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韓国哨戒艦沈没事故についての疑問

2010年05月16日 22時03分21秒 | 外交問題
先日の続きですけれども、韓国周辺が騒がしくなってきたようでございます。韓国政府は、情報隠蔽を実現できれば、きっとそれ相応の報酬を得られるということになっているんではないかと思いますね。


事が大きくなってくると、例えばヒラリーがわざわざやってくる、みたいなことがあるのかもしれませんな。おまけに鳩山政権は、政権保持の為に大義を捨てて、保身の為の「普天間移設先」を強引に進める積もりなのでしょう。


韓国の哨戒艦「天安」が沈没したのは、3月27日頃です。
当初、原因は判っておらず、生存者たちの証言といったものが出されていたわけですね。記憶が当てになるのは、大抵の場合事故直後なのであり、期間が経過すればする程、変遷したりすることがあるかもしれませんな。

事後的に情報捏造が行われることというのは、いくつか「マズイ事情」というのが判ってからのことなのではないかな、と当方では推測しています。

さて、様々な陰謀説が出される中で、真実は一体何なのか、というのが気になるわけです。


①哨戒艦「天安」は瞬く間に轟沈したわけでなかった

はじめ頃の情報をよく見ていなかったのですが、どうやら「えひめ丸」のように、あっという間に沈んだわけではなかったということのようです。

まず、
ア)爆発音のような音
イ)浸水と艦の傾斜
ウ)船体後部の脱落
エ)沈没

みたいな感じなのですね。3月中に行われた韓国メディアの取材や記者会見、生存者の証言などからすると、今の「北朝鮮の魚雷攻撃説」というのを信じるには怪しくなってくるということです。

実際、ゴムボートなどで脱出している人たちは大勢おり、沈没までの時間があったことは確かのようです。更に、船尾部分と、前方部分の沈没地点が大幅に離れていることも、疑惑を深める要因ではないかと思われます。


②3月中の情報は今と全然違う

救出された艦長らの会見では、艦が直ぐに沈んだということではなかった。爆発音のような音を耳にした、という意見はあったが、生存者は一様に爆発音が聞こえていたわけではなかった。

魚雷が直撃ないし、非接触でも艦底付近で爆発した、という意見があるとして、魚雷攻撃による効果で沈没ということであるなら、船体が2分されるほどの威力で爆発が起こったというわけで、その水柱の立ち方はもの凄いはずであろう。船体の脇の辺りから、水が垂直方向に飛ぶに違いない。たとえ直撃ではないとしても、水圧で船体が破断するくらいなのであるから、水圧は船を持ち上げるに十分な力を持つということである。魚雷攻撃の写真なんかで船体が折れるくらいのものの場合、艦橋を大きく超えるくらいの水しぶきが派手に飛び散るわけである。

だが、当初の生存者証言にはこうした水柱が立ったというものはなかった。そうであるが故に、「内部爆発の可能性」というものが否定されてはいなかった、ということなのである。
内部というのは、動力機関だとか内部に搭載している爆発物などを意味するわけである。
内部で爆発が起こった場合と、外部爆発では船体の壊れ方が全く異なる。たとえ嘘の証言をしても、直ぐに見破れる程度のものであろう。

当時の生存者たちの証言を大雑把にいうと、

・何らかの音がした(ような気がする)
・船体は90度くらい傾いた
・暫くは沈んでおらず漂流していた

ということである。直ちに沈没に至らなかったが故に、ボートなどに移って助かった人たちがいた、ということだ。外部の目撃証言などからも、沈むまでに時間があったことは確かである。

魚雷攻撃で、直撃弾ではないとして、船体が折れたのに1時間も漂流するだろうか?
どんだけ弱い魚雷なの?ということになるわな。それとも、やたらと離れた場所で爆発したとか?

だとすると、船体の完全離断をもたらすような衝撃が加わるだろうか?真っ二つに折れるほどの衝撃を与えたのに、外部の人間がわかる程度の水しぶきさえも上がらなかった?


③潜水艦との衝突なら合点がいく

米軍の潜水艦と衝突したと仮定すれば、辻褄が合ってくるのではないか。

・爆発音のような音→潜水艦との衝突音なら有り得る
・船体の傾き→衝突事故であった証言(えひめ丸、08年の漁船沈没事故)
・水柱が見られなかった→魚雷爆発ではないので、なくて当然
・船の大きさと強度から亀裂で済んだ(魚雷ならもっと早く沈没した可能性)
・折れ方は過去の衝突例と似ている


えひめ丸は約500tの大きさだったので、原潜の方が圧倒的で船体が折れてしまった。今回の「天安」は1300tクラスのようなので、そう簡単には折れなかった、ということでは。衝撃で船体に亀裂は入ったが、一気に離断に至るほどではなかった。そうすると、裂け目から浸水するが、沈むまでには時間がかかったということでは。

衝突時に魚雷のような水柱が立たないので、周囲で見ていた人たちの証言とも合致する。


ぶつかった原潜の方は、沈没しないまでも浸水したとか操舵不能とか航行不能に陥ったということだと第3ブイの謎に答えることができる。この原潜の救難活動を行っていた韓国軍兵士の「不幸な事故」ということについても、駐韓米国大使が慰霊祭に出席するというのは整合的である。

3月28日くらいの米軍は、韓国テレビ取材への回答として、衛星情報などを分析すると「この海域で北朝鮮軍の活動は観察されていない」ということだった。つまり、初期に北朝鮮の攻撃説を否定していたのは、何を隠そう米軍だったのではないか?

だが、動けなくなった原潜は恐らく定時連絡とかのアクセスが途絶えてしまって、捜索活動が開始されるまで米軍は「衝突した」とは思っていなかったか知らなかったのではなかったか?だからこそ、「いや、北朝鮮の攻撃というのは、可能性が低いんじゃないかな」という率直な回答をしたのでは?
しかし、その後、米軍原潜が衝突したということを知って以降は、隠蔽することに勢力を傾けてきたのでは?


慌ててヒラリーがやって来るというのも、判る気がしますけど(笑)。日本になんて、来る必要性なんてなかったのにね。

事故海域から目を逸らせるには、中国海軍のやたらと目立つ動きというのは、一役買っていたのかもしれない。KBSの放送日が4月7日だったんでしたか?で、中国海軍ヘリが挑発してきたのが8日でしたか?
なんてうまい偶然なんだろうね(笑)。

しかも韓国では、沈没原因について「デマを取り締まる」と急に強権を発動したらしくて、これも「非常に都合の悪い情報が流れるのを阻止したい」ということなんでしょう。