いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

司法の電子化推進こそ効率化をもたらす

2010年05月14日 18時59分34秒 | 社会全般
今朝のテレビでやってたのだが、裁判所の裁判記録のコピー業務が独占的業務でしかも値段がべらぼうに高い、ということらしい。司法協会とかいう、天下り団体なんだそうだ。

紙にコピーは資源の無駄にもなるんだし、電子化しとけばいいじゃないの。

それこそ、上陸してきたiPadとか、そういうものの威力が発揮される領域なんじゃないかと思うけどね。


前から言ってきた>司法の「品質管理」を問う

要するに、電子化を推進すると法務省の関連天下り団体が業務がなくなって困る、ということなんじゃないですか?

オリジナル(紙ベース)の資料はアナログデータとして保存すればいいし、その写し(コピー)作成とか、デジタル画像に移し替えとか、判決文の検索システムとか、そういうのは完全な民間業者がやればいいんじゃないですか?
そんなところに特定利権として天下る必要性なんかないじゃないですか。

裁判記録なんかについても、「オリジナル」さえ出来上がっているのであれば、一度デジタルデータなりにしてしまえば、いちいち何度もコピーしなくても済むじゃありませんか。使いたい人が来たら、データをダビングして渡すとかダウンロードするとか、そういった処理であっという間にできるじゃないですか。

これを、昔の大学の試験対策(笑)みたいに、誰か優秀な人のノートを1ページ毎にコピーするなんていう、人力操作を延々と続けるのって、どう考えてもおかしいですよ。そんなくだらない作業に時間と能力を投入するのを、何の不思議もなく継続していること自体がヘンですって。そういう時代じゃないと思うけど。


多分、iPadみたいな機器というのは、普通の小説や文庫本を読むの以上に、こういう無味乾燥で膨大なデータを「資料庫」のように置いておかねばならないというものについて、代替するのに適しているんじゃないかなと思うよ。

古い文献とか、過去の条文とか、そういうのも、六法全書みたいなのを何十冊も置いておくより、電子データとしてしまえば、楽チンだもんね。「法文書館」をたった一つのデジタル機器で代用できるのって、これこそが意味があるというものだと思うけど。

きっと、何十冊もある百科事典とか、昔の膨大な古い文献とか、そういうのを置き換えることの意味は大きいと思う。自分のバッグの中に、「巨大なデータ書庫」みたいなのを持ち運べるんだから。


なので、司法のデジタル化を推進して下さい。
くだらない天下り先はやめて下さいね。


と思ったら、バカになる、とか書かれていたりする…笑

iPadであなたはもっと馬鹿になる(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース





情報不開示と強行採決に頼るDPJの独善

2010年05月14日 12時58分30秒 | おかしいぞ
今のマスコミは、本当に劣化が酷いですね。公務員制度について、何にも報道されてないんですもんね。それは、官僚サイドからの情報提供がなされてないから、ということなのかもしれません。かつてあった仕組みが、今は機能しなくなったから、ということなのかな、と。

以前であれば、政治面の中身はそこそこあったのに、今は全然ですもんね。薄い、なんてもんじゃない。中身なしの、ペラッペラ。法案の叩き台とか、そういう時点での論点なども殆ど出されてないですよね。これって、官僚側からの記者(クラブ)にレクチャーみたいなのがあまりないから、ということなんですかね?


民主党政権になって、何が悪いかというのは、以前よりもはるかに情報が出されなくなっていることです。昨年にも指摘しました(政策決定過程を可視化すべし)が、決定過程について開示し、議論のプロセスをきちんと出しなさい、とお願いしましたよね?
ところが、今の民主党はそういうのを一切やってないのですよ。本当のブラックボックスのまんま。で、時折、例えば前原大臣みたいに、いきなり「高速道路は~」とか「JALについては~」とかの結果だけが出される、ということなんですね。そうすると、皆が「ええっー!?」みたいに驚くということなのです。

重要な法案の中身についてだってそうです。公務員制度改革の法案の中身がどんなものか、記者たちはきちんと説明できますかね?野党側との違いが何なのか説明できますか?

要するに、誰も知らない、ってことなんですよ。周知されていない。自民党時代にもそういう側面はあったけれども、今ほど情報が少ないということでもなかったかもしれないですね。試しにググってみると、「公務員制度改革法案 天下り」で検索しても、ニュースは6件しかない。うち3件は、赤旗、公明新聞、j-castだし(笑)。


(自民党時代にあったような)党内議論を省く、ということなら、政府案を作っていく段階で情報を開示すべきだし、国会で議論するからいいんだ、ということなら、委員会なりで強硬採決なんかせずに徹底的に国会で議論すべきなんじゃないですか?
少なくとも、自民党時代には、国会提出前の段階(総務会くらい?)、衆院での段階(委員会、本会議採決前)、参院での段階(委員会、本会議採決前)という具合に、報道に接するチャンスが大体3度くらいはあったわけです。だから、見落としていたことなんかがあっても、別な段階で気付くことはあったし、同じような中身を新聞もしつこく報じているということはあったでしょう。中には意図的リークもあって、地均し的な面とか敢えて反対させ潰そうとかはあったかもしれませんが、それでも目に触れるきっかけとしてはいくつかあったと思うのですよ。


ところが今は、全くそういうのが消えている。
殆どが「醜聞」に類するようなものか、同じような話題(例えば普天間問題)を集中して取り上げているだけ。ま、実際、与党のやり方は叩かれて当然というものではあるんだけどさ。

政治主導とかいう、民主党の大上段からの宣言は、結局のところ「政治は酷い」という国民の意識を高めてしまっただけ。だって、単なる「やりたい放題」というのと違いがないんだもの。まるで子供がやっているのと変わりない。

わけの分らん亭主関白のオヤジみたいなもんだ。自分一人で何でもできると思い上がっているんだよ。舞台で言えば、「自分が主役だ、オレは大スターだ」と慢心している人みたいなものだな。裏方の人や黒子役の人たちとか、脇役の人たちがいてくれて、はじめて自分が演技できるってことを忘れているんだよ。会社だって、社長だけでは回っていかないでしょう?
そういう根本的なことが判っていないんだ。


議論がないということを指摘したにも関わらず、改めようとする気がないんですね。かえって意固地になってるのかもしれませんが。

議論がない、と言われて、「強行採決してやる」って、そりゃあ余計に議論を阻害しているんじゃないですか?