いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

さよなら「電力足りない論」

2012年07月23日 14時21分00秒 | 社会全般
電力が足りているというのはデマだ、といったような批判が存在する。

>http://d.hatena.ne.jp/ryoko174/20120722/1342905433


一見すると、きちんとした批判のように思えるわけだが、ここには落とし穴がある。はっきり言えば、誘導、ということである。

5月時点の見通し「2542万kW」を意図的に出すことに、何らの意味もない。

何故この数字を出すのか?
いかにもマイナスになるかのようなイメージを作っているだけである。これは関電が出した数字が正しい、という前提が必要であり、これまで根拠が疑われてきた数字でしかない。

以前から、水力+揚水発電分をわざと低く見積もっている、ということを指摘していたわけである。


4月15日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/e576b6c6f19145f70f846aa08321d080

5月25日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/feb6e149be87ba006b141826cd6cd785


彼らの説明はウソを交えている、と指摘しているのに、その数字が正しいかのように扱うのは不適切である。


水力発電と揚水発電分が増加したのは、原発を稼働させた為ではない。
事前の説明で、数字の誤魔化しが可能だったのがその2つであったからだろう。例年の数字が正確に分かっている運転者(関電側)ならば、両者の合計値がどの程度になっているかは、ほぼ予測できるはずである。逆に、もし分からないなら、事業者失格と言ってもいい。


例年の正確な数字、データが揃っていて、それを公表し正しく説明するなら、3月や4月時点で出してきていた供給力の数字が出鱈目だったことが判明するだけであろう。勿論、5月時点で出した2542万kWという根拠についても同様である。


発電量で見れば、水力発電の方が揚水発電の約4.5~10倍程度多い。4月や5月に限ってみれば、15倍程度は多い。だが、最大電力供給力では、揚水発電の設備容量が大きいので、逆転した数字になることもあるのだ。揚水発電の電力供給はあくまでバックアップ電源であり、逼迫時に使える電力量があればよいだけである。時間が短くてもよい、ということだ。喩えはややヘンかもしれないが、短距離走のスプリンターであればいいということ。水力発電はマラソン選手に近いであろう。


関電の供給力の説明が明らかにおかしいということがどうして分かるのか、ということの理由だが、それは6月の需給を見れば明らかであろう。
今年3月までのマイナス予測もかなりいい加減な予測だったことが明らかとなったが、6月も関電の言う供給力が正しいなら、停電だったはずだろう。


6月5日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/fb485a35d545a78826f04434c973d10a


この記事中でも指摘したが、6月の最大電力は過去5年平均で『2634万KW』、最大値だと『2714万kW』である。
すなわち、原発稼働なしの状態で、2850万kWの供給力(予備率5%水準)が必要ということだ。だが、節電要請すら始まっていなかった。


どうして節電要請がなかったかといえば、それだけの供給力確保が可能であったか、需要がそんなに行かないという予測があった、などということがない限り、需給はマイナスに陥ることになる。
もし供給力が7月より大きい、ということであると、水力発電と揚水発電量は毎年6月に多く、7月には大幅にダウンする、というデータが必要となる。
だが、そんなのは事実ではない。水力発電の稼働率などを調べるべきだろうが、梅雨時期を過ぎると出水率が上がるので水力発電(自流式、貯水式)は多くなることが予想され、発電量自体が多くなるだろう、ということだ。勿論、雨の量によって年ごとで変わるが、6月と似た水準か大抵は7月に発電量が多くなる。


つまり、関電の出した水力と揚水発電の数字は、かなり過少になるように出された数字である、ということだ。そのことで、需給差をより「大きく見せる」ことが可能になり、マイナス幅が大きくなることで原発稼働を正当化する、という目的を達せられるからだ。


そういう数字の誤魔化しを触れず、単に5月時点の数字より多いとか少ないといった議論をすることは、妥当性を欠く。


因みに、原発稼働がないので火力発電がフル回転、みたいな話も出鱈目である。

関電の4月と5月の火力発電の稼働率は、それぞれ66.2%、59.3%だった。火力がフル稼働とかいうデマを拡散している連中が大勢いるが、それこそデマだ。


竹田圭吾は「救いようのないバカ」

2012年07月23日 00時29分03秒 | 社会全般
と言った。

それは、あなたじゃないですか、という話では(笑)。


>http://togetter.com/li/341601

>https://twitter.com/KeigoTakeda


竹田圭吾は、書いている。

「電力足りてるしww大飯動かす必要なかったww」って救いようがないバカだな。


こういう分かったような口を叩く奴に限って、何の根拠もない意見だけ言う。


竹田曰く、
火力8基は発電規模や停止リスクやコストで原発2基と完全にイコールではないし、節電効果を事前に把握するのは不可能ですよ。


完全にイコールではない、って、そりゃあ何だって大体「完全にイコール」なんてものは、この世の中には殆どないわけで(笑)。

竹田が自ら言う「救いようのないバカ」を体現しているのは、火力8基と原発2基について、それぞれの「発電規模」「停止リスク」「コスト」のいずれでも、何一つ具体的数字(データ)を示していないことだ。

一見すると、もっともらしいことを言うわけだが、どれも論証されていない。奴は自分の言い分をただの一つさえも、立論できていないということだ。そのことに気づかないのに、他人の意見をバカと断じる、その姿勢と短絡が本物の愚かさを示している。

