カンテイと言っても、官邸のことではありません。
「鑑定」です。
実は、数ヶ月前くらいに起こった出来事がありました。
私が古い封筒に1万円札を入れておいたのですが、偶然にもウチの妻が封筒ごとビリビリと破いてしまったのです。
封筒がボロかったので中身が入っていないものと思い込み(えてして事故はこのように起こるもの、笑)、4つくらいの断片に破いて捨ててしまったのですね。
私は「何てことすんだよ~」とか泣きながら(ウソ)、ゴミ箱を漁ることになってしまいました。で、封筒の断片を発見できたのですが、1万円札は勿論ちぎれてしまっていました。
私は、Mr.レディじゃなくて、マリックさんではありませんので、お札を元には戻せません(笑)。なので、銀行に持っていくこととしました。
まず、断片をできるだけ正確に合わせてテープで止め、一応、見かけ上は1万円札の体裁に復活できました。これを透明な袋(今度は中身がバッチリ見えるぜ)に入れ、銀行で事情を話しました。
すると、窓口のお姉さんは言いました。
「破れている範囲が大きいので、お取替えできるかどうか確認しますので少々お待ち下さい」
みたいなことだったと思います。で、暫くして戻ってきました。
「残念ですが、交換はできませんので、カンテイに出すしかないようです」
?
何だ、それは…初めて聞いた…とか内心思いました。
窓口のお姉さんは、鑑定ということについて説明を続けてくれました。
要するに、破損が酷い場合には銀行では交換できず、『日銀』に鑑定して貰う為に預かって、後日金額を振り込む、という制度なのだそうです。
ほほー、そういう仕組みだったのか。
何たって、日本銀行券だもんね。
ところで、これって制度上は貸与、みたいなもんなのかな?どうなんでしょう?
日銀がお札をみんなに貸している、というようなことでしょうか?
キャッシュカードも、確か貸与になっていたように思うんですが、違いましたか?電子マネーの入れ物とかも実は貸与とかなんでしょうか?よく知らんのですけど。
これはまあいいや。
で、お姉さんが言うには、戻ってくる金額が1万円かどうかは判りません、ということなんですよ。ちょっとショックを受けましたよ、その時は。破損が酷いとか、欠損部分が大きいとかだと、お札の一部しか戻されない、ということがあるようだ。知らなかったよ。
例えば燃えちゃったりしたお札とかは、一部しか戻されない、とかなんでしょうか?ヘタにマジックとかでお札を燃やしちゃったりして、失敗した日にゃ、本当に燃えちゃったりすると泣くかも。マジックでお札を破いたり燃やしたりするのは、ひょっとしてダメなんでしょうか?いや、禁止スレ、とか言いたいわけではありませんので。マジックくらい好きにやらせろや、とは思いますので。
で、更にお姉さんが言うには、うちの銀行では鑑定に出せません、とか言うじゃありませんか。何だよ、どこの金融機関でも扱えるってわけではないんですね。これも知らなかった。
仕方なく別な銀行に行き、鑑定をお願いしまして、例によって銀行さんですから書類を書け書けと、見たことのない書類などに書かされた。イヤ、そんな大袈裟でもないんですけど。「簡単な書類です」っていうと、ヘンなアルバイトや教材売りつけ商法みたいな響きがありますが、簡単な書類だったように思う。
後は、日銀が善意の鑑定(笑)をしてくれて、1万円を返してくれるのを待つ、ということになったわけです。
実は、戻ってきたかどうかは確かめていなかったのですが、数ヶ月ぶりに通帳に記帳してみたら、1万円が振り込まれていましたよ。良かった。何だか凄く得した気分になりましたよ。まるで、昨年冬に着て以来一度も着てなかった背広の胸ポケットから3万円を発見した時のような、凄く得した感がありました(大袈裟)。
そういうわけで、日銀には紙幣の鑑定というお仕事があるんだな、ということを知ったわけです。しかも金額が減る場合もある、ということも勉強になりました。
ああ、関係ないですが、窓口のお姉さんについ余計なことを言ってしまいました。それは、戻ってくる金額が少なくなる場合がある、という説明だったので、「そうなんですか、ああ、そういえば、確かお札を短冊状に細かく切って、20枚くらいの一万円札からその短冊の一片ずつ抜き取り、最後に貼り付けてちょっとだけ短くなった20枚のお札と、抜き取った短冊で合成した1枚の合計21枚とかにして捕まった人がいましたね。アッハッハッ」とか、どうでもいい事件の紹介をしてしまいました。
ごめんなさい。
銀行窓口で話すことなど滅多にないものですから、つい無駄に話してしまいました。お姉さんは反応にちょっと困っていたかもしれません。どのようにリアクションをすればよいのか、そんな事件を聞かされても、何と言えばいいのやら、という感じでしょうか。
内心では、「忙しいのに余計なおしゃべりしやがって、このクソおやじ、リアクションできねえー!」とか思っていたやもしれません(笑)。
でも、ガラガラに空いてたし。
色んな意味で、勉強になった事例でございました。
(オチがない)
「鑑定」です。
実は、数ヶ月前くらいに起こった出来事がありました。
私が古い封筒に1万円札を入れておいたのですが、偶然にもウチの妻が封筒ごとビリビリと破いてしまったのです。
封筒がボロかったので中身が入っていないものと思い込み(えてして事故はこのように起こるもの、笑)、4つくらいの断片に破いて捨ててしまったのですね。
私は「何てことすんだよ~」とか泣きながら(ウソ)、ゴミ箱を漁ることになってしまいました。で、封筒の断片を発見できたのですが、1万円札は勿論ちぎれてしまっていました。
私は、Mr.レディじゃなくて、マリックさんではありませんので、お札を元には戻せません(笑)。なので、銀行に持っていくこととしました。
まず、断片をできるだけ正確に合わせてテープで止め、一応、見かけ上は1万円札の体裁に復活できました。これを透明な袋(今度は中身がバッチリ見えるぜ)に入れ、銀行で事情を話しました。
すると、窓口のお姉さんは言いました。
「破れている範囲が大きいので、お取替えできるかどうか確認しますので少々お待ち下さい」
みたいなことだったと思います。で、暫くして戻ってきました。
「残念ですが、交換はできませんので、カンテイに出すしかないようです」
?
