新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

「今年のバカ」トップ10の連中をのさばらせるな!

2020年12月22日 11時44分20秒 | 安倍晋三

2020年新聞部数(abc部数)全国紙は各社半年で10%前後の減少下にもかかわらず、ABC部数の1-6月の部数では朝日新聞と毎日新聞の合計部数を上回っているのが讀賣新聞。
 
もっとも「押し紙」というこの業界特有の悪習が存在するので、必ずしも販売部数分の読者が存在するということはない。
 
それでも讀賣新聞の購読者数は圧倒的に多いため、その報道記事の影響は他の各紙にも及ぶものである。
 
1年ぶりに復活した「桜前夜祭」報道は讀賣新聞が【独自】というタイトルをつけてスクープしたのが、11月23日の朝刊「安倍前首相秘書ら聴取『桜』前夜祭補填巡り 東京地検」であった。
 
その後も3日連続で続報を1面記事として書き続けていた。
 
◆11月24日「安倍氏側800万円超補填か 東京地検『桜』前夜祭 5年間
◆11月25日「『桜前夜祭安倍氏側領収書廃棄か 不足分 周辺者、補填認める
◆11月26日「『桜』前夜祭 安倍氏側 記載方法照会 13年 補填巡り総務省に
 
そして12月3日の朝刊ではついに1面トップで、東京地検が安倍前首相の公設第一秘書を政治資金規正法違反(不記載)で立件する方針を固めたというニュースを特報していた。
 
まるで東京地検から讀賣新聞に特別なリークがあったかの如くの報道ぶりであった。
 
その後朝日新聞や毎日新聞、東京新聞らが後追い記事を書いていたが、まさに「寝た子を起こす」かのような報道で、多くの善良な国民も「その気」になり期待し、中には秘書と共同正犯で安倍晋三も起訴すべきという国民の声を伝えていた。
 
しかし注意深く見ると讀賣新聞は火をつけながら一度だけの社説では安倍晋三におもねたような内容であった。
 
時間の経過とともに、東京地検の本気度は怪しくなり、各紙が横並びに「秘書の略式起訴のみ」という報道にダウンしてしまった。
 
そしてついに、「【独自】「桜」前夜祭、東京地検が安倍前首相を任意聴取…「実態知らなかった」不起訴の公算」という記事によると、公設第1秘書については、週内にも政治資金規正法違反(不記載)で略式起訴する方針らしく罰金で済ませるらしく、当然安倍晋三はまったくお咎めなしということになりそうである。
 
まさに讀賣新聞は「桜疑惑」に関しては「マッチポンプ」の役割を演じ安倍晋三を庇ったというメディアであることが鮮明になった次第。
 
しかし秘書を隠れ蓑に検察から逃げられても、当時の国の最高責任者としての政治責任はまぬかれない。
 
とりわけ国民の代表者でもある国会での数多くの虚偽答弁に関しては政治家としての道義的責任は重い。
 
『事実と異なる』答弁118回 桜を見る会で安倍前首相」 


 
安倍前首相の「虚偽答弁」118回 衆院調査局 桜を見る会前夜祭」(毎日新聞)
 
    
          【毎日新聞より】
           
そしてまたもや新たな告発がなされた。
 
『桜を見る会』前夜祭、弁護士が安倍前首相らを再び告発
  

「桜を見る会」前夜祭、弁護士が安倍前首相らを再び告発
   
安倍晋三と菅義偉の間にどのような暗闘があったかは知らないが、いずれにしても年内に「桜疑惑」に蓋をしたいことは確かであろう。
ろくでもない連中がこの日本を闊歩しており歯止めが利かない状態になりつつある。
 
