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KBSテレビ『謎の第3ブイ・なぜ?』の消された謎

2010年05月13日 18時10分13秒 | 外交問題
日本では、あまり目立ってない話題であるが、韓国の哨戒艦「天安」の沈没問題はどうなっているのだろうか。


米韓ともに、盛んに主張していると報じられていたのが、「北朝鮮の魚雷攻撃」説である。しかし、どうも信憑性に乏しいとする説も見られるようになってきたようだ。

韓国軍艦「天安」沈没の深層 - 田中宇の国際ニュース解説 - BLOGOS(ブロゴス) - livedoor ニュース


また「陰謀論」と批判される可能性はあるかもしれないが、興味深い解説である。
韓国のテレビ局にさえも「緘口令」を敷くということになると、相当根深い問題ということになってしまうだろう。

米海軍の原潜コロンビア号はどこにいるのか?
無事ならば、それに越したことはない。軍事機密だからということで、居場所を教えられないとしても、いずれは本国に寄港するなりしなければならないはずだから。問題が表面化しないというのなら、何も起こってないということだって十分あり得る。

ただ、一軍人の葬儀に「駐韓米国大使が出席する」となると、これは異例ということに違いはなく、何か裏がありそうだ、という憶測を呼ぶのも当然だろう。


(ところで、全然関係ないけれど、確か大石氏のブログに第3ブイと米原潜の話題について、チラッと書いていた時があったように記憶しているが、あの部分の記述は削除されたのだろうか?何かマズいことか、横槍か圧力のようなものが発生したとか?詳しく過去記事を探してみたわけじゃないから、どこかに残っているのかもしれないんですがね。)


全くの仮定の話であるが、もしも、原潜と天安が衝突して沈没したということになれば、これは大変な事態、ということになってしまうわけである。船体が真っ二つに折れる、という現象は、潜水艦が浮上してきた際に衝突事故が発生した場合には起こり得るのではないか、と思えるわけである。

以前に、ハワイ沖の衝突事故で似たような事故があった。日本の訓練船えひめ丸が浮上してきた米原潜グリーンヴィルに衝突され、沈没した事故である。あの時にも、船は真っ二つに折れたはずだったのでは?

天安の大きさと異なるので、何とも言えないわけだが、小型船であれば折れるというのは珍しくもないように思えるのである。


更に、韓国側の記録として、当時の事故の海域を陸上から撮影していた、ということのようである。もし写真が残っているとかであれば、記録を公開すべきではないのかな。

もし、魚雷が船底で爆発し、その水圧で船が折れたのだとしても、水柱の立ち方なんかで爆発が観察されるかどうかが、映像から判明すると思うのだが。
よく魚雷の性能実験なんかで、廃船を標的として魚雷で爆破・轟沈というのがあるけれども、魚雷攻撃なら衝突時とは違った水柱の立ち方になるでしょう。大きな潜水艦が衝突するような場合だと、水面全体が盛り上がるような感じになり、まるでシーソーのように小型船が持ち上がって真ん中で折れる、といった感じなんじゃないのかな。そう、イメージで言えば三角波に乗った船みたいに、折れる直前の船は似たように見えると思うよ。それは、魚雷が船底で爆発したのとは違った映像となっているはず、ということです。


もしも情報隠蔽を必死でやるということなら、韓国と米国との検証結果が同じように出されてくるだろうから、公式発表からは何も判らないということになるのかもしれないし。韓国のテレビ局がどのような対応を受けたのかも気になるね。


あと、中国海軍のヘリ接近騒動ね、あれも同時期だったね、そういえば。
ま、これはどうなのかは不明なんですけれどもね。偶然って、凄いな~。

中国軍ヘリの話ね>軍事機密をバラされたので「猛抗議の米国」の謎



ms(ミリ秒)投資術が招く奈落~補足編

2010年05月13日 14時18分58秒 | 経済関連
この前の記事について、イメージが判り難かったかもしれないと思い、ちょっと補足しておこうかな、と。

ms(ミリ秒)投資術が招く奈落~市場取引をなかったことにする米国のご都合主義

記事中には、次のように述べた。

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そう、これはまるで生体内カスケードのような仕組みなんですよ。
視覚情報が伝達される時の、蛋白や酵素の動きと似ているわけだ。たった一つに過ぎない刺激―今回の米国市場ではたった1銘柄の売買注文の「入力ミス」という噂らしい―がスタートのトリガーとなる、ってことさ。そこから先は、カスケードの働き(本件では複雑な取引プログラム)によって大幅に増幅された、ということ。

