いちいち煩い連中が多いのだけれども、小渕政権下での地域振興券の効果がどうであったか、というのを、実は殆どの人たちが知らないのではないか?
本当に正確に説明できるのか?
ありがちな意見では、
「ほとんど効果がなかった、たった0.1%しか効果がなかったんだ」
というのがある。これもバカの一つ覚えみたいに、繰り返し言うわけだが、本当に効果をよく考え検討してみたのか?
きちんと理解している人なんて、滅多にいないと思うよ。
知ったかぶりどもは、どこにでもいると思うけど(笑)。
まず、地域振興券が一体いくらばら撒かれたのか、言える人はいるか?多分、殆どが知らないだろうと思う。安直に批判している人たちは、いくら使って、どの程度の効果だったのかを知らないだろうね、きっと。
「約6200億円」使って、これとは別に「新たな需要喚起」分として、約2000億円が生まれたのだ、と考えられていたらしい。
たった6200億円じゃ、対名目GDP比で0.12%しかない(笑)。これを使ったら、別に喚起された分が約2000億円で、0.1%という数字は「個人消費の0.1%」程度、という意味である。
まずはこれを読むべき。
>地域振興券の消費喚起効果等について
『結果として、地域振興券は、調査世帯については、本年3月~6月の消費を直接的に、振興券既使用金額の32%程度分、新たに喚起したとみられる。これを、交付済額約6,194億円のベースに単純に換算して、年ベースのマクロの消費効果をみると、消費の押し上げ額は、2,025億円程度(GDPの個人消費の0.1%程度)と推定される。』
と、このように記載されている。
実際には、使われた6200億円分は別に計上されるし、小売店の従業員たちの賃金や売れた商品の製造側にも恩恵が多少なりとも波及するだろうから、ないよりはマシだと言えるはず。合計で8200億円が消費に回されたわけだからね。
また、ESRI の計量モデルでも名目GDPの1%減税(ざっと5兆円超)で、消費の押し上げ効果は1年目で0.48%、2年目で1%となる。別に効果がまるでない、というわけではない。減税規模が6200億円程度しかなかったならば、押し上げ効果が少なくても不思議じゃない。公共事業の場合だとGDP統計上の記載という点で有利、というだけに過ぎない。
後はこちら>
ESRI,ESRI Discussion Paper No.12 - Did the Shopping Coupon Program Stimulate Consumption? Evidence from Japanese Micro Data
短時間効果は見られ、資産保有の少ない層での消費喚起に役立っているということのようだ。これは大体予想される結果だろう。だから、持続効果がない、とか言う連中というのは、はっきり言って頭が悪いんじゃないかな、と思うけど。だって、「bolus doseだ」って初めから言ってるのに、これを持続できないから「効果がない、ダメなんだ」とか考えること自体がヘンなんだもの(参考記事)。時間稼ぎという意味もあるし、鎮痛(=急激な落ち込み緩和)という意味もあるだろう。
年率換算でマイナス10%もまっ逆さまに落ちてしまいました!
何年ぶりかの、歴史的落ち込みになってしまいました!
みたいに、落ちてしまってから大騒ぎするバカが多すぎだからこそ、そうなる前に「ちょっとは緩和する即効作用のモノ」を使え、って言ってるんだろ。どうしてそういうことが理解できんのかね。
だから、何遍も言ってるでしょ?
「ないよりマシ」なんだ、って。
腐れ学者モドキとかが、あまりに多すぎ。
ニセ言説やエセ経済学知識の援用があまりに多すぎ。
嘘つきの連中がどうしてこんなに多いのだろうかね。
本当に正確に説明できるのか?
ありがちな意見では、
「ほとんど効果がなかった、たった0.1%しか効果がなかったんだ」
というのがある。これもバカの一つ覚えみたいに、繰り返し言うわけだが、本当に効果をよく考え検討してみたのか?
きちんと理解している人なんて、滅多にいないと思うよ。
知ったかぶりどもは、どこにでもいると思うけど(笑)。
まず、地域振興券が一体いくらばら撒かれたのか、言える人はいるか?多分、殆どが知らないだろうと思う。安直に批判している人たちは、いくら使って、どの程度の効果だったのかを知らないだろうね、きっと。
「約6200億円」使って、これとは別に「新たな需要喚起」分として、約2000億円が生まれたのだ、と考えられていたらしい。
たった6200億円じゃ、対名目GDP比で0.12%しかない(笑)。これを使ったら、別に喚起された分が約2000億円で、0.1%という数字は「個人消費の0.1%」程度、という意味である。
まずはこれを読むべき。
>地域振興券の消費喚起効果等について
『結果として、地域振興券は、調査世帯については、本年3月~6月の消費を直接的に、振興券既使用金額の32%程度分、新たに喚起したとみられる。これを、交付済額約6,194億円のベースに単純に換算して、年ベースのマクロの消費効果をみると、消費の押し上げ額は、2,025億円程度(GDPの個人消費の0.1%程度)と推定される。』
と、このように記載されている。
実際には、使われた6200億円分は別に計上されるし、小売店の従業員たちの賃金や売れた商品の製造側にも恩恵が多少なりとも波及するだろうから、ないよりはマシだと言えるはず。合計で8200億円が消費に回されたわけだからね。
また、ESRI の計量モデルでも名目GDPの1%減税(ざっと5兆円超)で、消費の押し上げ効果は1年目で0.48%、2年目で1%となる。別に効果がまるでない、というわけではない。減税規模が6200億円程度しかなかったならば、押し上げ効果が少なくても不思議じゃない。公共事業の場合だとGDP統計上の記載という点で有利、というだけに過ぎない。
後はこちら>
ESRI,ESRI Discussion Paper No.12 - Did the Shopping Coupon Program Stimulate Consumption? Evidence from Japanese Micro Data
短時間効果は見られ、資産保有の少ない層での消費喚起に役立っているということのようだ。これは大体予想される結果だろう。だから、持続効果がない、とか言う連中というのは、はっきり言って頭が悪いんじゃないかな、と思うけど。だって、「bolus doseだ」って初めから言ってるのに、これを持続できないから「効果がない、ダメなんだ」とか考えること自体がヘンなんだもの(参考記事)。時間稼ぎという意味もあるし、鎮痛(=急激な落ち込み緩和)という意味もあるだろう。
年率換算でマイナス10%もまっ逆さまに落ちてしまいました!
何年ぶりかの、歴史的落ち込みになってしまいました!
みたいに、落ちてしまってから大騒ぎするバカが多すぎだからこそ、そうなる前に「ちょっとは緩和する即効作用のモノ」を使え、って言ってるんだろ。どうしてそういうことが理解できんのかね。
だから、何遍も言ってるでしょ?
「ないよりマシ」なんだ、って。
腐れ学者モドキとかが、あまりに多すぎ。
ニセ言説やエセ経済学知識の援用があまりに多すぎ。
嘘つきの連中がどうしてこんなに多いのだろうかね。