新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

不起訴だからといって潔白ではない安倍晋三の政治的犯罪

2020年12月26日 11時49分35秒 | 安倍晋三

昨日の衆参の議院運営委員会でそれぞれ1時間ほどの安倍晋三による、過去の国会での「虚偽答弁」に対する「訂正答弁」と称する茶番が繰り広げられた。
 
なにしろ予算委員会と同様質問の「事前通告」が求められ、それに応じた「想定問答集」を見ながらの安倍晋三の答弁であった。
 
安倍氏が嫌み混じり『通告がなかった』辻元氏指摘に
 

     辻元清美 vs 安倍晋三 12/25 衆院・議院運営委員会 
   
安倍氏謝罪『うそつき』呼ばわりした立民・黒岩氏に」  

  【ノーカット】安倍総理 野党議員に「嘘つき」
  

【国会中継】衆院議院運営委 安倍前首相が答弁訂正(2020年12月25日)
  
 
【国会中継】参院議院運営委 安倍前首相が答弁訂正(2020年12月25日)
 


その昔、安倍晋三、加計孝太郎とスリーショトに収まっていた萩生田光一文部科学相はこう言っていた。

過去の「虚偽答弁」の訂正と言いながら、実は虚偽答弁の「正当性」を言わんばかりの言い訳に過ぎなかった。
 
「桜疑惑」の最初の火付け役となった共産党の田村智子参院議員の質問がやはり鋭かった。
 

     利益供与の疑惑が一層深まる 2020.12.25
 
田村氏「あなたの私費から最初は出したといい、それを建て替えたと言い換えを行っています。誰が負担すべきものを建て替えたということですか?」
安倍氏「それは、安倍晋三後援会に記載するべきものであったわけでございまして、ですから今回はそのように修正さして、『修正するように』という指導を頂き、修正をさして頂いたわけでございます。」

 
ここで、いつもの毛ば部とる子氏のわかりやすい解説を引用する。
 
安倍国会招致 補てんは後援会か晋和会か」 

「12月25日、「桜を見る会」・前夜祭(夕食会)の費用補てん問題で、安倍晋三前首相が衆・参、議院運営委員会に招致された。
維新を含めた自公の議員は、ある者はこの期に及んで安倍政権の功績を恥ずかしいほどに褒めちぎり、ある者は撫でるような優しい質問を投げかけ、ある者は急所を避けながら注意深く質問した。
野党議員たちは、おしなべて頑張ったと思うが、その中でもやはり安倍氏の天敵とも言える辻元氏の質問は鋭かった。
その中から重要だと思われたポイントを紹介したい。」
 

辻元議員「問題になっていた今年5月27日に提出した昨年分、ホテルニューオータニに補てん分は、260万4908円と出ています。しかしこれを見ていただいたら、『領収書亡失』という届け出を(直近の)3年分やってるわけです。領収書がないのに、なぜ細かい数字まで、3年分なくしてるんですよ。昨年(今年?)の5月に問題になったときも、領収書をなくしていると(亡失届けを)添付しているわけです。・・・なぜ領収書がないのに細かい数字まで書けるんですか。説明してください。」
安倍氏「訂正に当たってはですね、弁護士が当局の指摘を踏まえて訂正を行っていると認識しています。」
辻元議員「領収書がないのに細かい数字が欠けるということは、帳簿があるということなんですよ。総理、確認していただけますか?そしてその帳簿を出してください。」
安倍氏「帳簿というのはなんの帳簿ですか?」
辻元議員「こういうのを裏帳簿というんです。領収書をなくしているのに細かい金額が分かるには、二つの可能性があります。『領収書の宛名が公表できない宛名だったから』その場合は例えば、あなたが代表である資金管理団体の『晋和会』で領収書を切ってたら、晋和会の収支報告書も虚偽になってしまいます。あなたが代表だからその場合は、あなた自身が政治資金規正法第2条2項の違反に当たって刑事責任を問われる可能性があるから、領収書をなくしたことにしているのか。もう一つは、領収書は本当に捨てちゃった。しかし(裏)帳簿があったから細かい数字まで書けている。これは政治資金の流れをフォローしているのとは別の帳簿が、安倍事務所には存在するということです。そうじゃないとここにこんなに細かい数字は書けない。」
安倍氏「そんなものはない、と認識をしております。その上で、いわば、どうして訂正できたのか、ということなんだろうと思いますが、捜査当局の指摘を受けてですね、『このような額に訂正しろ』ということも含めてということで、訂正しているんだろうと。急なご質問ですから私の認識の限りでお答えさせていただいておりますが、その中において、訂正させていただいたんだろうと。」

 
最後に同氏は新たな疑問を指摘しながらこうつぶやいていた。
  
『こういう風にすると不起訴が可能です』と検察のレクチャーがあったかのようにも受け取れる。
これは一体どういうことなのか。
検察もグルなのか。
安倍晋三が想像を超えたウソツキなのか。
秘書の略式起訴が決まって幕を閉じるかと思われたこの事件、展開によっては新たな罪状が湧き出る可能性もある。
目が離せなくなった。」
 
今朝の東京新聞には「アベノウソ アベノフキソで年募る」という川柳とこんな風刺漫画があった。
   
  
やはり安倍晋三には虚偽答弁したら罰せられるという証人喚問で真実を語らせるしかないのだが、真実を語れば明らかに刑事責任に問われることが確実になるので与野党の力関係からは不可能であり、残された道は来年の総選挙で安倍晋三の選挙区の有権者の「嘘つき政治家はいらない」という投票行動に義期待するしかないのだろう、とオジサンは思う。
  

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 安倍晋三は天性の「稀代の嘘... | トップ | 政治やメディアに忖度するテ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

安倍晋三」カテゴリの最新記事