そんな連中に対しては、作家の適菜収は「それでもバカとは戦え」と、恒例の年末企画「今年のバカ」トップ10を発表していた。
 
【第10位】小泉進次郎
 今年もお茶の間に寒い笑いを届け続けた進次郎。人妻と不倫した際のホテル代を政治資金で支払っていたことが発覚。しかも同時期に復興庁の元部下の女性とホテルで密会、さらにメーキャップアーティストの女性を赤坂の議員宿舎に呼びつけていた。面の皮も厚いが、チンポの皮も厚い。
 赤坂に議員宿舎があるのに年に何回も十数万円級の高級ホテルに泊まっていることを国会で追及されると「大半のものは秘書が宿泊した」と無理な答弁。秘書に責任を押し付けるという点においては、自民党の本流をきちんと引き継いでいる。
【第9位】三浦瑠麗
 スリーパーセル発言などで話題になった陰謀論者。論点をごまかして政権を擁護するのが仕事。5月14日には〈本当は、コロナ自体は当初思ったよりも大きな脅威ではありませんでしたと宣言すべき〉とツイート。当初思っていたより大きな脅威だったから、現在対応しきれなくなってきたのではないか。
【第8位】高須克弥
 脱税事件やナチス礼賛で有名なネトウヨ医者。愛知県の大村知事に難癖をつけリコール運動を始めたが途中で休止。署名集めの請求代表者の1人は署名の「7~8割が偽造だろう」と述べている。
 10月31日に高須は〈全てが僕の予言通りにすすんでいる。当たりすぎて怖い。トランプ勝利。大阪都構想勝利。愛知県知事リコール勝利〉とツイート。妄想の世界に住んでいると最後はこうなってしまう。
【第7位】杉田水脈
 自民党の劣化を象徴するネトウヨ。党の会議で女性への暴力や性犯罪に関して「女性はいくらでも嘘をつけますから」と発言。さらに「そんなことは言っていない」と嘘に嘘を重ね、逃げ切ることに失敗し「事実と違っていた」とブログで謝罪。正確には「杉田はいくらでも嘘をつく」だろう。
【第6位】松井一郎
 大阪市民をだましながら、大阪市を解体しようとして今年も失敗。維新による大阪の医療体制破壊により「ステージ4」は目前となっている。    
【第5位】河井克行夫婦
 2019年7月の参議院選挙をめぐって地元議員らに票の取りまとめを依頼し、報酬として現金を配ったとして元法務大臣の河井克行と妻で参議院議員の案里が逮捕・起訴された。この検察の動きを妨害したのが官邸。「週刊文春」(6月25日号)によると、広島地検の幹部は記者に対し「官邸が圧力をかけて、河井夫妻の捜査をやめさせようとしている」と語っていた。克行は法相に就任すると、知人に対し「法務・検察の上に立った。もう何があっても大丈夫だ」と語っていたとのこと(「東京新聞」6月19日付朝刊)。絵に描いたような悪党ですね。
【第4位】「コロナはただの風邪」バカ
 夏には終息する」などと言いだすデマゴーグや「新型コロナウイルス感染症はメディアが作り出した怪物」と唱える陰謀論者の集団まで現れた。新型コロナ騒動は「バカ発見器」でもあった。
【第3位】菅義偉
 ベトナムで「ASEAN」を「アルゼンチン」と読んで恥をさらしたが、菅は日本語も危うい。かたくなに各種答弁を拒絶するのも、陰険・陰湿という以上に論理的に説明する能力がないからだろう。だからあらかじめ頭に入っている「その指摘はあたらない」「個別の問題についてはコメントを差し控える」といったテンプレートを繰り返すだけ。菅を支持する人も批判する人も、メディアがつくりあげた虚像に流されすぎ。
【第2位】吉村洋文
 「どんちゃん騒ぎを避けろ」と言いながら、不要不急の大阪市解体を巡る住民投票を仕掛け、「嘘のような本当の話」と言いながらイソジンで新型コロナに打ち勝てると「嘘のような嘘」を拡散させた。大阪のコロナの感染状況は最も深刻なステージ4(爆発的感染拡大)に迫ってきた。あんなものを支持するからこういうことになる。 
【第1位】安倍晋三
 桜を見る会の前夜祭に関し、東京地検特捜部は公設第1秘書を事情聴取し、安倍にも要請したが、それとは別に国政調査権を発動し、嘘をついたら偽証罪に問われる証人喚問を急ぐべきだ。北方領土問題、拉致問題、森友問題、桜を見る会問題……。解決しなければ、2021年も確実にロクでもない年になるだろう。

 
今年も安倍晋三に始まり、最後もやはり安倍晋三の話題で終わるのかもしれない。
 
少なくとも来年は「ベスト10」に選ばれた連中が跳梁跋扈させない世の中にしなければならない、とオジサンは思う。  
  

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