何だ、それは…初めて聞いた…とか内心思いました。
窓口のお姉さんは、鑑定ということについて説明を続けてくれました。
要するに、破損が酷い場合には銀行では交換できず、『日銀』に鑑定して貰う為に預かって、後日金額を振り込む、という制度なのだそうです。
ほほー、そういう仕組みだったのか。
何たって、日本銀行券だもんね。
ところで、これって制度上は貸与、みたいなもんなのかな?どうなんでしょう?
日銀がお札をみんなに貸している、というようなことでしょうか?
キャッシュカードも、確か貸与になっていたように思うんですが、違いましたか?電子マネーの入れ物とかも実は貸与とかなんでしょうか?よく知らんのですけど。
これはまあいいや。
で、お姉さんが言うには、戻ってくる金額が1万円かどうかは判りません、ということなんですよ。ちょっとショックを受けましたよ、その時は。破損が酷いとか、欠損部分が大きいとかだと、お札の一部しか戻されない、ということがあるようだ。知らなかったよ。
例えば燃えちゃったりしたお札とかは、一部しか戻されない、とかなんでしょうか?ヘタにマジックとかでお札を燃やしちゃったりして、失敗した日にゃ、本当に燃えちゃったりすると泣くかも。マジックでお札を破いたり燃やしたりするのは、ひょっとしてダメなんでしょうか?いや、禁止スレ、とか言いたいわけではありませんので。マジックくらい好きにやらせろや、とは思いますので。
で、更にお姉さんが言うには、うちの銀行では鑑定に出せません、とか言うじゃありませんか。何だよ、どこの金融機関でも扱えるってわけではないんですね。これも知らなかった。
仕方なく別な銀行に行き、鑑定をお願いしまして、例によって銀行さんですから書類を書け書けと、見たことのない書類などに書かされた。イヤ、そんな大袈裟でもないんですけど。「簡単な書類です」っていうと、ヘンなアルバイトや教材売りつけ商法みたいな響きがありますが、簡単な書類だったように思う。
後は、日銀が善意の鑑定(笑)をしてくれて、1万円を返してくれるのを待つ、ということになったわけです。
実は、戻ってきたかどうかは確かめていなかったのですが、数ヶ月ぶりに通帳に記帳してみたら、1万円が振り込まれていましたよ。良かった。何だか凄く得した気分になりましたよ。まるで、昨年冬に着て以来一度も着てなかった背広の胸ポケットから3万円を発見した時のような、凄く得した感がありました(大袈裟)。
そういうわけで、日銀には紙幣の鑑定というお仕事があるんだな、ということを知ったわけです。しかも金額が減る場合もある、ということも勉強になりました。
ああ、関係ないですが、窓口のお姉さんについ余計なことを言ってしまいました。それは、戻ってくる金額が少なくなる場合がある、という説明だったので、「そうなんですか、ああ、そういえば、確かお札を短冊状に細かく切って、20枚くらいの一万円札からその短冊の一片ずつ抜き取り、最後に貼り付けてちょっとだけ短くなった20枚のお札と、抜き取った短冊で合成した1枚の合計21枚とかにして捕まった人がいましたね。アッハッハッ」とか、どうでもいい事件の紹介をしてしまいました。
ごめんなさい。
銀行窓口で話すことなど滅多にないものですから、つい無駄に話してしまいました。お姉さんは反応にちょっと困っていたかもしれません。どのようにリアクションをすればよいのか、そんな事件を聞かされても、何と言えばいいのやら、という感じでしょうか。
内心では、「忙しいのに余計なおしゃべりしやがって、このクソおやじ、リアクションできねえー!」とか思っていたやもしれません(笑)。
でも、ガラガラに空いてたし。
色んな意味で、勉強になった事例でございました。
(オチがない)