悔しかったら、発電規模、停止リスク、コスト、それを明らかにしてみろ。一番簡単なはずの発電規模さえ、数字を出していない(笑)。竹田は自分がバカだから気づけないのかもしれないが、例えば「コストが違う」と断言できるのは、それを確かめた人間だけだ。
違いは、数字を明示できる。データとして出すことが立論の基本中の基本だ。停止リスクも同様。推定されるリスクはどういう数字か、自分が違うと判断した根拠とは何か、その理由提示を行った者は、「停止リスクが異なる」と断言できることだろう。

本物のバカは、誰だと思うか?>竹田圭吾


節電効果を事前に把握するのは不可能、という言い分も、それ自体は間違いではない。
だが、物事を計画したりするとき、事前予測を立てるのは普通であろう。その事前予測の妥当性がどうか、という議論なのであるから、無意味ではないし、完全な数字を把握することが不可能であることをもって、事前予測を否定できる話ではない。

だったら、竹田式論法に従えば、例えば高速道路建設計画を作るとき、利用者数の把握は不可能だから事前予測は無意味だとでも言うのかね?(笑)
竹田の言い分こそ、詭弁と言うのだろ。もっともらしいことを言いつつも、中身がない。議論の基本からして、根底から崩れている、というものだ。

本物のバカは、誰だと思うか?>竹田圭吾


更に竹田は言う。

どこでどれくらい節電できたのかの細かな検証は必要だけど、制限令がかかっておらず、これだけ因数が多い(気温、節電、自家発電、他社融通、火力の故障、燃料調達等)状況で事後的に過不足を言ったって無意味。大飯は再稼働すべきでなかったと思うけど、それは安全規制の手続きが破綻しているから。』


節電がどこでどれくらい、って、そんなの検証する方がかなり困難なのでは?個々の需要家の時間ごとのデータを出せるならやってみ。それで、平年値と比較するか?昨年基準と比べるか?それとも、2010年と比べるのか?
いや、勿論できるならやってもらってもかまわないんだけどさ。それを検証して、どういう意味があると思う?何が分かり、何に役立つか?来年の需要量と節電量の予測が正確にできるようになるとか?(笑)

事後的に過不足を言ったって無意味、と言う人間が、節電量を検証して何の役に立つというのかね?

「制限令がかかっておらず」って、制限令がかかれば節電量が正確に測れるようになるとでも言うつもりなのかね?(笑)制限令の有無は、需給の事前予測の精度を上げるのか?「制限令」って言葉を適当に言ってるだけなんじゃないの?
それと何が違うか説明してみーや。


本物のバカは、誰だと思うか?>竹田圭吾


因数が多い、という話(つーか、因数って意味が分からんが。普通、要因とか言わない?要因の数が多い、という意図だろうとは思うが、因数って言わないんじゃ?)は、これも間違いではないだろうが、論点を理解できていない。


普通に考えれば、需要側要因と供給側要因で分けて検討する。これまで問題とされてきたのは、

・関電の出す供給力が過少
・需要基準とする2010年水準

というものの妥当性だ。

これまで関電が説明に出してきていた2585万kWという水準が、大飯3号機稼動前の「現実の数字」より低かった、ということが指摘されている事実だ。稼動後でも、原発稼動分の効果を除外した数字が、やはり事前説明では過少だったということだ。これは需要側の節電努力や節電量には殆ど関係ない話だ(厳密に言えば夜間需要は揚水発電供給力に影響するようだが、今はその影響は非常に小さいので考えなくてもよい)。


脳みその中の何かが足りない竹田にはまるで理解できない話かもしれないが、節電の効果が検証できてなくても、数字の妥当性について考えることはできる、ということだ。

関電だって、正確な需要量の事前予測を出しているわけではない。
あくまで「2010年の最大値」という、目安となる基準値を示したに過ぎない。理由としては過去5年内の最大値、これをカバーする為ということだ。その理由自体が、全くのウソということではない。

ただ、妥当性を比較検討するなら、2010年値ではなく、例えば2009年か2011年でもよいのではないか、という話だ。正確な需要量を推測できる、なんてことは、誰も言ってない。何故、2010年の数値よりも低い数値を基準とした方がよいか、と問われれば、節電・自家発電・融通等の要因を加味できるはずだから、原発稼動を避ける為の節電協力の意識の高まりがあるから、ということである。

そして、実際、2012年1~6月期では、過去5年内最大値とは合致していなかった、という事実を提示しているわけだよ。むしろ、低めだった、ということを言ってのだよ。
これは、過去の現実。

竹田の言うような節電を事前に把握するのは不可能、なんていう推測の話ではない。


本物のバカは、誰だと思うか?>竹田圭吾


竹田のような、議論にも何にもなっていないくせに、他人をバカ呼ばわりするしか能のない人間が、さも正しいかのような口を叩くという典型だな。

竹田は議論に参加する資格さえないのかもしれない。
そもそもの思考がおかしい。
そうでなければ、バカを断定できんだろう。
自分では、正しいと信じているんだろからな。その自信が全く理解不能。


救いようがない愚か者は、誰なのか。
竹田には分かるまい(笑)。


ああ、ちょっと追加だけど。

20日のツイートで

『数字取れそうだからってとにかくいじめ問題取り上げ続けるマスコミの付和雷同感ハンパない。』

と言ってる竹田が、昨夜のフジの下らん番組(クリステルのやつ)に出てて、思いっきり大津の件を大々的に時間をかけて取り上げていたみたいで、ワロた。

オマエは、そういうクソ番組の中身を批判するなり、コメント求められたら、「数字取れそうだからって、こういう番組中で報道続けるのはおかしい!付和雷同感ハンパない!」くらい言ってやれよ、●●。


ま、竹田というやつは、そういう人間だ、ということがよく分かるというものだ(笑)。