、銃声がすればきっと直ぐに気付いていたはずだ。映像も音声も拾っていたハズであるし。画像に記録として残される。しかし、実際には16時半~突入直前までの間に、「銃声はなかった」とみんな証言するであろう。けれど、警視庁発表からすると、少なくともこの間で犯人は自殺を図っていなければならないのである。オカシイですよね?誰もその銃声を聞いていないのに。

銃声が聞こえにくいように、枕なんかに押し付けて発砲する可能性がないとは言えないが、今死のうとする人間が何故わざわざ枕を挟んで発砲しなければならないのか?暗殺者みたいなプロでもあるまいし、そんなことをするハズがないのですよ。なので、自殺の為の1発は「必ず銃声が聞える」はず、というのが普通に推測されるのです。しかし、12時40分以降に銃声を聞いた者はいたか?多分誰もいないのですよ。


警察は集音マイクで犯人が移動しているのを調べていたので、もし自殺を図って歩く音が完全に消えたなら、その時間帯は確実に判るはず。発砲音が聞き取れるはずだし。可能性としては「マイク設置前に既に自殺していた」という場合が有り得るが、そうであるなら、(移動する音に関して)全くの無音となっているはずで、音の情報からは「犯人の居場所を推定することができない」はずである。それとも捜査員は無音状態で、冷蔵庫のモーターが時折回る音くらいを何時間も黙って聞いていたのか?(笑)


それと、イザの記事では12:40までの間に聞き取られた発砲音は9発。しかし、落ちていた薬莢数は11個。これは何故か?
犯人が連射してしまって、1発に聞えた音が実は2発であった、という可能性はなくはない。犯人にそんな射撃技術があったのか疑問ではあるが。それとも、警察がやって来るまでに本当は発砲音があったかもしれないが、証言が曖昧になってしまって正確にカウントされていない、ということは有り得るかもしれない。けれど、突入時に聞えた銃声のような音は2発の後に1発。これが発砲音と薬莢数の2個の差に関係していないと言えるだろうか?

催涙弾は数発(10発以上?)撃ち込まれた、ということのようだが、全部にハッキリした発砲音など聞えてきてなかった。少なくともテレビ局の音声マイクには正確に拾われていなかったであろうと思う。あんなにハッキリした「パーン」みたいな音がするのであれば、何発も撃ち込んだのならそれこそ花火がバンバン鳴ってるみたいな派手な音がするんじゃないか?もし3つの音が「催涙弾の発射音」という説明なのであれば、どうも疑問なのですよ。何故3発に聞えたのか?同時にガス弾発射であったから?いやいや、違うでしょう。ニュース映像では、そうは見えなかった。


これら矛盾点がいくつもあるので、突入時に犯人は生きていたとしか考えられないのですよ。
にも関わらず、「血は乾いていた」という発表。

これがもしも「突入直前の催涙弾を入れた段階で、犯人が観念して自殺を図ったと見られる」という発表であったのであれば、「まあ、そうなんだろうな」という程度で疑うことはなかったかもしれない。でも、「血は乾いていた」と。この証言があまりに奇妙で、引っ掛かるのですよ。突入のずっと前の時点で自らこめかみを撃ち抜き自殺を図っていて、それから何時間か何十時間か経過した後に「手を振り、音声に反応する」ということが信じ難いのですよ。搬出される時の感じでは、「まさにたった今撃たれました」という図のようにしか思えませんでした(笑)。


何かを隠そうとして、ウソをつくんだろうが、それがあまりにお粗末だとかえって逆効果になってしまうという好例であろうか。わざわざヒントを与えるようなものだ(笑)。それをやっているのが警視庁ということで、取調べが大得意の警察が考えたにしては、余りに酷いのではありませんか、ということです。