こういう変化が、1秒にも満たない時間内に発動を繰り返してしまうのであれば、そこから先は本当の「玉突き現象」みたいに次々とプログラムが作動してしまう、ということなんではないのかな。気付いた時には、あらゆる取引が成立してしまった後、ということでは。
プログラムが優秀であればあるほど、確実に市場の値動きの偏向や歪みを検出し、最適な売買命令を出してしまう、ってことさ。

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これはどういう仕組みのものなんだろうな、と疑問に感じる方々も多いかもしれない、と思いまして。

参考>桿体細胞 - Wikipedia

刺激伝達の流れを大雑把に書けば、次のようなことである。

光子1個
 →桿体細胞のロドプシン分子1個に吸収
 →活性化された中間体(メタロドプシンⅡ)生成
この中間体生成は約1msで起こり、この触媒的効果により、カスケードは増幅される。
 →数百分子のトランスデューシン活性化
 →フォスフォジエステラーゼ(PDE)活性化
 →数千分子のcGMP加水分解=cGMP濃度低下
 →イオンチャネル閉鎖
刺激強度により、さらに継続して以下の変化が起これば脳での感知ということになる。
 →過分極
 →神経伝達物質放出低下
 →脳へ電気的信号

脳に伝達されるまでの時間は1秒にも満たず、通常では0.2秒以下の時間である。
cGMP分解までの化学反応は、極めて短い時間で起こるということである。電線を電流が流れるといった現象ではなく、あくまで”化学反応”なのに、非常に短い時間での応答が可能である、ということがミソなのだ。

しかも、最初の刺激はたった1個の光子が蛋白分子にエネルギーを渡すという単純なものであるのに、これが増幅されて数百~数千分子の反応をもたらす、ということが重要なのである。


もしも、市場取引プログラムがとてもよく似た出力形式をもたらすのであれば、同じような反応(判断)であっても不思議ではないのではないか、ということである。ある時間内に、同じような行動、すなわち同期性・同調性の一致度が高ければ高いほど、増幅されうるのではないか、ということである。

そして、極めて初期の反応は、検出感度の高いプログラムだけが反応するとしても、その結果がある閾値を超えてしまうと、感度の鈍い部分(プログラムや投資に参加している人間など)にも波及していくので、同調的行動(今回でいえば「売り」という取引である)を更に招来してしまう、ということになるのではないか。これが増幅、ということの意味なんじゃないのかな、ということだ。

画面の前で、みるみる値が下がってゆくのを見ている時、損失額を示す数字が刻々と増大してゆくわけで、その恐怖に耐えて売らずに我慢できる人はそう多くはないだろうから、である。「何が起こったか判らないが、とりあえず損切り」するという行動自体が、まるでセオリーの如くに同期性・同調性を高めてしまう、ということになるのだ。このような場合には、よほど無知か、よほど余裕のある人間であれば別な行動を選択するかもしれないが、普通の人はそうじゃないから、ということでは。

普通の人間であれば、「自分だけが、まだ情報を知らないだけかもしれない」という疑心が生まれるので、突発的な値下がりが起こると疑いの気持ちが発生してしまうのは回避するのが難しいと思うのですよ。


こういうのを防ぐ仕組みがないと、先日のような奈落に一気に落ちてゆくのではないかな、ということです。あれが本当に重大な出来事―例えばワシントンがテロの核爆弾で消えた、とか―があったのであれば、売りという判断は正しかった、ということが事後的に判るに過ぎませんからね。その時点での正しさとかは不明なので、一定の「ブレーキ」ないし逆フィードバックのようなものが働くように考えるべきなのではないかな、ということです。


先日の初期の反応というのは何か判らないようですが、最初の光子1個か複数個がどこに激突したのか、つまりどの銘柄のどの時点でどんな取引(=情報伝達)がカスケード発動を招いたのかを見つけ出すのは、大変そうだ。
「どの桿体細胞が最初に興奮したのか」というのを特定するのと同じようなものなので、発見が難しいんじゃないのかな、ということです。

(取引数量の入力ミス(fat finger)説は、どうやらデマだったかもしれない、ということみたいですが、よく判らないですね)