ロシアのウクライナへの「侵攻」の様子が連日国内では報道されているが、いずれも似たような映像ばかりで、登場するウクライナ人らしき人物も特定されているようであった。 煽り記事では定評のある夕刊紙では、「プーチンは絶対引かない この戦争は行き着くところまで行く懸念」とのタイトルで、ウクライナ情勢は全く先が読めない展開になってきたにもかかわらず、筑波大教授の中村逸郎(ロシア政治)にこう言わせていた。 「プ . . . 本文を読む
『韓非子』の一篇「難」に基づく故事から生まれたこんな話がある。 「どんな盾も突き通す矛」と「どんな矛も防ぐ盾」を売っていた楚の男が、客から「その矛でその盾を突いたらどうなるのか」と問われ、返答できなかったという。 オリジナルはこんな感じである。 楚人に盾と矛とを鬻(ひさ)ぐ者有り。之を誉めて曰く「吾が盾の堅きこと、能く陥すものなきなり。」と。また、その矛を誉めて曰く「わが矛の利きこと、物において陥 . . . 本文を読む
6月20日、毎日新聞のデジタルコラム「政治プレミア」に「日本はデフレ 消費増税凍結しなければ危機」という寄稿文が掲載された。 内容的には、「景気が良くなったというのは全くの解釈違いだ。『本当にバカか』と私は言いたい」「実質賃金は下がっている」「労働分配率が下がっている」「従業員の給与を増やさず、株主と経営者が自分の懐にいれている。とんでもない話だ」「日本はデフレだ。消費増税は凍結すべきだ」「消費増 . . . 本文を読む
米国の中間選挙結果を巡り、朝から情報番組では米国通の識者による解説と、その他のコメンテーターたちの思惑と、予測が混ざった意見が飛び交い賑やかであった。 トランプ大統領にとっては就任2年目の「中間試験」に相当し、残り2年をさらに勢いを増して、次期大統領選を狙うという意味でも興味深いことだからである。 選挙結果は大方の予想通りに、上院は共和党が過半数を占め、下院は民主党が2年前の屈辱を果たし過半数を奪 . . . 本文を読む